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ハプスブルク家の遺産「シェーンブルン宮殿」を見てきた。

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ウィーンに旅行で行っていたのですが、観光名所としてシュテファン寺院とか、自然史博物館とか様々なものがあると思います。

まりも

ウィーンでみんなが最初に行くところなんてだいたい同じよな?笑

ただ、今回私が最も気になっていたのがハプスブルク家の王宮である「シェーンブルン宮殿」なんですよね。シェーンブルン宮殿に行きたいという人は実際に多いと思うしさ、

観光名所としても有名ですよね。どんなところなのだろう????

もうウィーンに滞在するのは3度目です。

オーストリア、ウィーンという父との思い出。という記事でも書いたけど……子供の頃も行ったし、大人になってからも行った。

ウィーンの街並みでございますっ!

やっぱりシェーンブルン宮殿は外せないよね。

フランスバロック様式のシェーンブルンの魅力を伝えていくよ。

シェーンブルン宮殿への行き方・アクセス

そもそもシェーンブルン宮殿ってどのくらいの距離にあるの?と思いますよね。実はシェーンブルン宮殿って実はウィーンの中心部から程近いところにあります。

シェーンブルン宮殿の近くに「Schonbrunn」という駅があると思いますが、これがシェーンブルン宮殿に最も近い駅であるシェーンブルン駅ですね。

そのままの名前なのでわかりやすいと思います。

まりも

観光者にはありがたいよなぁ〜笑

私は今回、「ホテル・ザッハー」というところに宿泊していたので、シェンブルン宮殿へも短時間で行く事が出来ました。

これがウィーンのザッハー

私の場合は、カールスプラッツ(karlsplatz→ナッシュマルクトとかも近い楽しい中心街の駅)駅から行ったので、6駅でした。

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意外と小さな駅なんだよね

シェーンブルン駅についてみると、こんな感じですね。駅前についてみても、「ここには本当にシェーンブルン宮殿があるのだろうか?」と思ってしまうくらいには寂しい感じの駅でした。

まりも

観光地としての知名度と駅の大きさが比例しないこともあるよねw

ただ、観光客とかも多いですし、現地の小学校の社会科見学の地になっているのかな?という感じでした。

駅前はこんな感じで割とのどかな雰囲気

現地の人たちにも人気のある「シェーンブルン宮殿」ですが、

私のような観光客が行っても、とても魅力的な場所でした。

関連記事:ウィーンの生活に根付く「レイドバック(laidback)」の意味を知れば楽に生きられる。

チケットはシシィチケットがおすすめ

シェーンブルン宮殿のチケットを買うところは入って左手にある「コミュニティセンター」のような場所なのですが、これがまたわかりにくいんですよね。

「どこですか〜」という感じ。

チケットセンター

チケットを買おうと思ったら、自動券売機のようなものがあるので、それを見てみたのですが「日本語」はないので、窓口で英語を話して買いました。

シェーンブルン宮殿に入るためのチケットには様々な種類があるのですが、

  • インペリアル(シェーンブルン宮殿22部屋に入れる)
  • グランド(全ての部屋に入れる)
  • クラシック(シェーンブルン宮殿内の主要6施設に入れる)
  • シシィ(全ての部屋に入れる、優先入場できる、王宮と王宮家具博物館に入場できる)

という感じでした。細かい違いがあるのですが、シェンブルン宮殿の他に家具博物館に入れたりとか、王宮にも行く事ができ、混雑時にも優先的にシェーンブルン宮殿を見学する事が出来るので、

シシィチケットを買えば良いかな?と思います。

まりも

王宮は観光客なら行きたいだろうし?

値段的には結構高くて30€くらいはしたと思う。

ただ、動物園とかには入れないのかな?という。笑

動物園の入口でめちゃ動物の匂いする

これが動物園の入口なんですけど、ここには入れないかも。植物園とかも。

ただ、チケットがなくても、こういう屋台は楽しめますw

こういう屋台ってなんか楽しいよね

この屋台には甘いものとか、お酒とか、コーヒーがありましたね。

ストロベリーのドーナツ

シシィチケットを買ってみたものの、私の場合は思ったよりも混んでいない時期と時間にいったので必要はなかったのですが、普通にサラリーマンの方々が行くような時期だったら混むと思います。

なので、優先的に入る事が出来るシシィチケットを買っておけば良いのです。

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シェーンブルン宮殿の中が凄すぎた

という事で、

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案内板もすごく海外っぽい

こんな感じのところを通って行くと、その先に入り口があります。

少し気難しそうな感じの女性がやっていたのですが、海外ですからそこまで気になりません。

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入場するところです

自動改札のようになっているので、英語が出来ないという人でも簡単に入る事が出来ます。

てか……

何この人!!!笑

ただですね。

ここからシェーンブルン宮殿の写真をたくさん載せていきたいのですが、残念ながら館内では写真を撮る事が出来ませんでした。

まりも

海外だとそのパターンが多いのよぉおおおおお!!!

