仕事を一緒にしている人で、この人リーダーに向いてるなぁって思えたことってなかなかないです。
リーダーポジションに就いている人は偉そうだったり、仕事中ずっとイライラしていたりする人が多いんですよね。
リーダーが仕事ができないと企業や組織の仕事って回らないんです。
リーダーに向いてる人、向いてない人は何が違うんだろう?
リーダーシップを上手にとれる人はどんな資質を持っているんでしょうか。
リーダーに選ばれる人は仕事ができる人
リーダーになる人は選ばれた人です。
向いてる向いてないは別として。
大人の事情とか癒着がない限りは基本的に仕事をする能力がある人がリーダーに選ばれる人だと思います。
リーダーになるだけの能力は必ず持っているはずです。
でもいざリーダーになってみると、この人向いてないなぁって人ばっかりなのは何故なのでしょうか?
実はそれは良いリーダーになるための資質を持っているかどうか、というところにかかってくるんですね。
この良いリーダーの資質を持っていない人はリーダーに選ばれるところまではいけても、良いリーダーになれないんです。
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良いリーダーとは
私が今までに出会ってきたリーダーに向いている人の行動を分析してみました。
実は良いリーダーには共通した資質があります。
それぞれ詳しく説明してみたいと思います。
いいリーダーは腰が低い
リーダーとして人をまとめる力がある人ほど腰が低いな、と感じます。
人に慕われるリーダーは親しみやすい、ということですね。
ものすごく偉い人でも素敵なリーダーは「敬語使われると距離がある気がして嫌だ」という人が多いです。
今まで、入社初日で会社の冷蔵庫に入ってた缶ビールを一緒に飲んでくれた社長もいました。
あとは趣味が同じだった社長が仕事中に社内チャットバンバン飛ばしてくる、なんてこともありました。
リーダーだからこそ、分け隔てなく同じ社員として楽しく仕事ができる、というのもある種必要な資質なのだと思います。
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いいリーダーはチャラい
チャラい、というのは実は良いリーダーには必要な資質だと思います。
チャラい人っておしゃべりが上手だし盛り上げるのが上手だし何より人を褒めるのが上手なんです。
褒められるのって誰でも気持ちいいことですよね。
自分がしてもらって嬉しいことをきちんと人にできる人なわけです。
褒めてもらったらもっと褒められたいと思うからそのリーダーのしたに付いている人たちは頑張れるわけです。
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いいリーダーは気遣いを悟らせない
くだらないことばかり言っていてもきちんと組織のことを考えられる、
つまり俯瞰力がリーダーに必要な資質と言えるでしょう。
私が出会ったリーダーは「今日喋ってないメンバーがいないかどうか」ということを気にしている人でした。
周りの人とコミュニケーションをとることを大切にしていたんです。
でもそれをまったく悟らせない。
いつもペラペラ楽しくおしゃべりしてる人、くらいにしかみんなには思われていませんでした。
良いリーダーはそこまで配慮できているんです。
いいリーダーはちょっと抜けてる
ちょっと抜けている、というのは一見リーダーとしてはよくないことのように感じるかもしれませんが、
これも実はリーダーに必要な資質です。
リーダーを支える人が「うちのリーダーはちょっと抜けてるから自分が手伝ってあげなきゃ」という気持ちに自然になっていくからなんです。
大手アイドル事務所のジャニーズなんかもそうなんじゃないかなという話を聞きました。
嵐がうまくいってるのはリーダーが大野くんだから、みたいな話でした。
いいリーダーは雑
リーダーがきっちりしすぎている人だと、一緒に働くメンバーもきっちりしなくてはいけない、という強迫観念に駆られてしまうんです。
もちろん大事なところは抑えていますがデスク周りが汚かったりすぐ物なくしたり時間ギリギリに来てみたり。
まぁほどよくぐらいがいいと思いますが。
几帳面すぎる人というのはそれだけで周りにプレッシャーを与えてしまいます。
なので人をまとめるポジションにいるリーダーは、なるべく「周りの人をリラックスさせられることができるような人」がいいでしょう。
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いいリーダーは感情移入しやすい
これは相手の気持ちがわかるひと、という意味です。
相手の気持ちが本当にわかる人は一緒に働く人の気持ちも考えることができる人です。
こういう人は人にものを教えるのも上手です。
世の中にはものすごく基礎から教えてあげないとわからない人もいる、っていうことをちゃんと理解しているからです。
人材育成もリーダーの仕事。
なので人に物を教えるのがうまい、というのはリーダーに必要な資質と言えるでしょう。
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嫌われるリーダーとは
さて、ここまで良いリーダーが持っている資質についてお話ししてみましたが、
さらに良いリーダーの資質がなんなのか、ということを考えるために、逆に「嫌われるリーダーの特徴」についても考えてみましよう。
嫌われるリーダーはどんな人なのでしょうか?
