先日岩手県に遊びに行ってきたのですが、
妖怪の故郷と呼ばれている遠野市にも足を伸ばしてみました。
都会では絶対に見ることができない景色や、本当に妖怪が住んでいそうだな、と思えるような雰囲気に出会い
昔話がここから生まれるのも納得できる…と思いましたね。
そんな遠野の駅からすぐのところにある「とおの物語の館」というところに行ってきたのでレポートを書いてみたいと思います。
とおの物語の館へのアクセス
遠野駅からすぐのところにある物語の館。
こちらは河童の話のところにいた河童の置物。
今回は遠野にあるカッパ淵にも訪れてみたかったので、
駅前にある観光案内所でレンタサイクルをしましたが、物語の館だけ訪れる場合は駅から徒歩でも行けます。
ちなみに遠野駅は盛岡駅からうまく行けば2時間かからないくらいで行くことができます。
電車で行く場合は、JR東北本線から釜石線直通のものに乗れるかどうかにかかっているので、電車の時間は行きも帰りもきちんと調べてから観光に行った方が良いと思います。
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昔話を身体で感じる昔話蔵
物語の館は大きく分けて
- 昔話蔵
- 遠野座
- 柳田國男展示館
の三つのスペースで構成されています。
昔話蔵では触ったり見たりしながら昔話を体験できるようになっていますが、
実はこの場所はもともと酒屋の蔵だったらしく、そこを改築して作られた空間なので、天井が高く、不思議な空間になっています。
座敷童子や桃太郎、雪女などの昔話が大きなパネルにイラストと文章で書かれており、
目で見て、昔話を体感することができるようになっています。
小さい頃よく読み聞かせてもらったり、わくわくしながら読んでいた昔話がこんな立体で見られると
なんだか懐かしい気持ちになるし、結構物語の細部を忘れていたりして、パネルに書かれている文章を熱心に読み返したりしてしまいました。
意外と大人になって読んでみると「怖いなぁ」と感じる昔話が多いものですね。
子供に危険なことをさせないためだったり、言うことを聞いてもらうために作られた物語あるのでしょうから
恐怖心を煽るようなものもやっぱりあります。
こんな感じで壁に少しくぼみがある場所にソファがあり、そこについているモニターで昔話を聞くこともできるようになっています。
なんだか隠れ家っぽくて楽しい空間ですよね。
鉄?で作られた置物に触れると、影のアニメーションが出るようになっている
触れて体験することができるコーナーもあります。
遠野座で昔話を聞く
館内にある遠野座は劇場型の物語体験施設になっており、
定時になると語り部さんによる物語を聞くことができるようになっています。
雰囲気のある良い劇場ですよね。
物語の館に入館した時に受付の方が遠野座の語り部の時間を教えてくれるので
時間に余裕があれば、語り部さんの話を聞いてみるのも面白いと思います。
大人になってから改めて昔話を聞く機会というのはなかなかないですからね。
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柳田國男展示館
柳田國男は日本の民俗学者です。
旧柳田國男隠居所は、昭和31年1月16日から、昭和37年8月8日に88歳で永眠するまで柳田國男が妻の孝とともに過ごした家で
東京の世田谷区成城にあったものが移築されています。
書斎なんかも見ることができて、とても趣深いですね。
土足厳禁ですが、靴を脱げば屋敷そのものに入ることができるようになっています。
とても歴史ある建物、という感じがしますね。
家の一部がシアターになっていて、柳田國男についても学ぶことができるようになっています。
なかなかこういった家屋に入ることはないので新しい体験をできたようで楽しかったです。
とおの物語の館は遠野駅からもすぐに行くことができるので、
遠野を訪れた時はぜひ立ち寄ってみてください。
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では今日はこのあたりで。