仕事に飽きたという人っていると思うんですよね。
入社して2〜3年は緊張もあり、仕事もわからないので「仕事に飽きた」という感情だって起きないものなんですよ。基本的にはね。
2年目とか3年目の離職率って新規大卒就職者の事業所規模別離職状況をから見た平均でも「20〜30%程度」ですしね。
ただ、少し仕事に慣れてきてしまうと、「自分という個」が出て来てしまい、仕事に飽きてしまう事だってあると思うんですよね。
私の友人も「最近、仕事に飽きたんだよね。一通りの事出来るし。」と言っていました。私の周りでもいるので、
きっと世の中にはそういった人がきっとたくさんいると思うんですよね。ウジャウジャとね。
仕事に飽きた事を自覚しているにも関わらず、仕事を続ける事って実際辛いものなんですよね。
「何してるんだろ?俺。」と思ってしまう事もしばしば。仕事に飽きたとなってくると、仕事が結局つまらなくなってしまい、
仕事自体にストレスを感じる事ってあると思うんです。
でも、別に仕事に飽きたなら辞めてしまっても良いのではないか?と思うんですよ。
そもそもなぜ仕事に飽きたのか?
仕事に飽きたと感じていたとしても、
「実際なんで飽きたの?」と聞かれると、意外と答えられないものだと思うんですよね。もちろん仕事に飽きた原因って色々あると思うのですが、
今回はそんな中でも、いくつかの理由を書いていきたいと思います。
上司が嫌いだった
入社した頃って上司が嫌いでも「まあこれが社会だよね。しょうがないよね。」と我慢していたと思うのですが、
これが2〜3年も経ってくると変わってくるんですよね。
学生時代の友人の話を聞いて、あれ?もしかしてうちの上司っておかしい?と気がつくのです。
最初の頃は気にならなかった上司の嫌いなところも見えてきてしまいますしね。
上司が嫌いだと、どうしても日々の仕事は「こなす仕事」にだんだんと変わって行ってしまうのです。そうなってくると、
仕事に飽きた状態になってしまうんですよね。仕事に飽きたというと、さも凄い事が起こったかのような感覚を持ちますが、
そんな事ないんですよね。
人間なんて、こなす仕事が増えれば、仕事に飽きてしまうものなんですよ。
そもそも自分の性格に合っていない
仕事に飽きたという事は「仕事がつまらない」と感じている、という事。
よく「仕事なんてつまらないものだ」という人がいるのですが、あれって間違っているんですよね。きちんと自分の性格にあった仕事をしていれば、
「仕事に飽きたなあ」なんて思いません。
ただ、自分の性格って意外と自分でもわからないものでして、働きだしてようやく「これ仕事って自分にあっていなかったんだな!だから飽きたのか。」となるものです。
だからこそ、最近は『強み診断テスト』等で自分の性格を調べてから実際の転職活動に移る人が多いんですよね。
関連記事:仕事での強みと適職を「グッドポイント診断」で研究してみた。
次の仕事に就いても「飽きた」と思うわけにはいかないでしょうから、主観ではなく客観で自分の性格を判断してもらった方が良いんですよね。
誰でも出来る仕事だった
これも原因としてありますね。
仕事をする時って「この仕事をやる意味」というものを考えると思うんですよね。だからこそ、自分がやっている仕事が
「誰でも出来る仕事」だと仕事に飽きた状態になってしまいがちなんですよね。誰とでも代替出来るような存在でいたくないと思うのが人間というものです。
ただ、世の中には誰にでも出来ないような仕事が少ないのも事実なんですよね。
私が今転職するのであれば、絶対に「エンジニア」になりますね。
エンジニアって本当に個人によって技術力というものが違います。そして、これから最も必要とされるものでしょう。
関連記事:プログラマーって文系でもなれるんです。
誰でも出来ない仕事をすれば、仕事に飽きたなんて事にはならないと思いますよ。つまらない、辞めたいという感情も持たないと思います。
関連記事:転職するのにおすすめの業界って何だろう?
