自分で自分を追い詰める癖がある人っていると思うんですね。
そういう人は「自分の首を締めがちだからこの癖を治したい」と思ってる人が多いかもしれません。
でもそういう人は実は「無意識に他人のことをも追い詰めがちな人」だと思っています。
自分で自分を追い詰める癖がある人は、人間関係を良好に築いていくためにも、自分のことを追い詰める癖を治した方がいいんですよ。
我慢や忍耐が美徳だと思っている
日本の教育が根源的に間違ってる部分も大いにあるとは思ってるんですけど、自分で自分を追い詰める癖がある人は我慢や忍耐が美徳だと思っている人が多いです。
「ここで逃げたらいけない」
「こういうときに我慢できる人がえらい」
「他の人に迷惑がかかるから自分が耐えればいい」
そんなふうに思ってることありませんか?
でもそういうのって自分の本当に思っている気持ちに蓋をして、見ないフリをして生きていくということです。
一度や二度なら頑張れるかもしれない。でもそれが当たり前になってしまったら?
きっと我慢できなくなるときが必ずやってきます。いつだってなんでも我慢できる人なんていません。
いつか爆発してしまいそうになることが絶対あるんです。
だからね、小さなストレスは抱えなくて済むならなるべく抱えないで過ごした方がいいと思うんですよ。
ため込むよりも発散しながら生きて行った方が健康的です。どうせずっと我慢なんてできないんだから。
我慢して耐えて耐えて、その先に何があるの?
我慢ばっかりしてると自分にとってストレスになるので、
こんなに頑張ってきたのに!こんなに我慢してきたのに!と恨みがましくなってしまうだけなんですよね。
これをうまく発散しながら生きていくことができれば、「あんまり我慢してないしな〜」と結果を寛容に受け止めることができるわけです。
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自分にもできるのだから、と思いがち
で、こういう我慢をすることができるタイプの人は、他人に対して「自分もこれだけ我慢できるんだからあなたもできるでしょう?」っていう考え方をする人が多いです。
我慢をしている、という時点で「自分はマイナスを被っている」という被害者意識があるのかもしれません。
だから自分で自分を追い詰める癖がある人は他人のことも追い詰めてしまうんですよね。
私もこれだけ頑張ってるんだからあなたもそうしなさいよ、というそういう思考になっちゃうんだと思います。
昔同じ職場にものすごく嫌いな人がいたんですけど、その人に「あなたはいつも楽しそうに働いてるけど仕事って楽しいものじゃないからね?ヘラヘラしないでよ。私は仕事を楽しいと思ったこと一度もないよ」と言われたことがありました。
そのときは結構ショックだったなぁ。
同時に仕事を楽しいと思ったことがないなんてなんてかわいそうな人なんだろう、とも思ったけど笑
でもこれも結局は同じことなんですよね。
「自分はこれだけ楽しくないと思ってることを我慢してやってるんだから、あなたも仕事を楽しまないでよ」って思っちゃってるってこと。
マイナスからスタートするものってなんでもそうなんです。自分がこれだけマイナスなのにあなたがプラスなのはおかしい、って思っちゃうんです。
でも当時私は本当に仕事を楽しんでやってましたから、プラスからのスタートだったんですよね。みんな仕事は楽しくやってるもんだろうと思っちゃってるくらいにはハッピーだったわけです笑
だから鼻につくんだろうな。
でも結局楽しんでやってる人には勝てないんですよ。
だって楽しいからどんどんやっちゃうんだもん。追い詰めながらやってる人とはそもそものやる気が変わってきて当然。
他人のことを追い詰めないためにも、自分のことも追い詰めない環境作りって大切なんですよね。
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楽に生きた方が他人にも優しくなれる
私もどちらかというと完璧主義寄りの人間だったので、昔は「こうじゃなきゃだめ」っていうのが強かったタイプです。
自分で立てた目標を達成することができないと嫌なので、自分で自分を追い詰める癖がありました。
でもそういうときは結構尖っていたというか、他人にも優しくすることができなかったように思います。競争の激しい仕事をしていたのもあって、他人を蹴落とすことに慣れてしまってたのかな。今思うと怖いね。
今はそういうこととは無縁で、自分を追い詰めなくても楽しくのんびり仕事ができるようになったから、なんだか他人のことも全部許せるようになりました。
無理してやらなきゃいけないことなんて何一つないと思うし、どんな人でも頑張って生きてるなぁって思っちゃうんですよね。達観しすぎたかな笑
他人に優しく生きるためにも、自分にまず甘々にいきましょう、という話でした!
では今日はこのあたりで。