苦しいことが好きなんです。そんなことを言うと、「こいつは頭がおかしいのか?」なんて思われそうだけど、そんなことはない。
実はみんな苦しいことが好きだったりするのですよ。苦しいことが好きで、実はそれがやめられなくて、生きているんじゃないかな?とすら思う。
大人になると、理性があると、あらゆることを自分で選択することがなくなってしまう。だから、苦しいことを経験することも少なくなるだろうけど、楽しいよ。
苦しいことが好きなんです。どんな時も苦しんでいたい。そう思いながら、私は全力で生きているよ。
強制力がなければ苦しいことは選べなかったりする
子供の頃というかさ、学生時代は強制的に苦しいことをさせられるじゃないですか。例えば、行きたくもないのに修学旅行に行かされたりとか、飛行機に乗ったりとか……。
後は私の学校の場合は「遠泳の授業」があったので、遠泳の授業をやったりとかね。遠泳とかさ、絶対にやりたくないじゃないですか。つらいし。笑
でも、子供の頃だからこそ強制的にやらされる。つらい部活とかも同じですよね。「本当に軍隊みたいでつらい!まじでつらかったから!」みたいな学生時代の思い出を話すじゃないですか?
けどさ、そういう時って嬉しそうじゃないです?なぜかわからないんですけど、つらい思い出のはずなのに、どこか楽しそうでどこか懐かしそうで、どこかワクワクした顔をしていると思うのですよ。
実は人間って「苦しいことが好き」だったりもする。でも、大人になればなるほど苦しい選択をしなくなる。理性で抑えるようになるんです。
そういう意味では学校教育での強制的な「苦しさ」みたいなものってある意味、大きな価値があったと思うんですよね。
強制力がなかったら、楽な道へ楽な道へ、と進んでいってしまうものですから。人間だから、危険とか面倒なものを排除しようとするわけ。でも、そういう「苦しさ」に面白いものがあったりもするんですよね。
私はそういう「苦しさ」が好きで生きているというか……別に苦しさそのものが好きなわけじゃないんですけど、苦しさの本質、中身みたいなものはすごく好きなんですよ。
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思い出に残るものは全部苦しいもの
例えば、私、この前というか、結構前に「投入堂」という日本一危険な国宝に行ってきたんですね。まあ、投入堂本体までは行けなかったんですけど、
危険な修験道(修行の道)には行ったんですよ。でも、これもね、たぶん動画を更新していなかったらやっていなかったことだと思うんです。
「ここを見せたら面白いんじゃないか?」と思って、チャレンジしたわけです。笑
投入堂で怖い思いはしたくないし、苦しかったんですよ、本当に。
こがその動画なんですけど、もうこの時点で超苦しそうでしょう?そうなんですよ、苦しかったんですよ。
「苦しいことが好きなんだよ〜!」なんて言っているけれど、それは「(振り返った時に)苦しいことが好き(と思える)」というだけであって、別にそのものが好きなわけじゃあによ。笑
でも、思い出に残るものってそのほとんど全てが「苦しいもの」じゃないのかな?と私は思う。
父親が死んでしまってから、会社のことを考えたり、借金の返済のことを考えて必死になって頑張ってみたり。大学生の時から地方に出張して、10歳も20歳も、いや40歳も上の人たちと仕事の話をして。
そんな人生を私が望んだわけじゃないんですよ。「留学したいな」と思っていたけど、忙しすぎる上にお金もないから行けなかったし。
でも、そういうめちゃめちゃ苦しい体験が身体に刻まれているというか。あの時は本当に「死んじゃうんじゃないか?」と思ったけど、そういう経験だから今、当時会社が存在していた「赤坂」の街に行って、「ああ、あの頃は……」と苦笑いできるのだと思う。

この街ですよ。ヤクザはいるし、ちょっと古臭い街なんですけど、この街で、勝手に死んだ父親に唾を吐く気持ちで頑張っていました。でも、それが今では良い思い出なんですよね。
決して楽でハッピーな思い出ではないんですけどね。
苦しいことがあったからこそ、今ここでブログにできるような面白い体験をたくさんすることができたわけです。大人たちの変なパーティに参加して、議員さんたちとかプロスポーツ選手の方とかいたりね。笑
思い出に残るものって全部がだいたい苦しいものなんです。だからね、せっかくの人生なんだから、苦しんだ方が楽しいということですよ。
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苦しいことを続けてギリギリ死んでいく最後で良い
この先もたぶん苦しいことを続けていくと思うよ。本業である会社はやっていくと思うし、動画とかブログもやっていくと思う。とにかく毎日色々なことがあって、めちゃくちゃ大変なんですよ。
普段はさ、

こんな感じで楽に、ふらっと生きている感じですけどね。でも、そんな私にも大変な時はあったり、普通に人生やめたくなる時だってある。笑
テレビに出ている俳優さんも、ブロガーも経営者も同じ人間ですから。みんなが住んでいる「地球」という同じ星で同じ空気を吸って生きていますからね。
同じようにつらくもなる。けど、やっぱりまだ頑張りたいな、と思ってしまう。人生が2度も3度もあるなら、別にどうでも良いよ。もうテキトーに生きる。笑
でも、たった1度しかないからさ。寝る前に思うのよ。「ああ、今日この夜、心臓が止まったらどうしよう?もう2度と起きれなかったらどうしよう?」と。そんな時、支えてくれるのは「今日も最高の1日だった」と思える頑張りだと思う。
苦しいことが好きだけど、いつか死んでいく。でも、その「いつか」がやってくるまでは何とか一生懸命この世界を生きていきたいな。
苦しいことが好きで生きているからさ、どんどんこれからも苦しいことがあって、いつか死んでしまう時がやってくるのですよ。
ああ、そんな時が来て欲しくないものです。けどね、そんな日を忘れてしまうくらい一生懸命生きるよ。一生懸命苦しいこと、面白いことをやっていくよ。1度しかないもん、人生なんて。
最後は死ぬんだもん。100年もしたら、このブログを読んでいる人の99%は消える。灰になる。私もです。でも、それまではね、私の目や脳に最高で最悪の景色を映していくよ。
さあ、生きよう。この地球を楽しもう。
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