仕事に飽きたと思った瞬間から起こった変化
風邪を引きやすくなった
これは情けない限りなのですが、「仕事に飽きたな」と思うようになってしまった時くらいから、風邪を引きやすくなってしまったんですよね。
1週間に3日間くらいは風邪を引いていたと思いますね。会社には行かないといけないという強迫観念のようなものがあって、
37.5度くらいの熱がある時にも出社していました。結果的には「あれ?具合悪そうだけど、大丈夫?」と言われ、
病院に連れていかれると、38度も熱があり、早退したんですけどね。何かに洗脳されていたのかな、と思います。
でも、本当にこのレベルの風邪を何度も引くようになってしまったのです。仕事に飽きた途端にこんな状態になってしまったので、
仕事に飽きた時、「もうこんな仕事続けたくない」と思った時には辞めた方が良いんですよね。もっと早く気がつけば良かった。
時間の流れが遅くなった
仕事に飽きた時に感じたのは「時間の流れの遅さ」
仕事に飽きる前までは時間があっという間に過ぎていたのですが、仕事に飽きた瞬間から「あれ?まだこの時間なの?」と思ってしまうようになったんですよね。
時間が眠っている時の夜のように短く感じられれば、仕事は楽だと感じる事が出来ると思いますが、仕事に飽きた暁には、
「時計が壊れているんじゃないのかな?」と思ってしまうくらい、仕事がつまらないものになってしまうものなのですよ。
17時に終業だったんですけど、15時くらいに時計を見ると、「うわ、まだこの時間か……」と絶望していました。
時計が壊れているのかと思いましたよ。「ああ、職場の時計がおかしいのか」とね。
だから、できるだけ遅くまでお昼ご飯を伸ばしていました。12時にランチをするのではなく、13時30分とかに出ていました。その方が気が楽なんですよ。
ジョナサンで過ごした日々が懐かしい。
「仕事なんて飽きるものだし、しょうがない。我慢するしかない。」
そんな言葉をかけられる事だってあるんじゃないかな?
でも、仕事に飽きたら、それだけで時間の流れを遅く感じるようになるものなんですよ。
本当にやりたい事は何なのか?を考えるようになった
私は昔から「人生において本当にやりたい事は何だろうか」ときちんと自分の人生について考える方だったと思います。
父が大学生の時に亡くなっているので、その影響もありますね。
でも、気がついたら、何となく就職して何となく仕事に飽きて、そんな人生を送っていたんですよね。でも、仕事に飽きた時、
「人生において本当にやりたい事は何だろうか?」とさらに真剣に考えるようになったのです。「この仕事もう飽きたな」と思いながら過ごす毎日に嫌気が差したのです。
「情けない自分」に気がついたのです。
そんな自分に気がつけたのは、仕事に飽きたおかげでもあるので、ある意味、良い経験だったのかな?と今では思っています。
関連記事:転職したい理由を考える時に大切な事とは?
飽きた仕事では頑張れない
仕事に飽きたと思ってしまった時点でその仕事に捧げる力は既に60%を下回っているでしょう。
これって、自分にとっても企業にとっても良い事ではないと思うんですよね。
飽きたと思ってやる仕事がストレスになるのは私もよくわかっているんですよ。
「なんでこんな事するの?意味ないな。この仕事飽きたな。」と思ってしまった事が前職ではありましたから。
仕事に飽きたという感情が自分でもわかるくらいに成長してきてしまうと、そもそも日曜日の夜がきついんですよね。
「あー、また明日も行くのか。この仕事飽きたのにな。」となってしまうのです。
上場企業や知名度の高い企業に就職すると、「仕事に飽きたな」と思っていても、「このまま続けた方が人生勝ち組なんじゃないかな?」と思ってしまい、
仕事に飽きたとしても、続ける人が多いんですよね。地位や名誉を捨ててまで他の環境へ飛び込もうとする人は多くはない。
でも、私の経験上、仕事に飽きた時点で仕事を頑張る事なんて出来ないと思っているのです。仕事に飽きた時の対処法を書いているような記事だってあるでしょう。
しかし、仕事に飽きてしまった場合の対処法なんて考える必要はないと思うのです。楽しくないものを楽しくするなんて、
人間の本質的にもおかしいじゃないですか。
好きでもないのにサッカーをする少年と同じ。情熱のない仕事に未来はないのです。
飽きたなら辞める決断も大切
仕事に飽きたとわかっている職場で働いても、自分の仕事力って全く上がらないんですよね。自発的ではない仕事で人の能力は上がらないようになっているのです。
いまって、転職市場も好調ですし、
気軽に転職出来るような時代になってきたので、転職しても見ても良いと思うんですけどね。
仕事に飽きたとわかっているなら転職する決断だって大切だと思うのです。今は、転職もしやすい時代ですからね。
転職時の想定年収を算出してくれる『MIIDAS(ミーダス) 』や、
自分のビジネス上の性格を診断した上で転職をする事が出来るリクナビネクストのグッドポイント診断等、
特徴を持った転職サービスをたくさん出て来ていますしね。仕事に飽きたと思ったら、辞めてしまっても良いんですよ。
「仕事に飽きたからといって辞めるのは間違っている」と周りに言われてそのまま仕事を続けるのは自由です。それはそれで選択だと思いますから。
でも、誰かのための人生ではないのです。自分が後悔しないために、どうするべきなのか?1度きりの人生をどう描くのか?は皆さんが決める事なんじゃないですか?