高利回りの投資を狙っている人って結構多いと思うんですよね。銀行にお金を預けても、ほとんどお金は増えないんですよね。
そればかりか年間のインフレ率を考えると、だんだん資産が減ってきているような人がほとんどではないでしょうか?
だからこそ、高利回りの投資商品を投資先に考えている人っているんですよね。しかし、高利回りの投資ってリスクもあるんですよね。
そこを考えた上で投資をしなければいけないのです。
なぜ高利回りの投資なのか?を考える
これは重要な事だと思います。
高利回りの投資って実際にあるんですよね。外国の債権や地方の不動産への投資等は高利回りの投資があるんですよね。
ただ、高利回りの投資ってなぜ高利回りなのか?という事を考えた方が良いと思うんですよね。
高利回りには、はっきりいってリスクというものがあるんですよね。例えば、私は主として不動産投資分野が専門なので、
不動産投資だと、
- 駐車場がない
- 上水道が通っていない
- 雨漏りの危険性がある
- 現状全空室
こういった事があるんですよね。こういった事があると、確かに高利回りになるのですが、リスクがあるんですよね。
購入したとしても、結局は入居付けがうまくいかなかったりとか、修繕費が多くかかってしまう等の事態が起こってしまう事があるんですよね。
海外の債権にしてもそうです。1度デフォルトしているような国が発行している債権は高利回りの投資になっているんですよね。
なぜか?
「以前もデフォルトしたからこそ、次もするのではないか?」という恐怖があるからなんですよね。財務基盤がしっかりしていないような国も実は多いんですよね。
そういった国への投資は確かに高利回りになりますが、そこには理由というものがあるのです。その理由を聞いてもなお、リターンの方が大きいと思うのであれば、
買ってみれば良いと思います。
為替の変動リスク等もあるので、海外系の資産だとそういった点からも考える必要性がありますね。
高利回りの投資を買うだけの知識があるのか?
これは思う事なんですよね。
高利回りの投資商品を買いたがる人って多いんですよね。欧州復興債や、アルゼンチン債権などの高利回りの商品への投資を考える人っているんですよ。
ただ、ここで重要なのは「投資するだけの知識を本当に持っているのか?」という事なんですよね。投資するだけの知識を持っていないにも関わらず、
投資をするという事は非常に危険な行為だという事を認識しなければいけないのです。
例えば、高利回りなロシア債を買ったとしても、結果的にルーブルが暴落してしまっては投資としても意味もなくなってしまうんですよね。
つまり、債権1つとっても、為替の変動も考慮しなければいけないのです。そういった知識も皆さんは本当に持っているのでしょうか?
これって考えてみると、意外に持っていないものなんですよね。なんとなく高利回りの投資だからという理由で買っている人が実は多くいるのです。
でも、それだとリスクが高くなってしまうんです。
自分が何をしているのか?がわからない投資って必ず損をするものなんですよね。
高利回りの投資をするならポートフォリオ的視点が重要
これなんですよね。
高利回りの投資をするのであれば、高利回りは投資のリターンだけを考えるのではなく、投資金の保全という事も視野にいれた方が良いんです。
そうしないと、せっかく高い利回りが出ても、結局は売買の時に損が出てしまって、利益を生む事ができないわけなんですよね。
だからこそ、適切なポートフォリオを組む必要性があるんですよね。債権と株を持ったりとか、不動産投資をしたり等の分散投資が基本になってくるかと思います。
最近では、クラウドバンクを使えば、代替エネルギーにも投資する事ができるようになりましたしね。高利回りの投資を考える時には、

そういったポートフォリオ的な視点からの考慮も必要になってくるのです。
個人的には最近はクラウドクレジット

等の貸付型のクラウドファンディングを使って、新興国に対する投資もできるようになっているので、そういったところに挑戦してみるのも選択肢としてはあるかと思います。
確かに、日本に投資するという事も大切な事だと思います。しかしながら、今後の人口減少の中で、先進国としての地位を維持していく事ができるのか?
というと、不安要素は多いんですよね。特殊出生率が2.08を切っている時点で、人口の維持というものは不可能になってしまうのです。
日本だと、これを下回っているんですよね。
だからこそ、日本以外にも投資する事によって、資産を保全する事も大切だと思っているのです。他国だと、まだまだ高利回りな投資商品というものがあります。
そういったところも、リスクとの天秤にかける事によって、投資対象になってくる場合もあるんですよね。
という事で、今回は高利回りの投資について書いてみました。