皆さんは自身のお金をどこまで運用していますか?
自分の給料がいくらか?と聞かれてすぐに答えられる人はいても「資産運用はきちんとしているの?」と聞かれて
「しています!」と言える人って実はとても少ないと思うんですよね。
お金を運用するのは資産家だけで、「自分には資産運用なんて関係ない」と思い込んでいるのです。
資産運用と言えば、「信託か?」というくらいの知識で、それ以上は何も知らない。無関係な世界だと思っている。
でも、これからはお金の運用をしていく人が増えていく時代だと思うのです。
なぜでしょうか?
年金では安心出来なくなった私たち
政府債務は増え続け、年金だって将来支給されるのか?という事自体が疑問視されてきていると思うんですよね。
政治家は「将来について」なんて考えないんですよ、基本的には。「自分たちの世代にとって良いことなのか?」ということについてしか考えない。
だから、「負債は将来の世代が払えば良い」というスタンスでここまでやってきてしまった。
少子化だってこれからはどんどん進んで行くんですよね。移民を受け入れない日本は超高齢化社会に突入していきます。
中国も、アメリカも、イタリアも、「高齢化先進国の日本はどうなるのか?」と実験台を見るように見守っている。
それくらい高齢化しているのが今の日本。
そのため、一人当たりで支える老人の数が多くなってしまい、結果的にそれを少数の若者で負担しなくてはいけなくなってしまったんですよね。
だからこそ、将来の年金が不安でお金の運用をする人が増えて来ているように思うのです。昔は年金があるからこそ、
老後の生活を心配する事がなかったのですが、それもだんだんと変わって来て、お金の運用を個人でもするようになってきているのです。
皆さんの周りでも「年金って本当にもらえるの?」と疑問に思っている人って多いと思うんですよね。そういう人って実はたくさんいるのです。
だからこそ、私は誰もがお金の運用をするような時代になると思っているのです。
銀行の金利なんて1%にも満たないじゃないですか?だったら、自分で運用したほうが良いんですよね。これからの銀行の在り方も変わって来るように思います。
関連記事:資産運用はポートフォリオ視点が大事
お金の運用の仕方を知らない私たち
ただ、お金の運用が必要だとわかっていても、金融リテラシーがそもそもついていない私たちがお金の運用をする事って難しいと思っていると思うんですよね。
最近だと、不動産投資でお金の運用をしようと考える人もいるかと思いますが、不動産会社には騙すような手法を使っている人もたくさんいるのが現状なんですよね。
ワンルームマンションとかを買わせてサブリースで一括借り上げをする業者とかもいるのですが、
これって本当はお金の運用になっていない事も多いんですよね。
アパート経営で老後も安心?それ騙されています!という記事でも書きましたが、騙されている事が多いんですよ。
だって、考えてみてください。本当にお金の運用が出来るのであれば、自分たちが買っているはずなんですよ。
もらっている給料でローンを組んで新築でアパートを建てて、サブリースで運用したら良いじゃないですか?そういった事をしないという事は、
本人たちが「これは儲からない」とわかっているという事なんですよね。
適切にお金の運用をする事ができないのは、そもそもお金の運用に関する知識と経験を持っていないからなんですよね。
資本による収益はどうやって出るのか?どのくらいの利回りが適切なのか?という事すらも教育されていないのが、私たちなんですよ。
それでも、お金の運用を自分でしなくてはいけないような状態になっているからこそ、問題が表面に出て来たのでは?と思っているのです。
お金の運用の仕方というものを私たちは学校では教わりません。大人になってから必要に迫られて投資をするわけです。
しかし、金融リテラシーのない人たちが投資をしたところで成功するわけがないんですよね。お金の運用をする時にはきちんとした勉強をしていく必要があるのです。
運用の仕方を知らないのであれば、東証セミナーとかもありますし、いくらでも学ぶ方法はあるのです。そういったものを使って、
誰もがお金の運用について学んでいく必要があるのです。
関連記事:不動産投資で利回りって大切なの?
今は運用先を自分で適切に選ぶ時代
これはあると思うんですよね。
確かに、私たちは適切なお金の運用方法を知らないのです。株をやれば良いのか?それともFXをやれば良いのか?そういった事もわからないんですよね。
そこで、最近話題になっているのが「クラウドバンク」等の代表されるような融資型のクラウドファンディングなんですよね。
例えば、風力発電に投資するんですよ。

だいたい平均でいうと6%〜7%くらいの運用利回りを得る事が出来るんですよね。
東京の不動産の利回りで言うと平均で5%〜7%くらいなので、不動産を買ったのと同じくらいの運用利益が出るんですよね。
こういったものを活用してお金の運用をしていくような時代になってくると思うんですよね。
お金の運用がわからない人って最初は少額で投資した方が安全なんですよね。
1万円〜の小口投資をする事が出来ますし、お金の運用の初心者には良いと思うんですよね。
そして、こういった仕組みがだんだんと広がってきて、誰もがお金の運用を行うような時代になってくると私は思っているのです。
人工知能による運用であるウェルスナビ とかも出てきていますしね。
関連記事:人工知能による資産運用「ウェルスナビ」を徹底解説。
20年くらい前から株式での運用もしています
お金の運用としてウェルスナビだったりとか、クラウドバンク等のソーシャルレンディングを紹介してきたのですが、
最も一般的な方法として考えられるのが株式投資だと思うんですよね。だからこそ、「何となくわからない。昔からあるものをやりたい」という人は株式投資をしてみても良いのかな?と思うのです。
私は20年程前から株式投資をしているのですが、株式投資からお金を運用して今は不動産投資もしています。
株式投資というお金の運用方法を使う事はリスクもありますが、私の場合はあまり人気がない、地味な株で、PBRが低かったりとか、
きちんとしたキャッシュフローを出している会社に投資を実行しています。皆さんが知らないような会社にもたくさん投資をしています。
こういった方法を使ってお金の運用をしていく事だってこれからの時代は大切になってくると思うのです。年金だって信用出来なくなり、
若い世代に関しては年金だって払った額よりも少ない額が支給されるようになると思うんですよね。そんな時代になっていくからこそ、
どうやってお金を守っていくのか?という事を考えていく義務が私たちにはあると思っています。
何もウォーレンバフェットのような驚異的なパフォーマンスを出していく必要はありません。割安株を見つけ出し、投資を実行し、
インカムゲイン中心の運用をしていけば良いのです。初心者であれば、先程も申し上げた通り、ウェルスナビ やTHEO
を使っていっても良いと思いますし、
ETFを使って、自分だけのポートフォリオを構築しても良いでしょう。様々な形の金融商品があるのですから、自分にあった資産形成をしていけば良いのです。
お金を運用するべき時代なのです
お金の運用ってこれからは本当に重要になってくるんですよね。ピケティさんじゃないけどさ、世界の平均で5%程度は資本収入が増えていきます。
だからこそ、資本からの収入を増やしていく必要性があるのです。お金の運用について知らないという人がほとんどだとは思いますが、
それもきちんと学べばわかるものなのです。社会の仕組みは常にお金を持っている人、運用している人に有利になるように出来ているのです。
税制だってそうだよ。多くの人は、コインの裏側を知らずに生きている。制度や仕組みは常にバランスが良いわけではない。
国を動かす「富裕層」に有利になるようなモノになっているのです。
だからこそ、運用するべきなんです。
きちんとお金の運用について考える事が大切なのです。
紹介サイト:クラウドバンク