ウィーンに旅行で行っていたのですが、観光名所としてシュテファン寺院とか、自然史博物館とか様々なものがあると思います。
ただ、今回私が最も気になっていたのがハプスブルク家の王宮である「シェーンブルン宮殿」なんですよね。シェーンブルン宮殿に行きたいという人は実際に多いと思いますし、
観光名所としても有名ですよね。どんなところだったのでしょうか?
もうウィーンに滞在するのは3度目です。子供の頃も行ったし、大人になってからも行った。やっぱりシェーンブルン宮殿は外せないよね。
フランスバロック様式のシェーンブルンの魅力を伝えていくよ。
シェーンブルン宮殿への行き方・アクセス
そもそもシェーンブルン宮殿ってどのくらいの距離にあるの?と思いますよね。しかし、シェーンブルン宮殿って実はウィーンの中心部から程近いところにあります。
シェーンブルン宮殿の近くに「Schonbrunn」という駅があると思いますが、これがシェーンブルン宮殿に最も近い駅であるシェーンブルン駅ですね。
そのままの名前なのでわかりやすいと思います。
私は今回、「ホテル・ザッハー」というところに宿泊していたので、シェンブルン宮殿へも短時間で行く事が出来ました。
私の場合は、カールスプラッツ(karlsplatz)駅から行ったので、6駅でした。

シェーンブルン駅についてみると、こんな感じですね。駅前についてみても、「ここには本当にシェーンブルン宮殿があるのだろうか?」と思ってしまうくらいには寂しい感じの駅でした。
ただ、観光客とかも多いですし、現地の小学校の社会科見学の地になっているのかな?という感じでした。現地の人たちにも人気のある「シェーンブルン宮殿」ですが、
私が行っても、とても魅力的な場所でした。
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シェーンブルン宮殿のチケットはシシィチケット
シェーンブルン宮殿のチケットを買うところは入って左手にある「コミュニティセンター」のような場所なのですが、これがまたわかりにくいんですよね。
「どこですか〜」という感じ。
チケットを買おうと思ったら、自動券売機のようなものがあるので、それを見てみたのですが「日本語」はないので、窓口で英語を話して買いました。
シェーンブルン宮殿に入るためのチケットには様々な種類があるのですが、
- インペリアル(シェーンブルン宮殿22部屋に入れる)
- グランド(全ての部屋に入れる)
- クラシック(シェーンブルン宮殿内の主要6施設に入れる)
- シシィ(全ての部屋に入れる、優先入場できる、王宮と王宮家具博物館に入場できる)
という感じでした。細かい違いがあるのですが、シェンブルン宮殿の他に家具博物館に入れたりとか、ホーフブルグにも行く事ができ、混雑時にも優先的にシェーンブルン宮殿を見学する事が出来るので、
シシィチケットを買えば良いかな?と思います。値段的には結構高くて30€くらいはしたと思う。
シシィチケットを買ってみたものの、私の場合は思ったよりも混んでいない時期と時間にいったので必要はなかったのですが、普通にサラリーマンの方々が行くような時期だったら混むと思います。
なので、優先的に入る事が出来るシシィチケットを買っておけば良いのです。
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シェーンブルン宮殿の中が凄すぎた
という事で、

こんな感じのところを通って行くと、その先に入り口があります。
少し気難しそうな感じの女性がやっていたのですが、海外ですからそこまで気になりません。

自動改札のようになっているので、英語が出来ないという人でも簡単に入る事が出来ます。ただですね。
ここからシェーンブルン宮殿の写真をたくさん載せていきたいのですが、残念ながら館内では写真を撮る事が出来ませんでした。
なので、だいたいどんな感じだったのか?という事をハプスブルク家の家具や衣服等と共に紹介していきますね。

個人的にはこれがかなり印象的でした。シェーンブルン宮殿を回ってみると、全体として茶色や金、赤といった色が使われている事が多いんですよね。
現代でも、高級品って深い青であったり、赤だったりしますけど、こういった感覚は人間で共通のものがあるのかな?と思いました。

これは別の色ですね。実際に見てみるとわかりますが、かなりの重さがありそうで、とても外に着ていき、活動的に生活をするという感じには見えませんでした。
ただ、フランツ・ヨーゼフ1世に関しては「1日の睡眠時間が3時間」という状態で、シェーンブルン宮殿の書斎でずっと仕事をしていたという事ですから、これはこれで大変な事ですよね。
皇帝というと、楽なイメージを持っていたのですが、実際にはそんな事はなかったのです。フランツ皇帝と言えば、奥さんのマリアテレジアも有名ですよね。

こういった感じのものや、

上記のような王冠もあるのです。シェーンブルン宮殿の中って全体的にこういった雰囲気のところで、当たり前ですが、かなり豪華な作りになっていました。
また、日本や中国の北京のものを買う事が「オシャレだった」という当時の価値観も不思議でしたね。シェーンブルン宮殿の中には、日本風・中国風の部屋もあったので、
日本人は「こんな部屋もあるのか?」と驚くと思います。
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皇族は大変な人生を歩む運命なのだと知った
これは私が今回シェーンブルン宮殿で思った事なんですよね。皇族というと、「お金持ちで良いな」という印象を持っているかもしれませんが、
エリザーベトだって、その子供の多くだって自分が望んだような相手と結婚出来るわけではありません。むしろ政略結婚の方が多いわけなんですよね。
今の私たちは当たり前のように感じている今の生活も当時の皇族からすると、当たり前ではなかったのではないか?と思ったのです。

こんなに広くて素敵な場所に住んで、

こんなにも豊かに暮らしているように見えるのに、実は幸せな人生を歩んだ人って少ないのではないか?と思ってしまったのです。
自分の幸せはどこにあるのか?高い給料や大きな家に幸せ等存在しているのか?と思ってしまったのです。
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