転職をする事が最近は普通の事になってきたと思うんですよね。少し前までは「最初に入った企業に一生勤める」という事が当たり前になっていたと思うのですが、
そんな労働形式も変わってきていて、人生で3〜4回程度は転職する事がだんだんと普通になってきました。
経済が安定的に伸びている時は何も心配しなくても企業が潰れる事ってなかったと思うのですが、今の時代はそんな事ないんですよね。
日本の人口は減少し、これからの日本はどうなるのかな?と誰もが思っているようなそんな時代だからこそ、
転職を考える人が増えたのです。ただ、そういった状況の中でも、転職がうまくいかない人っているんですよね。
転職をしようと思っても、転職活動をするも、なかなか思うような企業から内定がもらえないという人って実は多いのです。
今回はそんな転職がうまくいかない人の特徴を書いていこうと思います。私は会社経営もしているので、そんな目線もいれながら、実際の声を書いてみるよ。
前職を辞める理由作りが下手
これは転職でうまくいかないという人の典型的な例だと思いますね。転職をする時ってのはほとんど場合「今の会社に不満があるから」なんですよね。
ただ、それをありのままに転職先の採用担当に伝えるという事はあまりおすすめできません。
前職をやめる理由なんて周りの転職者だって、
相手に聞こえが良いようにいっているんですよね。そんな時に「上司とうまくいかなくて」等、
「あれ?この人はうちの会社にはいっても同じ理由で辞めそうだな」と思われてしまうような理由をいってしまう人は転職でうまくいかない事が多いんですよね。
理由なんて100%本当の事をいう必要はないのです。別に相手に合わせたような事をいってしまっても良いと思うんですよね。
だって、周りだってそうしているのですから。経営サイドの私が言うのはおかしいけどね。みんな100%真実しか言っていないわけではないと思うからさ。
真面目な事はとても良い事なのですが、転職がうまくいかないと思っているのであれば、改善していく事が大切になってくるのです。
どこが悪かったのか?なんで落ちてしまったのだろう?そんな事を考えるだけでも違ってくると思いますよ。
転職がうまくいかないという事で悩んでいるのであれば、まずは前職を辞める、あるいは辞めた理由をきちんと構築していきましょう。
関連記事:転職時に言える自分の強みとは何だろう?
希望する年収が高すぎる
これも転職がうまくいかない人の特徴なんですよね。
確かに年収って大切なものなんですよね。辛い仕事でも年収が高いと「まあ、高い給料をもらっているし、これはしょうがないな」と思えるものなんです。
だからこそ、高い年収を転職先に求めてしまうのですが、これを求めすぎると転職ってうまくいかないものなんですよね。
転職先の年収の提示って「転職直後」の金額なんですよ。だから、実はそこから上がる企業だってありますし、
ほとんど上がらないような企業だってあるわけです。だったら、転職直後の年収が高いのか?という事ではなく、
「転職先の企業がどれだけ成長するのか?」という事を考えた方が良いんですよね。業種などによっては、
構造的に給料が高くならないところだってあるんです。そういったところを見極める事で変わってくる事って実はたくさんあるんですよ。
また、高い年収がもしも希望するのであれば、最初からMIIDAS(ミーダス) 等の転職後の想定年収が算出できるような転職サービスを使って、
転職する方法をおすすめしています。
転職でうまくいかないのであれば、希望する年収への考え方を変えても良いかもしれませんね。
関連記事:転職の時の仕事の選び方
資格を持っていると有利になると思い過ぎている
これも転職がうまくいかない人の特徴だと思うんですよね。転職をする時に資格を持っている事は良い事なんですよね。
宅建を持っているのであれば、不動産業からのウケが良い事は確かですし、証券外務員の資格を持っていれば証券にきちんとした知識を持っていると思われるでしょう。
だからこそ、多くの人が資格の取得に励むわけなんですよね。特に第二新卒として転職する場合とかだとこういったケースって多いのです。
しかしながら、実際には資格を持っている事だけで転職をする事が出来るわけではありません。転職がうまくいかない人が言う言葉として、
「こんなに資格を持っているのに、なぜか内定がもらえない」と言っている人を見かけるのですが、資格ってそこまで重要なものではないんですよね。
プラスにはもちろんなりますが、本当に大切な事はそこではないと思っているのです。自分の強みやアピールポイントして資格というものが役に立つ事はあるかもしれませんが、
それだけでは転職がうまくいかない状態のままなんですよね。
自分自身の本当の強みって実は別のところにある事だってあるのです。リクナビネクストとかでも、グッドポイント診断を使って自分の強みを診断する事が出来るので、
こういったものを使って「自分の強みとは何だろう?」という事をもう一度考えてみる事が大切なのです。
関連記事:仕事での強みと適職を「グッドポイント診断」で研究してみた。
未経験業界ばかりを受けている
転職がうまくいかない原因として「未経験業界ばかりを受けている」という点もありますよね。
「業界経験不問」という会社も存在していますし、業界が違ったとしても、転職に成功する場合も多いのですが、未経験業界ばかりに的を絞ってしまうと、
