社会人になって仕事に行きたくないと思いながら仕事に行く人はとても多いと思います。
現に私の周りでも「仕事に対してのモチベーションが上がらない」「早く土日にならないかな」と言っている友達は多いです。
そして一般的には「仕事に行きたくない」というのは甘えで、3年我慢して続ければ仕事にも慣れるだろう、というのが当たり前のことのように語られています。
「仕事に行きたくない」というのは本当に甘えなのでしょうか?
そしてそれが甘えなのだとしたら、そういった感情を我慢して仕事に行くことが「偉いこと」なのでしょうか?
甘えだと思い続けるのは危険
結果からお話しすると
「仕事に行きたくない」ということを「甘え」だと思い続けることはとても危険なことです。
仕事に行きたくないというのは何らかの理由がそこに存在するんですね。
その理由は人間関係かもしれないし、仕事自体が自分に合っていないからなのかもしれないし
それぞれあるでしょう。
それはつまりその人にとってストレスである、ということです。
しかし、そこでそれを「甘え」だと思い続けることは
ストレスの上にストレスを重ねる行為、つまり二重でストレスを感じてしまうことになるのです。
どういうことかというと、
自分のストレスを「甘え」という風に認識する、ということは「仕事に行きたくない」と思う感情そのものを「悪い事だ」と認識してしまう、ということなんですね。
そういった感情が湧き上がってくる自分が悪いのだ、と思ってしまうということなんです。
実際のところは、仕事に行きたくないと思う事は自然に湧き出る感情なわけですから悪い事ではありません。
人には得手不得手がありますし、嫌いなものは嫌いなもので良いはずなんです。
なのに仕事に行きたくないと思う事そのものを甘えだと思ってしまっては自分そのものを否定することになってしまうんですね。
そんな風に甘えてしまう自分が悪い、自分を直さなきゃ、と思ってしまうわけです。
本来は仕事に行きたくないということだけがストレスであるはずなのに
仕事に行きたくないというストレスとその感情を甘え、つまり悪だと感じてしまう二重のストレスを感じてしまうことになります。
人間はストレスを過剰に感じ続ける状態が続くと、何かしらの拒絶反応が生まれます。
うつ病になってしまったり、さらに悪い方向へ進んでしまうと精神分裂病とも言われる統合失調症になってしまうこともあります。
こうなったら一人で生活をしていくことも難しくなってしまうんですよ。
仕事に行きたくないというのが甘えだ、なんて言っていたら自分の心身が壊れてしまいます。
何よりも大切なもの健康でしょう。
それを今一度しっかりと考え直してみてください。
うつ病になりやすい人の性格
仕事に行きたくない、ということは甘えなのだろうか?と悩んでいる人の中にはうつ病一歩手前だったり、
すでにうつ病の初期症状が出てしまっている人もいるかもしれません。
実は自覚のないままにうつ病になってしまっている人、というのが今とても増えているんです。
うつ病になりやすい人の特徴をまとめてみたので該当する人は「自分がうつ病かもしれない」という自覚を持ってください。
また、うつ病は一度なってしまうと数年治らない人もいます。
早めに病院に行く事をおすすめします。
真面目
真面目すぎる人はうつ病になりやすい人です。
- 遅刻
- 早退
- 欠勤
これらのことを、そもそも甘えだと思っていませんか?
もちろん遅刻早退欠勤をすることが良い事ということではありませんし、ないならない方が偉いのでしょう。
しかし自分の体調に合わせて適度に休みをとることは大切なことです。
人間なんですから体調が優れないということも絶対にあります。
そういう時に会社を休めず、頑張ろうとしてしまう人はうつ病になりやすい人です。
八方美人
八方美人の人もうつ病になりやすい人です。
できればみんなに好かれたいと思うのが人間の心理だと思いますが、それは実際のところは不可能なものです。
それを割り切ることができず、仕事場で接する人みんなに良い顔をしようとしていませんか?
そしてあちらを立てればこちらが立たず、という状況になって苦しむのは自分なのです。
嫌われることを恐れていては仕方ありません。
関連記事:職場の人間関係が最悪?早く辞めましょう。
自己責任の意識が強すぎる
会社で起きた問題を「自分のせいだ」と抱え込みがちな人はうつ病になりやすい人です。
ある程度他人に甘える、ということができないと
仕事をする上でも全部きっちり自分が遂行しようとしてしまうのでストレスが溜まりやすくなってしまうんですね。
「他人のせい」にできること、というのは自分を守っていくために必要な事なんですよ。
関連記事:ストレスから逃げまくれば良い
誰もが同じように働く必要はない
社会人になると、誰もが社会に出て仕事をすると思うのですが、あまりにも働き方が統一されているなと思うのです。
誰もが同じように働く事が経済にとっては良い事かもしれませんし、日本はたくさん働く事によって発展してきた国です。
しかしながら、仕事に行きたくないという状態になってしまう人がたくさんいるのであれば、そもそもの労働という概念からしておかしいのかな?と思うのです。
仕事に行きたくないと思ってしまう気持ちは甘えかもしれないと思ってしまう事もあるでしょう。
でも、本当にそうでしょうか?仕事に行きたくないという事は甘えではないと思いますし、それぞれにあった働き方というものがあると思うんですよね。
誰もが同じような働き方をしなければいけないと思っているかもしれませんが、そんな事はないのです。
リクルートエージェントとかを使えば、自分が働きたい環境を選択する事も出来ますしね。それぞれがそれぞれの形で働けば良いのです。
関連記事:仕事で暇すぎるのって実は結構辛い。
環境を変えてみる
仕事に行きたくないという感情が甘えなのか?というところまで思いつめてしまっている人は、
思い切って今の仕事の環境を変えてみる、というのも手だと思います。
環境が変わった途端に仕事へのモチベーションが変わった、という人は私の周りにもたくさんいます。
リクルートエージェントとかであれば、求人数も16万件と多いですし、全国にも対応しているんですよね。

また、年収の交渉代行や、面談日程代行等もしてくれるので、時間がない転職者にもおすすめです。
後は、キャリコネとかを使って、企業の口コミを調べるというのもありだと思うんですよね。ブラック企業なのか?という事がわかるようになっているのです。

また、今もらっている年収が本当に自分の適正年収なんだろうか、ということを調べることができるMIIDAS(ミーダス) なんかも一度使ってみることをおすすめします。

適正年収を調べることによって今の会社から本当に自分の能力に見合ったお給料をもらえるているのか、ということもわかりますし
転職した場合にどれくらいのお給料をもらえるようになるのか、ということもわかります。
適正年収をもし今の会社でもらえていないようなら
そんな仕事に行きたくないと思うのも甘えなんかじゃなく妥当だ、と思えるかもしれません。
参考サイト:MIIDAS(ミーダス)
仕事に行きたくない、というのには必ず原因がありますし、それは絶対に悪いことでありません。
それを甘えだ、と一掃してしまうのではなく、環境を変えてより自分の働きやすい環境を見つける、ということに尽力してみてもいいのではないでしょうか。
では今日はこのあたりで。
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