ジョブローテーションってあるじゃないですか?
何でも知っていて、何でも出来るような「ジェネラリスト」を育成するための仕組みでして、多くの企業が採用しているんですよね。
例えば、10年前までは営業部にいたが、人事部に行き、生産管理になったという感じですね。
ジョブローテーションをしてそういったジェネラルな人材を作ろうとしているのです。
しかし、このジョブローテーション、本当に良いのでしょうか?私は個人的にはデメリットしかないと思っているんですよね。
なぜでしょうか?
これからはスペシャリストの時代
ジョブローテーションをすると、確かに会社において広範な知識をつける事が出来るんですよね。生産部ではどうなっているのか?
営業との摩擦とはないのか?
そういった事を知る事って、確かに幹部にとっては大切なんですよ。デメリットよりもメリットの方がありますよね。
しかし、多くのサラリーマンに必要な事なのでしょうか?
また、これからはジェネラリストではなく、スペシャリストが必要になってくるような時代なんですね。世界の仕事の多くが人口知能や新興のサービスによって、
なくなってしまうという事が言われていますが、
これは実際に起こる事なんですよ。アメリカのサンフランシスコだと、既に自分が所有している車で「タクシー屋」を開業をする事が出来るんです。
会社という単位ではなく、個人の能力の時代になってきているんですよ。
それと同じで、今後はどんどん既存の職業がなくなっていくんですよね。
最終的にはプログラミングが大きな力を持ってくると思うのですが、そういったエンジニア職のような人たちって営業はやりませんよね?
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つまり、ジョブローテーションて営業に行くなんて事はなく、プログラミングばかりを極めているのです。
私はその方がずっとずっと良いと思うんですよね。
ジョブローテーションをする!というと、「なんか新しい事をやっている」という感じはありますが、要するにこれって、
「会社都合で異動がありますよ」って事なんですよね。
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こんなのデメリットばかりじゃないですか…
それを隠すために「ジェネラリストがなんちゃら….」みたいな事を言っているわけです。ジョブローテーションがある企業に行くと、
やはり、色んな部署に行く事になります。
そうなってしまうと、「全てが中途半端な能力」になってしまって、他人より秀でる能力を何も持つ事が出来なくなってしまうのです。
これから先は、AIに取って代わられてしまうような仕事はだんだんとなくなっていってしまうんですよ?
にも関わらず、デメリットだらけのジョブローテーションというものをして、ジェネラリストを作る事自体がおかしいのです。
ジョブローテーションで違う仕事に?本当にやりたい仕事?
また、ジョブローテーションがあると聞いても、最近の学生は「え?」とはならないんですね。
でも、その割に「◯◯という仕事に興味を持っていて…」と言うんですね。
もちろんその仕事に興味はあるのかもしれませんが、ジョブローテーションがある限りは自分が好きでもない仕事につく可能性は大いにあるんですよね。
こんなデメリットありえないですよね。
私の仕事の知り合いにもそういう方がいます。
元々は営業だったのに、経理になってしまって、お客さんと接する機会がほとんどなくなってしまったのです。
でも、本当はやりたい仕事があったはずじゃないですか?
営業でもなんでも良いのですが、あったと思うんですよ。それがジョブローテーションというものによって、消えてしまったんですよ?
だったら、それ「本当にやりたい事なの?」と聞いてしまいたくなるんですよね。
会社が好きなら良いですが、ジョブローテーションがある仕事がなぜ楽しいと思えるのか?理解出来ないのです。
ジョブローテーションで全く違う職業になってしまう事だって起こるじゃないですか?
ジョブローテーションはそれだけ働いている側としてのデメリットも本当は多いんですよ。ジョブローテーションをする事はサラリーマンとして所属していれば当たり前。
そう思っていませんか?
でも、自分の人生は1度きりしかないのです。やりたい事をやりたいじゃないですか?
ジョブローテーションって簡潔に言ってしまえば、「福山雅治がジョブローテーションで美術さんやるみたいなもの」なんです。
おかしいですよね?福山さんは歌手として活動したいのに、ジョブローテーションで全く違うやりたくない事をやらなければいけなくなってしまうんですよ?
現場を知った方が良いからといってその仕事をしますか?
ジョブローテーションって会社が会社都合で作った幻想だと思うのです。
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これからはエンジニアが主流になっていくと思う
ジョブローテーションといった概念って主に営業畑の人の間で発生してくるものだと思うんですよ。
だからこそ、私はエンジニアになる事をおすすめしているのです。ジョブローテーションという概念はエンジニアの中にもないわけではありませんが、
それでも、営業総合職よりは良いのです。
これからはどんどんAI技術が発達して来て、既存の仕事がなくなってきてしまうのです。そんな時に必要とされるのがエンジニアなんですよね。
だからこそ、これから職業の主として成り立っていくエンジニア職をおすすめしているのです。
また、最近では大手IT企業も参画しているスカウティング型の転職サイトだって充実してきていますしね。
ジョブローテーションのデメリットなんて考えなくてもよくなっているんです。
年収診断が出来るMIIDAS(ミーダス) とかを使ってみても良いですよね。転職後の想定年収を算出してくれるので、転職する時に役立ちます。
「ジョブローテーションなんてデメリットばっかでしょ!」と思っている人には良いと思います。
ジョブローテーションって本当にデメリットが多いのですから。