転職でうまくいかない事が多いんじゃないかな。私の友人は未経験業界への転職に成功していましたが、友人の場合は、
製薬会社から音楽会社に移りました。全く関係のない業界ですよね。でも、これってレアケースといえばレアケースで、
友人も音楽会社以外のところは、製薬会社系のところも受けていたんですよね。だからこそ、転職がうまくいかないと思っている人は、
今、自分が所属している業界と未経験業界を半分ずつくらいの割合で受けるのが理想的なのかな?と思うんですよね。
「何となく転職がうまくいかない・・・」なんて悩んでいる人は、未経験業界ばかりを受けていないか?という事を考えてみても良いと思います。
ただ、自分が新卒として入った業界の事が嫌いで、「もう2度とあの業界には就職したくない」と強烈な嫌悪感を抱いてしまっている場合もあるので、一概には言えないんですけどね。
新卒で入った業界がそもそも苦手だと思うなら、転職がうまくいかない現状を他の方法で打開していくしかないですね。
隠れた優良企業を受けていない
転職がうまくいかないと思っているなら、隠れた優良企業を受けてみるのも良いのではないでしょうか?転職をするとなると、
まず思う浮かぶのが「知名度の高い企業」だと思います。私の周りの友人も、転職サイトの中から「名前を知っている大きな企業」を選んで、
転職をしていましたからね。それだけ「知名度の高い企業」に流れてしまうものなのです。
しかしながら、知名度の高い有名な大企業ばかりを受けていると、転職がうまくいかない事が多いのですよ。世の中には400万の会社が存在しています。
その中で私たちは「有名な企業」だけを見てしまいがちなのです。
そういった企業に入る事を人生の目標にしているような人だっているでしょう。有名な企業に所属する事自体が「ステータス」に思う人だっていますからね。
でも、転職がうまくいかないなら、隠れた優良企業を探してみるのも1つの手段なのではないか?と思います。有名ではないけれど、
健全な経営状態を保つ会社はたくさんあります。事実、私の友人も著作権に関わる「隠れた優良企業」に転職していました。
そして、転職後、彼は幸せに働いているのです。
自分の性格と合わない業界を受けている
転職をする時には「前職での実績やスキルが大切である」という言葉はよく聞くと思いますが、私は前職のスキルよりも、
「自分の性格と業界は合致しているのか?」という部分が非常に重要だと思っています。自分と性格の合わない業界を受けてしまう事って実はあるんですよね。
私の場合には「文具業界」とは本当に縁がありませんでした。面接はしっかりと終えたのに、なぜか文具業界の人とは馬が合わないのか、
内定をもらう事が出来ませんでした。
自分が就きたい仕事には就くべきだと思います。しかしながら、同時に「自分の性格と合わない業界」も存在していると思うのです。
その当時は「文具メーカーに革命を起こしたい!」と鼻息を荒くしていたのですが、内定がもらえず、「なぜ落ちたのか?」という事を考えてみると、
そもそも「業界と自分の性格が合っていない」という事に気が付いてしまったのです。転職がうまくいかない事で悩んでいる人は、
少し違った業界を選択肢に入れてみるのも良いんじゃないかな?
目には見えないけど、皆さんもプライベートにおいて「相性」を感じる事ってありませんか?悔しいけど、あると思うんですよ。
「なんでこんな完璧な面接なのに落ちてしまうのだろうか?」と私も思いました。
その当時は悔しかったけど、それは仕方のない事で、諦めて自分に合う業界を選択した方が良いのですよ。
転職がうまくいかない人は、「自分の性格に合った業界なのか?」を考えてみてください。
関連記事:転職するのにおすすめの業界って何だろう?
転職先の情報を細かく知らない
これも転職がうまくいかない人の特徴だと思いますね。転職って本当に人によるんですよね。うまくいく人は、
いくつもの会社から内定がもらえますし、いかない人は全くもらえないのです。そんな転職がうまくいかないという人が気をつけた方が良い事が、
「転職先の情報を細かく知っておく」という事なんですよね。転職先の情報を皆さんはどれだけ知ってから面接にのぞんでいるのでしょうか?
これって不十分な場合が多いんですよね。新卒として就活をしている時にはしっかりと真面目に相手企業を調べていた人も、
転職になると、途端にそういった新鮮な気持ちを忘れてしまう人が多いんですよね。しかしながら、どれだけ企業を知っているのか?という事を、
相手にアピールする事は、相手の好印象に繋がるのです。転職がうまくいかないのであれば、こういった細かい事から始めてみると良いと思いますよ。
また、最近ではキャリコネ等を使えば、企業の口コミから「相手企業どんなところなのか?」という事を理解できるようになっているんですよね。
だからこそ、積極的に使ってみる必要性があると思っているのです。
という事で、今回は転職がうまくいかない人の特徴について書いてきましたが、どうでしたか?転職がうまくいかない事には、
やはりきちんとした理由があるものなんですよね。
でも、そこさえ直せば転職がうまくいかないという現状を変える事だってできるようになるんですよね。
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