シンガポールが大好きで、今回2年ぶりにシンガポールを訪れてみました。
シンガポールは東京23区ほどの大きさなので、観光できる場所はたくさんあるものの、一通りは回ってしまったんですよね。
シンガポールのブギスストリートは日本の原宿?若者の街をリポート!あたりでシンガポールについては書いています。

せっかくだからシンガポールからすぐに行くことができるマレーシアのジョホールバルに行ってみよう!と思い立ち、
陸路で国境を越えてみる、というチャレンジをしてみました。
今回は取材メンバーが女性二人だったので、かなり緊張したのですが、
なんとかジョホールバルを観光して帰ってくることができたので、その方法や注意点などをまとめておきたいと思います。
シンガポールからジョホールバルへ
シンガポールからジョホールバルへは少し複雑な手順なのですが
- バスでシンガポールのイミグレーションへ行く
- バスを降りてシンガポール出国審査
- 再びバスに乗り、橋を超えてシンガポールからマレーシアのイミグレーションへ
- マレーシアイミグレーションで入国審査
という手順になります。
行きのバス停
行きのバスではシンガポールの原宿的な場所、若者の集まる街ブギス駅からすぐ近くのQueen St(クイーンストリート)にあるバス停からバスに乗りました。
正式名称は「ジョホールエクスプレスターミナル」です。
高価な腕時計を持っていたら、腕ごと切り落とされて盗まれてた時代がある、という話まであるジョホールバル。
恐ろしい逸話がありますよね・・・
現在はイスカンダル計画という都市開発計画が順調に進んでいて、街も綺麗になってきており、犯罪が減ってきているとは聞いていても、とても怖かったです。
ささっとご飯を食べて行きたかったのでバス停近くのマックで腹ごしらえ。

マックからはこんな感じの景色が見え、
このでっかい「AUSTON」という黄色い文字がバスターミナルの場所の目印にもなります。
この奥がバスターミナルです。
バスターミナルにはライセンスを取得して国境を越えることができるタクシー乗り場もありますが、タクシーでジョホールバルに行くとなると、
片道12$かかるみたいです。

今回はバスで行きますよ〜!
バス停には
- 黄色い車体のCauseway Link(コーズウェイリンク)
- グレーと赤の車体のシンガポール ジョホールバルエクスプレス(星柔快車)
の二種類のバスが止まっています。
料金的には変わらず、本数はグレーと赤の車体のシンガポール ジョホールバルエクスプレスの方が多いらしいのでこちらに乗ります。
(ちなみに帰りは黄色い車体のコーズウェイリンクの方に乗りました)

チケット売り場でチケットを買った上で乗車します。
2018年9月現在で一人片道3.3シンガポールドルだったので、1シンガポールドル80円の計算で約264円。

それ以外にかかるお金はないのでかなり安いですよね。

チケットを買ったらすぐバスに乗ることができました。

結構座り心地もよく、きれいめな車体です。
バスでシンガポールのイミグレーションへ
しばらくはシンガポールの街並みが続きますが、だんだんと周りの景色が木々ばかりになっていき、
渋滞がなければ30分ほどでシンガポールのイミグレーションに到着します。
ここで一旦バスを降ります。
シンガポールのイミグレーションを通過したら橋を渡って
今度はマレーシアのイミグレーションに行かなくてはいけないので、もう一度バスに乗るのですが、
同じ車体に乗るとは限らないので、全ての荷物を持って一度下車します。
チケットを持っていれば別の車体でも、同じ会社のバスには乗ることができるので
チケットはなくさないように!