嫌われるリーダーはイライラする

まず一番嫌われるリーダーはイライラする人です。
イライラって人に伝染しますからね。
一緒に仕事をする、となるとリーダーの機嫌でその日の働きやすさが決まっちゃったりする職場あるじゃないですか。
そういうの結構辛いですよね。
一緒に働く人からしたら、どうしてこの人に振り回されなきゃいけないんだ、ってなりますよ。
わかりますよ、リーダーの方が考えなきゃいけないことがいっぱいあるのも
やらなきゃいけない仕事がいっぱいあるのもストレスが多いのもわかります。
でもイライラしたらダメです。
イライラって伝染すると思うんですね。
みんなが頼るリーダーがイライラしてたらだめなんですよ。みんなイライラしてきちゃいますから。
誰か一人がイライラしてるのとはわけが違いますからね。
イライラするって自分すらコントロールできていない、ということです。
イライラじゃなくて笑顔が伝染する会社がいいです。
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嫌われるリーダーは自分の功績を押し付ける
自分はこうやってきた、これができた、という話を自分の下で働くメンバーに押し付ける人、最悪です。
天才はバカの気持ちがわからない、って言いますね。
人には得手不得手があります。
自分のやってきたやり方で必ず全員ができるようになるわけないんですよ。
なのにできる人って「なんでできないの?」っていうスタンスで詰めてくるんですね。
出来なくて当たり前っていう考え方でいてほしいものです。
自分の理論なんて他人に通用するわけがないんです。
これをリーダーがやってしまうと組織が崩壊してしまいます。
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嫌われるリーダーは間違いを怒る
人間ですから間違いは誰にでもあります。
大事なのは間違いがなぜ起こったのか、これから起こらないようにどう改善するべきなのか、というところです。
間違いを怒ってしまうと間違いに気づいた時に報告出来なくなってしまいます。
それどころか下で働いてくれていた人たちが嘘をつくようになります。
怒られたくないですからね。
これは嘘を吐く方が悪いんじゃなくてリーダーが悪いんです。
怒られたくないがために吐いた嘘がその後取り返しのつかないことになってしまうことだって有り得ます。
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嫌われるリーダは偉そう
男性は特にそうですが「自分は偉いんだ」という主張が激しい上司っていますよね。
なんのためのアピールなんでしょう?
そんなアピールしなくても尊敬できる人なら部下は勝手に敬いますよ。
ただただうざいだけです。
偉そうな人は実は実力がなくて、
自分に自信がないから偉そうに振舞っている人がとても多いんですね。
そういう人はいつまでたっても下の人が育たないし、辞めていってしまいます。
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一人で全ての仕事はこなせないよ
結局いいリーダーは他の人に仕事をうまく任せられる資質がある人だと思います。
どんなに有能な人であっても一人でできることって限りがありますよね。
もちろん誰かに頼むよりも自分がやってしまった方が早い仕事もあると思います。
でもそうやって全ての仕事を自分で全て引き受けてしまっては、
他の人が仕事を失ってしまうし、一人だけオーバーワークになってしまってパンクしてしまうだけです。
大切なのはどれだけ上手に他人に仕事を割り振れるか、仕事を割り振るための人間関係作りをできるかどうか、ということだと思います。
これから多かな仕事を任された!だとか、役職につく!だとか、人を動かす立場の人はぜひ参考にしてみてください。
また、自分にはリーダーって向いているのかな?自分ってどんな特徴を持っているのかな?と思っている人なんかは
リクナビネクストのグッドポイント診断とかやってみたら良いと思います。
リーダー性等の特徴を質問に答える事によって、診断してくれるサービスなんです。
「決断力がある人」なのか「自己信頼」のある人なのか、自分の資質を理解することから始めてみても良いんじゃないでしょうか。
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では今日はこのあたりで。