大学に入ってからサークルを決める時に
就職を見据えた上でサークル活動を決める人っていますよね。
たとえば社会貢献をアピールできるボランティアサークルだとか
忍耐力をアピールできる体育会系の部活だとか。
誰でもテストなしに入ることができる大学の部活やサークルと並列するのは少々申し訳ないですが、
同じように就職に有利だから、と言って資格を持っている人もいます。
ただ、これって採用をする側からすると好ましくない、という話を聞いたんです。
就職のために部活やサークルを頑張ったり、
資格を一生懸命取得したんだから就職に有利に働いて当たり前じゃないか!と思う人もいるでしょう。
でも実際はそうではないんですね。
今日はそんなことについて話してみたいと思います。
打算的すぎる
就職に有利だからといって入った部活やサークル、そして取得した資格、というのは
採用担当側も調べていて把握しているものなんです。
採用担当側は今の大学生の流行や、SNS、就職事情を結構きちんと追いかけています。最先端情報に最も詳しいのが採用担当だったりします。
リクルートなんかだと、「会社内で最も優秀な人たち」が人事部に配属させられますからね。
大きな企業になればなるほど、新規採用にはきちんと担当者がいて、それを仕事のメインにしているから当たり前です。
そういう会社の採用担当からすると
就職のためにやっているんだな、ということはやはりバレてしまうんですね。打算的な心の内がバレてしまうのです。
もちろんそれを良しとする堅実的な会社もあるでしょう。
自分が目指したい分野によっては有利に働く場合もあります。例えば、不動産業界であれば、「宅建」は持っておいて欲しい資格ですからね。
ただ、「就職に有利だから」という理由で選んだものにはストーリーがあまりついてこないんですね。
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個性が薄く見える
「就職に有利だから」という理由で選んだサークルや資格は
第一目的が人にアピールするため、もっと言えば人に媚びるために選んだ選択なんです。
そうするとそこには自分の意思が無いように見えてしまうんです。
意思が無いものはその人が「やりたくてやった」ことではなくあくまで「やらされてること」に見えてしまう。
そういう人は「やりたくて何かをやってる人」に絶対的に負けてしまいます。
やる気も覇気も違いますからね。絶対に勝つことができないのですよ。
少しでも自分のプレゼンスを高めるために資格を取ったりしても、結局は面接官の心に響かなかったりするものです。
それだったら、「学生時代はマラソンのタイムを伸ばすために毎日10km走っていました」みたいな人の方が内定をもらえるんじゃないかな、と。
就職には何の役にも立たないけれど、自分の好きなことに全力で取り組むことのできる力を評価してくれることだってありますから。
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具体性がない
また、「就職に有利だから」といって取った資格、入ったサークルって結局どの会社に就職するのに有利なのか、という具体性に欠けているんです。
就職全般に有利、という考え方なんですね。MOSとかはまさにその典型だったりしますよね……。
- MOS
- TOEIC
- TOEFL
- 日商簿記
ここらへんは定番ですよね。私は1つも持っていませんけど……。
これって成功しない人の考え方です。
成功する人は逆算していく人なんですね。
具体的な成功のビジョンが見えていて、そこにたどり着くために要らないものを排除できる人だし、
そこにたどり着くために何が必要か、それをどういう順番でやればいいのか、ということを組み立てられる人なんです。
組み立て力、逆算力があるんですよ。
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良く言えば、効率的に進めていくことができる人なんですよ。
もちろん、わからないことだらけの時にとりあえずやってみる、という精神はとても大事だと思います。
チャレンジの精神は大切。
何事にもまず一歩を踏み出さないと見えてこないものはたくさんありますからね。
でもとりあえずやってみる、をずっと続けていてはダメです。
とりあえずやってみる、その中で見つけた新しい道、新しい目標に向かって何ができるのかという計算に入っていかないと
とりあえずやってみる、は次の具体的な目標へ繋がっていかないのです。
関連記事:好きな仕事の捏造で僕らは滅びる。
探すのではなく探してもらう
とはいえ企業側がどういった人材を求めているのか、ということはなかなか自分でリサーチすることはできませんよね。
そんな時に、今はキミスカ という就活生向けのサービスがあるんです。
キミスカは自分のプロフィールと就活履歴を登録することによって、
- 就活でどんな会社を受けているのか
- どれくらい就活を頑張っているのか
という情報を元に企業側がスカウトをしてくれる就活サービスです。
今までの就活を無駄にすることもありませんし、自分が企業を探すのではなく企業側に探してもらうことができる、というのはとても効率的な就活だと思います。
最終選考で落ちてしまったとしても、「最終面接まで行った」ということを考慮し、1次面接を免除してくれたりしますし。
参考サイト:キミスカ
就職に有利な資格?今は時代が変わってしまった
【高学歴プア】学歴の関係ない社会がすぐやってくるという記事でも書きましたが、今まで良しとされてきた就職でのしきたりって本当に変わりつつあります。
高学歴だからっていい企業に行けるわけでもないし、
就職に有利なサークルに入っていた人、就職に有利な資格を持っている人が就職で内定をもらえるわけではありません。
そんな古風でアナログな時代ではないのです。
問題はその人自身が魅力的でやりたいことをやっているかそこにストーリーはあるのか、ということなんです。
今は起業する人も増えてきて、就職するだけが大学卒業後の選択肢ではなくなってきています。
本当にやりたいことがもう見つかっているなら、違う選択肢だってあると思うんですよ。
大学生の時って将来を考えますよね。就活をするまでは、将来のことなんてほとんど何も考えずに、何となく生きてきたのに、
就活の時期になったら、突然、「君の人生をここで決めなさい」と言わんばかりにプレッシャーをかけてくる。
だから、不安になると思うんです。でも、就職に有利な資格ばかりを追い求めるのではなく、今の生活を精一杯楽しむことが大切だと思うのです。
いくら「就職に有利な資格」をたくさん持っていたとしても、中身が伴っていなかったら、意味がないんです。
資格なら、オンスク.JPみたいなところを使えば、いつでも取れるしね。
では今日はこのあたりで。
頑張りたい時はぜひこちらの記事も読んでみてください:夢に向かって頑張れる歌を紹介したい。