なので、だいたいどんな感じだったのか?という事をハプスブルク家の家具や衣服等と共に紹介していきますね。

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王家はこんなものを着ていたのかぁ……(ユニクロじゃないんだな←)

個人的にはこれがかなり印象的でした。シェーンブルン宮殿を回ってみると、全体として茶色や金、赤といった色が使われている事が多いんですよね。

まりも

ぼくの大好きな「UNIQLO」がどこにもなくて焦ったぜ。笑

現代でも、高級品って深い青であったり、赤だったりしますけど、こういった感覚は人間で共通のものがあるのかな?と思いました。

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これは別の色ですね。実際に見てみるとわかりますが、かなりの重さがありそうで、外に着ていき、活動的に生活をするという感じには見えませんでした。

ただ、フランツ・ヨーゼフ1世に関しては「1日の睡眠時間が3時間」という状態で、シェーンブルン宮殿の書斎でずっと仕事をしていたという事ですから、これはこれで大変な事ですよね。

まりも

デフォルト睡眠時間10時間の僕には絶対無理です( ˙-˙ )

皇帝というと、楽なイメージを持っていたのですが、実際にはそんな事はなかったのです。フランツ皇帝と言えば、奥さんのマリアテレジアも有名ですよね。

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これさ、日常使いしたらめちゃくちゃ疲れないか?ww

こういった感じのものや、

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上記のような王冠もあるのです。シェーンブルン宮殿の中って全体的にこういった雰囲気のところで、当たり前ですが、かなり豪華な作りになっていました。

また、日本や中国の北京のものを買う事が「オシャレだった」という当時の価値観も不思議でしたね。シェーンブルン宮殿の中には、日本風・中国風の部屋もあったので、

日本人は「こんな部屋もあるのか?」と驚くと思います。

関連記事:聖なる夜の晩餐会「ウィーンのクリスマスマーケット」が素敵でした。

グロリエッテにも頑張って行ってみよう

さて、「グロリエッテにも行ってみよう」なんて言われて、「何それ〜?なんか遊園地とか?」くらいにしか思わないでしょう。

安心してください。もっと高貴な場所でございます。笑

グロリエッテは宮殿の庭園の中で、周りよりも高い位置に建てられた建築物ですね。で、要するに何に使うん?ってことだけど、

宴会だったりとか、朝食ルームに使っていたみたいです。(すごい豪華やなw)

で、グロリエッテに向かうのだけど、その途中には海の神様である「ネプチューン」がいる泉があったりします。

16世紀〜18世紀に流行したデザインだそうな

やっぱりヨーロッパの人は「神話」をどこかしらに入れてくるわよね。笑

日本人感覚だとよくわからないけど。ほんで、ネプチューンの泉の裏の急な坂道を上がって行った先にあるのが「グロリエッテ」です。

自分がおじいちゃんだったら行くの断念するレベルの坂だったわw

本当に行くのがというか、登るのが大変な丘だったので、まりもおじいちゃんは涙目でしたw

登ってみると、こうやってカフェがありました。カフェに入らずにここで休むだけでも、すごい気持ちが良いというか、楽しいですw

ここでみんな撮影大会が始まります

カフェの直前には、なぜか食べ物屋みたいなものがあって……

なぜカフェの直前で客を奪うのか?w

カフェに入ろうとするお客さんをせき止める重要な役割を担っています。

ちなみにカフェには入っていませんが、カフェの中はこんな感じの雰囲気でした。ここでヨーゼフ1世が朝食を食べていたと思うと、震えるな。笑

ヨーゼフ1世もアゴが出ていたのだろうか。(近親者との結婚による弊害)

中はすごく綺麗でした

中の様子は「ツェントラル」というウィーン市内の元宮殿カフェにも似ていましたね。

ウィーンの有名なカフェ「ツェントラル」

皇帝たちの暮らしみたいなものは、私にはちょっと合っていないですね。笑

もう、友達とバカみたいに下ネタ話している方が私の性分には合っているような気がしました。(その程度の人間なんですw)

ちなみにカフェのメニューはこのような感じ。思ったよりも高くないかな?と思った

カフェのメニュー(食事もちゃんとあるのね)

