エンジニアになりたい人って昔に比べて増えて来ているように思うんですよね。
昔はエンジニアなんて別に良い仕事だという認識もなかった。でも、今って何か違って来ているように思うんです。
私の周りの若い人でも、エンジニアになりたいと思っている人も実はたくさんいるのです。そういう人は、オンラインでプログラミングスクールに通って、
自分のサービスを開発したりとか、iosアプリを開発したりと自分で何かを作っている人がいるんですよね。
でも、なぜ今になってエンジニアになりたいと思う人が増えたのでしょうか?今回はそんな事について書いていこうと思います。
働く場所を選べるためのツールになったから
これはエンジニアになりたいと思う人が増えた理由の一つだと思うんですよね。
「ノマド」という言葉が流行ったのが少し前の事ですがありましたよね。こういった場所を選ばないような働き方って
昔は全く知られていませんでしたし、そういった働き方をしている人って少なかったと思うのです。しかし、
最近はノマドというものが注目されるようになった事で「私もこういう場所を選ばない仕事をしたい」と思う人が増えたと思う。
そして、その象徴がエンジニアだったと思うわけ。
エンジニアになりたいと思う人が若い世代を中心に本当に増えて来ています。昔は高学歴な人たちといえば、「官僚になる」か「大手企業に就職する」のが当たり前だったと思います。
でも、今は東大を出ていても「ITベンチャーで働いて一流のエンジニアになりたい」と思う人がいるんですよね。
私の友人の東大生でも、そういった人っていましたからね。
実際にある事です。
エンジニアになりたいという気持ちを実現させれば、確かに場所を選ばずに仕事をする事が出来るんですよね。
フリーランスのエンジニアを支援するような仕組みだって今はありますし、そういった点でいうと、どんどんエンジニアになる事によって、
仕事がしやすくなっているような所があるのです。
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エンジニアがかっこいいと思われる時代になった
エンジニアというと、少し前までは「大変で給料の低い職業でやりがいのない仕事」のように思われていたと思います。しかし、今となってはパラダイム自体が変わり、
「エンジニア」というだけで「かっこいい」と思われるようになったのです。最近は女子大生でも学生時代のインターンがきっかけでプログラミングを勉強し、
そこから起業したという人だっています。そして、そういった人たちが「憧れの対象」になっているのが今の時代なのですよ。
そういった憧れの存在がいるだけで、「エンジニアになりたい」と思うのは当然の事なんですよ。なりたい職業ランキングに入るものって、メディアで取り上げられる身近な職業ばかりです。
キラキラした目をして、未来を語るエンジニアがメディアに出ていたら、「自分も同じようにエンジニアになりたい」と思うものです。
これまではプログラミングってオタクのやるものだったのに、それがだいたい「堀江貴文さん」とか「ひろゆきさん」が有名になったくらいから変わってきたような気がします。
それまでは、「Javaって何?PHPが良いの?何だかわからない」みたいな状況だった。
でも、堀江さんとかひろゆきさんが出てきたあたりから徐々にエンジニアになりたいという人が増えてきて、今はエンジニアという職業が「憧れの職業」になっていると思う。
私も小さな頃からプログラミングの勉強をしていたわけではありません。周りに魅力的なエンジニア、憧れるエンジニアが出てきたからこそ、
「同じ土俵で戦っていきたい。」という気持ちを持ってプログラミングの勉強を続ける事が出来たのかな。
かっこいいエンジニアが新しい時代のエンジニアを作り出し、新しい時代のエンジニアがまた次の時代のエンジニアを作り出す。そんな循環が小さく起こっているのだと思う。
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生き残って行くためのツールになったから
これはあると思うんですよね。これも少し前までは、エンジニアになるという事と生き残って行くというワードが結びつく事ってなかったんですよね。
しかし、今はエンジニアの需要がとても高い状態になっているんですよね。これからはAIやVRの発達により、
より多くのエンジニアが必要になってくるのです。
だからこそ、これからの時代を生き残っていくために、エンジニアになりたいという人が実際にいるんですよね。
転職時に役立つエンジニア職
これはあると思いますね。先ほどもいった通り、エンジニアになりたいと思い、実際に実行する事でプログラミング技術というものは間違いなくあがっていきます。
そして、ある程度のスキルがあると、「どこの企業からも引っ張りだこ」という状態になるんですよね。
実際に私も知り合いのエンジニアの話を聞いてみると、今は「iosエンジニアが全然いない」という事でした。Swiftへの移行期でもあるので、
そういった事が影響しているんですかね。だからこそ、プログラミングが出来れば、転職しやすいのです。
プログラミングになりたいという感情は継続的な収入をもたらしてくれるのです。
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起業するためにエンジニアになる
これもあると思いますね。
起業に興味がある人って実は最近増えて来ているように思うのです。最近はクラウドファンディングがあるので、
起業は多少身近なものになりましたが、それでも原価が少ない高利益体質の企業を作る事って難しいんですよね。
また、最近はあらゆる産業が成熟してしまったため、同じような事業をおこしても成功する事が少なく、
イノベーションを起こしたり、0を1にするようなアイデアを発信していかなければならなくなっているんですよね。
そういった環境の中で、アイデアを形にする事が出来るのが、プログラミングだと思うのです。起業したいからこそ、
エンジニアになりたいと思っている人って結構いると思いますよ。
最近は未経験でもエンジニアとして就職出来ますしね。未経験から育ててくれるようなところもあるんです。
そこからウェブサービスを作って独立したいと思っている人も多いのではないでしょうか?
