人生に悩む君へ

発達障害のむずかしさと居場所

先日モデルで俳優の栗原類さんが5月25日放送のNHK『あさイチ』で、発達障害の一つである注意欠陥障害(ADD)であることを告白されました。

反響がよかったとのことで、10月に書籍「発達障害の僕が輝ける場所を みつけられた理由」を販売することも発表されました。

 

今日は発達障害について考えてみたいと思います。

 

発達障害とは

発達障害者支援方によると、発達障害とは自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるものとされています。

 

発達障害の中にもいろんな症状があり、複数の発達障害を持っている方もいらっしゃいます。

 

他人との関わりをうまく保つことができない自閉症ですとか、
集中力が続かない注意欠陥多動症障害だとか、
特定の書く、話す、などの行為がうまくできない学習障害など。

 

発達障害の子どもたち

 

私は発達障害の子どもたちと接する機会があるのですが
本人も家族もかなり苦労をされています。

 

周りの子どもたちに比べるとやはり少し子供っぽいところがあったりします。

 

ただ、発達障害を持っている、というは目立って外見から判断できるわけではないので
「わがまま」だったり「自分勝手」、「気分屋」
という扱いを周りの子どもたちから受けてしまうんですね。

 

仲間はずれにされてしまっていることもよくあります。

決してその子が悪いわけではないし、
そのご両親が悪いわけでもないですから
とても胸が痛むのですが。

 

でも発達障害を持ったお子さんってみんなすごく感受性が強いんです。

 

・発達障害を持っている子どもたちは気持ちが豊か

 

「僕は笑いながら泣くんです!」と言った子がいました。

本当にその通りでした。

 

ものすごくおかしくても泣いていて。

逆に恥ずかしい〜!っていう気持ちの時に走り回ってみたり。

 

感情の表現方法が一辺倒でないというか、
いわゆる「悲しい時に泣く」
ではないんですね。

 

そしてそういう子たちは本当に表現することが得意です。

 

絵を描いたり、
ダンスを踊ったり、
演技をしたり。

 

そういう自己表現がものすごく得意なのです。

得意というか、
他人にない何かを持ってるんです。

 

普通でない、ということは
普通が良しとされる社会で生きるのが大変なこと、ですが
逆を言えば
普通でないのが良しとされる社会で生きることが楽しめる、ということだと思うのです。

 

そして普通でないのが良しとされる社会、というのは
芸術や自己表現の世界だと思うんですね。

 

人と違う、というのが悪いことではなく
個性として受け入れられる世界なわけです。

だから実はこういった芸能の世界では
発達障害を持っていた、という方はとても多いんです。

 

この世界に間違いはありません。
人と違うことがむしろ要求される世界です。
そして頑固であれば頑固であるほどよいのです。
それがぶれない個性になるので。

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発達障害をもった人の居場所

 

先述したように、
学校や社会といった規則がある場所に馴染むのはとても大変なことだと思います。

 

悪いわけではないのに
自分や家族を責めてしまうこともあるでしょう。

 

でも恐ろしい集中力をもっているのも発達障害をもった子どもたちに見られる特徴です。

これはやっている時は本当に周りが見えなくなる、
というものないでしょうか?

 

そんなことをつきつめてみるのはどうでしょう?

 

習い事に通う、というのは一つの選択肢になると思います。

 

習い事、というのは学校や社会と違って
技能を高める場なので
「こう存あらねばならない」というのがあまりありません。

 

もしかしたらすごい才能を引き出すことができるかもしれないです。

 

 

 

私自身、子どもたちと接していてびっくりすることが多々あります。

ハンデにならない社会が必ずあります。

 

居場所は必ずあります。

 

適した場所にもっともっと子どもたちが簡単に訪れることができるような社会になったらもっといいなと思っています。

 

では今日はこのあたりで。

 

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佐藤まんぼう
職業:稼ぐニート(♀)。ごく小さなストレスでも与えてはいけない。ストレスに弱すぎて会社もバイトも辞めて稼げるニートになりました。