グロリエッテまでは、本当に「え〜?ここですか?ここ歩かないといけないんすか〜?」みたいな感じだけど、行ったら疲れが吹き飛ぶので、

みんなぜひ行ってみてちょ。

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皇族は大変な人生を歩む運命なのだと知った

これは私が今回シェーンブルン宮殿で思った事なんですよね。皇族というと、「お金持ちで良いな」という印象を持っているかもしれませんが、

エリザーベトだって、その子供の多くだって自分が望んだような相手と結婚出来るわけではありません。むしろ政略結婚の方が多いわけなんですよね。

今の私たちは当たり前のように感じている今の生活も当時の皇族からすると、当たり前ではなかったのではないか?と思ったのです。

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こんなに広くて素敵な場所に住んで、

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こんなにも豊かに暮らしているように見えるのに、実は幸せな人生を歩んだ人って少ないのではないか?と思ってしまったのです。

自分の幸せはどこにあるのか?高い給料や大きな家に幸せ等存在しているのか?と思ってしまったのです。

ああ、汚い居酒屋でバカ話できる身分に生まれてよかったな〜〜〜!!

まりもさま!本日のご朝食でございます!!!」みたいな感じで朝食持ってこられたらドン引きしちゃうもんw

雑味がある俗世間の方が私は1億倍好きでございます。笑

関連記事:ウィーンの地下鉄の乗り方が性善説に基づき過ぎていた

技術博物館も近くにあるよ(番外編)

今回はシェーンブルン宮殿に行ってきましたが、シェーンブルン宮殿の駅の裏側にも少し面白い博物館があります。

番外編ということで、少しだけ紹介しますね。

技術博物館です(シェーンブルン駅から徒歩5分くらい)

まじで近い場所にあるので、行ってみて欲しい!(みんなシェーンブルンだけ行って帰るんだもん!!!)

料金は……

  • 大人:14€
  • 19歳未満:無料

となっております。19歳未満無料とか最高じゃん。

これがチケットを購入した後のエントランス

14€を払って中に入ると、最初に見えるのが「お土産屋」でございます。最初から商売かよ〜!と思った私ですが、なんかここの技術博物館というだけあって、お土産屋がちょっと楽しい。

ビリビリ電気が流れるんだぜ?

これ、オレンジのボタンを押さないと電気が流れないっぽくて、「どうするんだろう?」と困っていたら、金髪のお姉様が「こうやるのよ!!!」って教えてくれたw

優しい!

手に電気が流れるとなんか怖い

これ、全然痛くないんだけど、なんかちょっとだけ怖かったりするよね。子供なら泣いちゃいそうw

でも、そんな子供も大丈夫。子供たちは「技術」なんてものには興味がない。単純に「あそびてぇ」という感情しかありませんから。

そんな子供たちの楽園がすぐそばにあります。(滑り台になっていて、子供は何回も滑っていましたw)

子供たちの楽園

で、まぁそんなこんなで中に入ってきたわけですが、ここは「フロア毎」に展示されているものが違います。

1階がエネルギーのフロアになっていたり、生活のフロアがあったり。

下の写真は地球とその周りの星の動きを表したものかな?(軌道が楕円になっていなくて、正確ではないらしい)

昔の人たちが作ったもの

解説もしっかりとあるので、「なーるほど!そういうものがあるのか!へぇ!」みたいな感時で結構楽しめます。

これはですね……ガスランプみたいなものの芯を切るためのハサミです。普通のハサミではないんですよねぇ。面白い!

謎の形をしたハサミでした

あとね、技術博物館はね、カフェで休憩することもできるんですよ。博物館とか美術館って楽しいけど、めちゃくちゃ疲れるじゃん?笑

そんな時でも、こうやって休憩することができるので最高。

コーヒーを飲んで休んでくだされ。笑

シェーンブルン宮殿を回った後に行くのであれば、なおさらカフェ休憩をした方が良いぞw

こんな感じで、ケーキも売っているのでケーキという名の人類最大のドーピングも食べることができまする!

ケーキってやめられない、とまらない〜

また、中には体験できるものがちょくちょくあるので、「ただ見学するだけ」という予備校の授業みたいなことにはならないのが良いですね。(浪人経験者語るw)

子供のように遊んでしまうアラサー

ちなみに、上を見上げると、デッカいロープウェイとかが普通にぶら下がっていたりして怖い。

ちなみにスキーのリフトを開発したのって実はアメリカの鉄道会社「ユニオンパシフィック」なんですよね。そこから派生したものだったりして……?

これ、落ちたらやばいよなぁ

というような感じでシェーンブルン宮殿に行った後に技術博物館に寄ってみるのも良いのでは!!ということで紹介してみましたよん!

Austria航空の模型が何とも可愛い

ではでは、まりもでした。

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まりも(o'ー'o)ワーキングホリデービザでウィーンに住んでいました。