ここで出国手続きをします。
この日は平日だったので特に長く待つことはなく、10分ほどで出国手続きが完了しました。
ゲートも自動ゲートに人が立っているようなゲートで、
パスポートを機械でスキャンして、右手の親指の指紋をとられて終了。
結構あっさりした出国手続きです。
ここでシンガポールに入国するために書いた入国カードの半券を回収されました。
シンガポール出国手続きを終え、再びバス

イミグレーションを抜けたら再びバスに乗りますが、
乗ってきたバスはシンガポール ジョホールバルエクスプレス、というバスなので、この表示だと多分「SJE」となっているのがそれだと思います。
右に行くとすぐ、先ほど乗ったグレーと赤の車体のバスがありました!
先ほど乗った車体とは違うものだと思いますが、同じ会社のバスなのでチケットを見せたらすぐに乗車することができました。

いよいよシンガポールとジョホールバルを結ぶ橋、「コーズウェイ」をバスで渡っていきます。

バスの中から海が見えます。
シンガポールへはイモトのWiFiをレンタルして行ったのですが、
この橋の途中でWi-Fiが繋がらなくなりました。
予想していたこととはいえ、Wi-Fiが繋がらなくなると不安です…笑
マレーシアのイミグレーションで入国手続き
橋を渡りきったところでバスを下車。
マレーシアのイミグレーションで入国手続きをします。
ここは平日だと30分ほどで抜けられるのですが、
土日だと2〜3時間ほど待つことがあるようです。
暑い日に2〜3時間も待つのは大変ですよね。
ジョホールバルの方が物価が安いので、シンガポールの人が買い物がてら週末にジョホールバルに行くことが多いらしく、土日は混むみたいです。

今回は平日の13時くらいだったので、30分ほどで抜けることができました。
ちなみにこの入国審査の時に「シンガポールの出国手続きでは、人のいるゲートを通ったか、それとも自動ゲートを通ったか?」というようなことを英語で聞かれました。
さらに指紋もシンガポールとは違ってここでは両方の手の人差し指(first finger、index finger)をとられます。
マレーシアは特に入国カードを書く必要がないのでスムーズです。
シンガポールのバス停でバスに乗ったのが12:20。
マレーシアの入国手続きを終えて実際にマレーシアに入ったのが13:35。
約1時間15分で国境を越えることができてしまいました。
陸路で国境を越える、なんてなかなかできる経験ではないですよね。
平日ならさほど時間もかからないし、値段も安い。
さらにマレーシアの物価は大体シンガポールの物価の三分の一なので、ぜひ旅程に余裕があればシンガポールからマレーシアに遊びに行ってみて欲しいと思います。
関連記事:ジョホールバルに行ってみた!
ジョホールバルの拠点はシティスクエア
イミグレーションを通ったら、まずはイミグレーションからつながっているJBセントラル、という駅を目指しました。

表示にしたがって進んでいくと、両替できるところやセブンイレブンがあってちょっとほっとしました。


さらにJBセントラルからつながっているショッピングモール「シティスクエア」というところにまず入ってみます。

至るところに表示が出ているので、とにかくCity Squareと書いてある方向に進んでいけば大丈夫です。

つきました〜!
入ってすぐのところにユニクロがあり、中はシンガポールのショッピングセンターと変わらないくらいきれいです。


今回は女性だけでジョホールバルを訪れたので、治安に不安を感じることもあったのですが、
このシティスクエアを拠点に観光すればそこまで怖くないと思います。
シティスクエア内のお店でご飯を食べましたが、安くてとても美味しかったです。
ちなみにSUBWAYのセットがこんな感じの値段。

2018年9月現在、1マレーシアリンギットが約27円なので、
サブウェイのサンドイッチとドリンクがセットになって約300円。

すごい安い!
お買い物やご飯を食べるのならジョホールバルは最高ですね。
ジョホールバルからシンガポールへ
ジョホールバルも少し観光したのですが、
治安や周辺情報はまた別記事でまとめたいと思います。
帰りのジョホールバルからシンガポールまでのバスの行き方を紹介していきます。
シティスクエアからマレーシアのイミグレーションへ
シティスクエアからマレーシアのイミグレーションは先ほど行きに来た道を戻ればいいのですが
迷ったら「Woodlands」という表示を頼りに歩けば大丈夫です。

