以前アルバイトで入っていた会社が倒産しました。
しかも、いきなり会社が倒産しました。
そんな事あるのか?と思ったのだけれど、倒産ってある時突然起こるものなんですよね。
会社が倒産する時は「実は来月末で倒産しちゃうからごめんね」くらいの猶予はあるのかと思っていたんですが突然倒産しました。
まぁ倒産する前兆があったらみんなすぐ辞めてしまいますもんね笑
社長としては仕方なかったのかもしれない。
私がアルバイトだったので倒産する情報を伝えられたのが最後だったのかもしれません。
それでも月に50〜60時間くらい入って7万くらいは稼いでいました。
そんな会社のグループLINEで倒産が申告されたんです。
社長ではなくバイトリーダーからの連絡でした。
実は何社か倒産した会社を見てきています。
そして倒産する会社には共通した前兆が見られる、ということに気づきました。
今回は倒産する会社の前兆をまとめてみました。
あなたの会社は大丈夫ですか?
営業の仕事がブラックトークだらけだった
あとから考えると会社の仕事内容が本当に詐欺まがいでした。
代理店業をやっていたので商材の営業を上の会社からもらって代理でやっていたんですけど、もうとんでもないブラックトークだらけだったんです。
「購入者にはキャッシュバックがあります」などと言って案内するのに
お客さんからクレームが入らないとキャッシュバックしない、とかですね。
なんだそれ…..。
本当は契約したら必ず送らなきゃいけない資料を送ってなかったりだとか。
会社としておかしいですよね。
営業の仕事はそれなりにお客さんにゴリ押ししなくてはいけないようなところがあるので難しいですが
今でも続いている営業の会社はいいことも悪いこともきちんと話した上で商材を売っていました。
いいことしか話さない営業、というのは結局のちのち顧客が離れていってしまうのです。
一度その話を社員さんとした時に
「他の代理店も同じようなことをしてるから、うちもやらないと成績悪くて切られちゃうし」
というようなことを言っていました。
今思うと、そもそもブラックトークをしなきゃいけないような商材を扱う時点で
ちょっと先が見えていない事業、って感じですよね。
最低時給、給料が変動し、振込が遅れる
営業は獲れ高次第で時給が変動するところも多いと思います。
この最低時給が変動しました。
社員さんの給料も下がったようでした。
これは最初に見込んでた目標に会社の生産性が追いついてないということなので倒産する前兆も前兆です。
さらにのちのち、給料の振込が遅くなったりしました。
いつもは20日に給料が振り込まれるはずなのに、末日にならないと給料が振り込まれないようにルールが変更になった、とか。
給料が遅れるって、つまりどこかからの振込がないと給料を払えない状態、ということだから
もう自転車操業みたいになってるって事なんですよね。
見込みの目標もちゃんと将来を考えて設定してるはずなので高すぎるところに設定はしてないはずなんですね。
なのにそれを切ってきてる現状、ということなんでこれも倒産の前兆だと言えるでしょう。
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シフト・労働時間制限が厳しくなる
自分の営業成績が落ちているわけじゃないのにシフトにはいれる時間が少なくなる。
これは会社が人件費に対しての生産性が低い時にする対策です。
大元の人権費を抑えめにして事業を縮小するんですね。
以前に比べて働いている人が少なくなってきたら倒産の前兆だと思います。
ひどいとリストラなど、よりわかりやすい形になりますよね。
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面談が多くなる
社員さん同士の面談や社長とその近くの人の面談が多くなったりします。
社員の場合は
- 今後どのように働きたいと思っているか
- 現状に不満はないか
などといったことを聞かれるようになります。
会社としても倒産を前に立て直そうと必死な感じなのでしょう。
しかし面談ばかりしている方がかえって倒産まっしぐらな気もします。
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社長が出社しなくなる
これは会社の規模感にもよるとは思うのですが。
うちの場合は在籍が60人くらいで社員が2人、というちいさな会社だったので社長との距離も近かったんですね。
いわゆる典型的な中小企業です。
昔はよく社長も出社していて終業後におしゃべりするダラダラタイムがあったのに最近めっきり社長見なくなったな、ということがありました。
みんなの前に出てくるのが辛かったのか、
資金調達のために奔走していたのか。
社長が出社しなくなった、ということは大きな転機を迎えている証拠なんです。
いくつかの倒産した会社で共通していた前兆でした。
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倒産してから
会社が倒産してから次の給料日がきても給料日にお給料は支払われませんでした。
社員から抗議がすごいあがりました。
そりゃそうですよ……。
でもラッキーなことに生活がかかってたフリーターのアルバイトの人たちが15人くらいで結束して労基に行ってくれて抗議してくれたんですね。
やるじゃん!
会社が破産申立をしてそれが受理されたら国からお給料が少しかえってくる、とのことでした。
労基とは
労働基準監督署(ろうどうきじゅんかんとくしょ、英語: Labour Standards Inspection Office)は、労働基準法その他の労働者保護法規に基づいて事業場に対する監督及び労災保険の給付等を行う厚生労働省の出先機関である。略称は労基署、労基、監督署。労働基準監督署は都道府県労働局の指揮監督を受け、都道府県労働局は主に厚生労働省の内部部局である労働基準局の指揮監督を受ける。(Wikipediaより引用)
倒産して約2ヶ月後、破産宣告
会社が倒産して出勤できなくなってから約2ヶ月後、破産申立が受理されて会社が正式に倒産、破産、しました。
しかしまだ給料支払ってはもらえませんでした。
そこから給料を国に請求しないといけないんですね。
本当だったら会社から支払われているはずだった給料を返してもらうためにいろんな書類を書きました。
税理士さんとか法務事務所みたいなところにまず給料が8割に減っても良いから欲しいという人がどれくらいいるか、という確認で
未納の分の給与明細と名前と住所を書いた書類を期限までにおくりました。
そしてそのあと正式にこれが受理されたら「これくらいもどってきます、いいですか」という書類が来て
また名前と住所と何時間くらい働いたかなどといった詳細を書いて送り返しました。
私は未納分が10万くらいあったので書きましたが
未納が2、3万くらいしかなかった子はめんどくさいって言って申請してない子もいました。
そのお金稼ぐのだって20時間くらい使っているのにもったいないですよね。
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倒産したけど国から給料がもらえた
会社に出勤できなくなってから約半年やっとお金が国から戻ってきました。
8割保証だったので稼いだお金は10万くらいあったのに戻ってきたお金は8万くらいでした。
悲しいですが、そのまま取られるよりは全然いいですよね。
友達はベンチャー企業で働いていて、会社が倒産して30万くらい返ってこなかったそうです。
そんなこともあるんですね。
みなさん会社が怪しいと思ったらさっさと転職しましょう。
最近の転職はエージェント方式が主流になってきていると思うんですよね。非公開求人数が90%を誇る最大手のリクルートエージェントとかでも良いですし。
あとは自分の適正年収を調べることができて、
かつスカウト型になっている転職サービスMIIDAS(ミーダス) なんかだと、今よりももっといいお給料のところに転職できる可能性もあるので試してみてください。
倒産する会社には前兆があるものなんですよね。だからこそ、そんな時には迅速に行動をした方が良いと思っているのです。
では今日はこのあたりで。
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