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エンジニアの年収自体が高くなってきたから
エンジニアというと、ひと昔前までは「高給取り」というイメージではなく、「辛い薄給の仕事」だと思われて来たと思います。
しかし、今はエンジニアの年収自体が高くなって来たんですよね。だからこそ、エンジニアになりたいと思う人の数が増えて来ているのかな?と思うのです。
時代が変われば、主たる職業だって変わりますよ。Googleが出来たのだって、1998年でしょう?意外と最近のことなんですよ。
エンジニアは今の市場において不足していて、2020年には「60万人〜80万人」のエンジニアが不足すると言われています。
これから先、エンジニアという職業は慢性的な供給不足の状態になるんじゃないかな、と思います。ラリーペイジとか、ウォズニャックみたいな人が現れたら、面白いなあ。
生活の様々なシーンで活用されるIT技術ですが、根本を支えているのは「エンジニア」なんですよね。エンジニアになりたいという人は増えて来ているものの、
人口減少とエンジニアの需要大により、エンジニアが不足してきているのです。結局、年収というものは「需要と供給」で決まるものですから、
今、「エンジニアになりたい」と思い、勉強する事自体は、市場的にも非常に優れた決断なんじゃないかな?と思います。
年収だけを追い求める事だけが正解ではありませんが、自分の市場価値を高めるためには「需要が多く、参入者の少ない技術」を選ぶ事が大切です。
誰でも出来る仕事の価値というものは減少していく一方で、エンジニアの価値は(選択する言語によっても異なりますが)上昇していくのです。
cobolとか選択しても困るけどね……。いや、逆に狭い層に需要があるのかな……。
プログラマーは35歳が定年って言うけどさ。でも書いた通り、エンジニアには35歳定年説なるものがあります。
でも、これから先は変わっていくと思いますし。
エンジニアになりたいと思う事が出来る環境にいる事が羨ましいです。私は大学生から始めたので、もう少し早くからプログラミングを学習したかったな。
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一生楽しむ事が出来るツールだから
ハッカソン等に参加する事も出来ますし、起業しても良いのですが、エンジニアになる事によって、一生楽しむ事が出来るという側面があると思っているのです。
プログラミングは一生楽しめるエンターテイメントです。
普通に営業職とかをしていると、定年になったら社会に出て働く事ってなかなか出来ないものなんですよね。
でも、エンジニアになりたいという夢を持ち、実際にプログラミング言語を学ぶ事が出来たらずっと面白い事をして過ごす事が出来るんですよね。
だからこそ、エンジニアになりたいと思う人が増えたという事もあると思うんですよね。プログラミングって一生かけて使う事が出来るものなんですよ。
高齢でも現役のエンジニアって多いんですよ。80歳のおじいさんになっても、「わしがプログラムを書いてやろう」なんて言えたら、めちゃくちゃ格好良いよね。
終身雇用が普通ではなくなった今だからこそ、そして寿命が長くなった今だからこそ、エンジニアになりたいという人が増えたのです。
100歳でも働く時代になっているかもしれないよ。
最近だと、テックアカデミー 等のオンラインスクールでメンター付き、チャット相談付きでプログラミングの勉強も出来ますしね。
ラインナップ的にも、
- Java
- PHP
- Ruby on rails
- unity
に加えて、Githubの使い方についても教えてくれますからね。Gitを使うのは開発では必須ですが、私の場合は独学だったのでとにかくわからなかった。
マージって何?プッシュ?コミット?全てが謎。エンジニアならGitを使って、共同開発をするからね。必要なんですよ。
そう考えると、今はそういったIT学習インフラが整って来ているのも、エンジニアになりたいと思う人たちにとっては、良い風になっているかと思います。
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