会社に入って新入社員として働くようになって会社のいろんなことに疑問を抱くことって結構みんなあると思うんですね。
学生の時と違って、会社には上下関係もあれば、そこに直接的にお金が絡んでくるようになりますから
思ったことをそのまま口にすることのできないジレンマもあると思います。
新入社員なのに会社を辞める、という選択肢がよぎる人も少なくないでしょう。
むしろ新入社員の方が、会社を辞めることを考える機会は多いのかもしれません。
世間的にはとりあえず3年は我慢しろ、と言われていますが
私はむしろ会社が合わないなら新入社員でもなんでもさっさと会社を辞めた方がいいんじゃないかと思っています。
そしてとりあえず3年、という言葉には恐ろしい罠が隠されているんです。
今日は新入社員が会社を辞めることについて話します。
なるべく早く辞めるのがいい理由
会社にはなるべく長く勤めた方が給料がよくなるというシステムもありますし、継続できる人の方が評価されるのが世の常です。
でも効率的に考えると、新入社員のうちに辞めるなら辞めた方がいいんです。
むしろ早ければ早いほど辞めるのが楽でしょう。
研修費用がかかってる
新入社員のうちはとにかく研修研修の毎日だと思います。
どんな仕事をするのか、ということを上司がついて教えてくれるのが長いと数ヶ月、半年、と続く会社もありますね。
その研修には莫大な費用がかかっています。
単純に考えて、研修指導をしてくれる上司は仕事をきっちり把握していてある程度仕事のできる人がついてくれてるわけですから
その上司の働く時間を削って研修をする、ということは会社にとっては損ですよね。
会社に利益を生むことができる上司の時間を使う、ということはその上司の給料分まず研修費用を新入社員に払っている、ということなんです。
もっと言えば、新入社員として入社してくる前にもお金はかかっています。
説明会を実施したり、面接をしたり、いわゆる採用に割く時間、労力ですね。
ここでもずいぶんとお金を使ってもらっているんです。
そして新入社員として研修をしているうちは会社にとっての利益を生むような仕事はまだできないですよね。
それでもちゃんとお給料を払ってくれてるわけですから、将来の利益を見込んで今は利益にも何にもならない新入社員にお金をかけてる、ということなんです。
どうせ辞めるなら、さっさと辞めた方が会社のためにもなるんです。
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日を追うごとに辞めるのが迷惑になる
新入社員の研修を受ければ受けるほど、できる仕事は増えていくはずです。
そしてその覚えた仕事によって、上司はきっと「ここまでできるようになったらこれを任せることができるな」という計画を立て始めると思うんですね。
上司も今まではほぼ研修だったけれど、それをどんどん新入社員が仕事に活かせるようになってホッとしてくるようなところがあると思うんです。
なのでできるようになる仕事が多ければ多いほど会社にとっては「せっかくここまで育てたのに」という気持ちが強くなるんですね。
任せようと思っていた仕事を、じゃぁ誰がやるのか、といったらきっとその上司が引き受けることになるんです。
だったら仕事を覚えていないうちに辞めてしまった方がいいんですよ。
人間関係
長く会社に勤めれば勤めるほど、人間関係もまた親密になっていってしまいますよね。
会社での飲み会に参加する機会も多くなるでしょう。
そして仕事上の付き合いで飲み会にいくことに辟易してしまう新入社員も多いでしょう。
関連記事:飲み会で説教をする上司の心理
人間関係が深まれば深まってしまうだけ会社を辞めるのも億劫になってきます。
私の周りでも、仕事やバイトを辞めたいのに人間関係を考えて辞められない、という人がたくさんいます。
でもその会社をいざ辞める、となったら会社を辞めてしまってからも付き合いがあるような人なんてなかなかいないと思うんです。
特に新入社員のうちに会社を辞めるなら。
だったら人間関係のことを考えて辞めるのを躊躇する段階になる前にさっさと辞めてしまった方がいいと思うんですよね。
最低3年、の罠
新入社員は仕事が辛くても最低でも3年は会社に勤めるべき、ということはよく言われることですが、
あれは仕事の辛さに慣れさせて感覚を麻痺させるための呪文だと思っています。
どんなに辛くても3年経てば麻痺してくるだろう、わからなくなってくるだろう、というやつなのです。
そこまで我慢する必要はありません。
もちろん3年以内で辞めることによって、転職しようとしても大企業に転職する、といった選択肢は消えてしまうと思います。
「転職して大企業に行きたい!」という人は3年我慢も必要かもしれません。
でも、「今よりも自分に合う仕事を見つけたい」という思いから会社を辞める、転職をする、という選択肢を選ぶなら
3年我慢することはむしろ無駄な時間になってしまうと思います。
転職するなら
中小企業なら新入社員でそうそうに会社を辞める、という人でもかなり転職の窓口が開けています。
例えば、最近はリクルートエージェント等のエージェント方式の転職サービスが主流になってきていると思うんですよね。

年収交渉や面接日の調整まで全て行ってくれるのです。非公開求人も75%以上ですしね。

こういったサービスを使って、会社を辞める前から転職活動をする、というのもありですよね。
会社がなんだか自分に合わないな、と感じたら早急に仕事を辞めることをおすすめします。
では今日はこのあたりで。