バブルの時期くらいからですかね?その時期からだいたい1990年代くらいまでは逗子にリゾートマンションを持つという事がステータスだったと思うのです。
ビルゲイツさんの別荘みたいに数百億という規模では全くありませんんし、別に特別高いというわけでもないのですが、
それでも、逗子にリゾートマンションを持つという事がステータスだった時代があったと思っています。
私も様々なツテで逗子にはよく遊びに行っていたのですが、その時代と今とでは変わってきているんですよね。
今回はそんな昔と今の話をしていきたいと思います。
海もあり、ボーリング場もある逗子
かつては逗子にリゾートマンションを持つ事がステータスだったと申し上げましたが、逗子にリゾートマンションを持っている人がかなりの数いたため、
周囲の環境というものは比較的良かったんですよね。あれは確か逗子マリーナボウルという名前のボーリング場だったと思うのですが、
ボーリングだって出来ましたし、夏になればプールは満員状態。ゲーム場なんかもあって、当時は夜間でも割と盛っていたと思うんですよね。
私もボーリングをしていましたし、海にも行きました。こういった環境だったからこそ、逗子のリゾートマンションというものには大きな価値があったわけですね。
基本的に逗子にリゾートマンションを買う人というのは、海が好きな人が多くて、サーフィンを趣味している人がいたり、
海の家をやっている人がいたり、後は何だろうな。
普通のファミリーで遊びに来るためにリゾートマンションを持っている人も非常に多かったんですね。
逗子のリゾートマンションって基本的には海から近いところが多いですし、海が好きな人にとっては利便性が高く、
リゾート地としてはとても有効な場所だと誰もが思っていたのではないでしょうか?正月なんかに行くと、正月限定のイベントとかもあって、
竹馬をする事が出来た事がとても懐かしいです。今となってはそういった類のものはなくなってしまったと思いますが、
かつての勢いは本当に凄いものがあったのです。
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不良債権化するリゾート権
ただ、その一方で最近はこういった逗子のリゾートマンションの会員権というものが不良債権化するケースもあるのです。
今もそういった制度が残っているのか?という事はわかりませんが、逗子でのリゾートマンションの会員権を持つとなると、
そこには必ず土地の所有権もついてきていたんですよね。つまり、会員権と言いながらも区分所有しているような形になっていたのです。
当時は画期的なシステムだった事、資産の価値が担保されている事から購入者からすれば、大きな買い材料になったのですが、
これが今となっては不良債権化する仕組みを作るものだったと思われている場合もあるのです。逗子のリゾートマンションの会員権が全てこの通りだとはだと思いませんが、
所有権と会員権というものがセットになって売っていたのです。すると、売却する時には土地だけではなく、権利も売る必要があるんですよね。
そうなると、相続が発生してくるため、仮に所有者が死んでしまったとしても、権利を引き継ぐ必要が出てきてしまうのです。
管理費として数万円の値段が取られる事が一般的だと思います。年間でそれだけのお金を払い続けなければいけない状態になってしまったんですよね。
それも相続によってずっと下の代まで続くので、ずっと払う必要があるのです。
逗子のリゾートマンションが不良債権化してしまう状態になってくると、買い手も出てきませんし、売る事が出来なくなってしまっている人だってたくさんいるのです。
土地付きの会員権という大きなデメリットがあるという事に誰もが気がつくのはバブルが弾けてからの事なのです。
バブルは弾け、時代と共に流行は変わる
こういった経験をしていくと、やはり時代は変わって行くものだなと思うんですよね。かつてのステータスであった逗子のリゾートマンションも今では不良債権化してしまっていますし、
経済の流れによって、流行というものは変わって行ってしまうと思うんですよね。北海道の小樽とかも昔は20万人程度の人口があったのに、今では12万人を切るような感じですよね。
時代が変わっていくと、その時にはステータスだったものが後になってみると、不良債権になってしまう事だってあるのです。
綾瀬はるかさんと亀梨和也さん主演の「たった1つの恋」の収録地とかでも当時は疲れていましたし、それだけ有名な場所でもあったのです。
リストランテAOとかを使っていたと思います。それくらい有名な場所だったのですが、今となっては全時代的な様相を纏うようになってしまったと思っています。
という事で、今回は逗子のリゾートマンションについて書いてみました。