ひたすら「Woodlands」の表示を頼りに進んでいくと、マレーシアのイミグレーションに辿りつけるので、
ここで今度は出国手続きをします。
ジョホールバルを観光してきたので、帰りはこのイミグレーションに着いたのが17時頃になってしまいました。
ただ17時でもまだまだ明るかったです。
シンガポールに比べるとやはり治安が良い方ではないので、帰りは明るいうちに帰ろうと思ってちょっと早めに出ました。
マレーシアのイミグレーションで、夕方の時間帯は、マレーシアパスポートの人のところに行列ができていました。
通勤でシンガポールとマレーシアを行き来している人のラッシュ、という感じですかね。
ALL PASSPORTの列はそこまで並ばず、10分ほどで抜けることができました。
コーズウェイリンクのバスに乗車し、シンガポールイミグレーションへ
マレーシアの出国手続きを終えたら、またバスに乗ってコーズウェイという橋を渡り、
今度はシンガポールの入国審査です。
出国審査を終えてからはバスの表示を探してバス停に向かいました。

プラットフォームAとBがありますが、下でつながっているので、どちらで降りても構いません。
ただ、帰りは行きのバス会社と違って、車体が黄色のコーズウェイリンクがわかりやすく、こちらで帰ったので、バス停はプラットフォームBの方でした。

コーズウェイリンクは三種類路線があって、行きにバスに乗ったブギスのバス停に戻るにはCW2に乗らなくてはいけません。
ただ、この時点ではマレーシアのイミグレーションからシンガポールのイミグレーションへ移動するだけなので、
CW1、2、5、どの路線のバスに乗ってもシンガポールのイミグレーションにたどり着くことができます。
わからなくてその場で聞いたのですが、「とりあえずどれに乗っても大丈夫だよ!」と言われました笑

チケット売り場のようなところもあるのですが、チケットはバスの中で買うような形になっています。
行き先によって値段が違うので運転手さんに「Queen Street!」と伝えました。

レシートみたいなペラペラのチケットです笑
値段が3.4マレーシアリンギットだったので、やはり行きのシンガポールからマレーシアにくる時の三分の一程度ですね。(数字は同じですが単位が違います)
約100円くらいです。

シンガポールのイミグレーションに着いたら、またバスを降ります。
行きと同様、同じ車体にまた乗れるとは限らないので荷物も全て持って降ります。
シンガポールの入国審査もスムーズなのですが、
ここで注意点があって、シンガポールは入国するのに入国カードを記入する必要があります。
イミグレーションの手前で入国カードを記入するスペースがあるので、そこでカードを記入してから入国審査です。
今回は自動ゲートではなく、人がいるゲートで入国審査でした。
またシンガポールの入国カードの半券をもらいました。
その後、簡単な荷物検査がありました。
空港でやるような荷物検査と少し似ていますが、それよりは簡単な感じでしたね。
むしろ「ちゃんと検査してる…?」とちょっと不安を覚えるくらいでした笑
再びバスに乗ってクイーンストリートのバス停へ
今度はコーズウェイリンクの中でも「CW2」に乗らないとブギスのバス停につきませんので要注意!
並ぶところのレーンが足元に書かれていたのでわからなくはないと思います。

そこでバスに乗車してシンガポールを30分ほど走り、一番最初にバスに乗ったバス停に着くことができました!

着く頃にはもう日が沈んでしまっていましたが、無事に帰ってこれてよかったです。
マレーシアのイミグレーションに着いたのが17時で、
最終的にシンガポールのバス停に着いたのが19時30分でした。
マレーシアに入国するのに比べると、シンガポールに入国する方が
入国カードも必要ですし、荷物検査もあったりするので、ちょっと時間がかかるイメージですね。
ジョホールバルへは女性だけで行っても、周りにカップルや家族連れも多かったのであまり怖くありませんでした。
とはいえ、やはり海外ですし、シンガポールよりはジョホールバルの方が治安はよくないので気を抜かずに観光した方が良いと思います。
陸路での国境越え、とても楽しかったです!
関連記事:シンガポールであれば、ひとり旅で女性が行っても大丈夫。
では今日はこのあたりで。