コラム

文章を書くのが好きという人はほとんど思い込み

皆さんは文章を書く事が好きですか?

きっと半分くらいの人は「好き」って言うのではないでしょうか?

 

私の周りでも「文章を書くのが好きです!」みたいな人って結構いるんです。小説家の卵みたいな人がいっぱいいるわけですよ。一般人の中にね。

でも、実際のところどうなんだろう?と思ってしまうんですよね。

 

さて、今回はそんな自称「文章を書くのが好き」人間について書いていきましょう。

 

本当に文章を書くのが好きなのであれば既にやっている

 

やっぱりまずはこれですよね。

「私って文章を書くのが好きなんだ!」って言うひとって結構いるんです。いや、本当にこれ多いんですよ。

少し個性が強い人に聞いたら、100人中99人は「文章を書くのが好き」って言うんじゃないかな。本当にそれくらいの確率なのよ。

でも、そういう人に「どのくらい文章書いているの?」と聞くと

「最近はほとんど何も書いてないよ!」ってかえってくるんですよ。

 

これってなんか悲しいなって思ってしまうんです。「え?」って感じですよね。

だって、本当に好きなものなのであれば、誰かに強制されたりしなくてもやっているものですよね。

 

映像が好きな人は以前からやっていただろうし、漫画を書くのが好きって人はきっと漫画を以前から書いていた事でしょう。

ところが、文章となるとそうではなくなってしまうんですね。なぜでしょうか?

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文才って自分ではわからない

 

実はこれって「自分の文章は魅力的」だと思っているだけだったりするんですね。見えないものだと1番になれる、と人間は思ってしまうものなのでしょうか。

 

文章って最初の頃は自分でも善し悪しがわからないんです。自分の文章がとても魅力的なものに見えるものなんですよ。

 

だから、なんとなく「文章を書くのが好き」とか言ってしまうんですね。

 

そもそも、最初から文章がうまいなんて人はほとんどいないわけなんです。

ほとんど人は長年ブログなりメディアなりで経験を積んでうまくなっていくわけなんですよ。

 

学校での作文を頑張ったみたいな人は公共教育でも発達しているとは思いますが…

 

私は以前、アメブロでずっとブログを書いていたんですけど、その時も最初は本当にひどいものでした。

でも、好きだからずーっと書いていたんですね。誰も見ていない時からずっと書いていた。

そして私も気がついてしまったんですよ。

 

文章を書くのが好きって言う資格なかったんだなって。

その時は確かに1日に800PVくらいはあったんです。個人的なブログとしてはまあまあ成績を残したのではないでしょうか。

 

だからこそ、私はこういう自称「文章を書くのが好き」って人には気をつけた方がいいと思うんです。

だって、その多くは経験のない根拠のない自信からくるものだから。

確かに、そういう天才的な人だってたまにいますよ。でも、あまりにそっち側だと誤認している人が多いと思うんです。

 

先日、私はあるプロジェクトに参加していたんですけど、そのうちの一人が「俺はコピーライティング」を頑張るって言っていたんですね。

その時に私は「辞めようかな」ってちょっと思ってしまったんです。

まあ、これがもちろん何万回もコピーについて考えた経験があるって人ならわかるんですけど、

なんか「自称天才」なような気がしてならないんです。

 

しかも、それってスタートアップなんですよね。

スタートアップの時ってもはや役割分担とかいっていたら何も出来ないじゃないですか。

だったらもっと全体としてやっていかなくてはいけないんです。

 

文章を書くのが好き、自分はコピーがうまい!と思っているのは実は自分だけだったりするんです。

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1日1更新を365日間休まず続ける事が出来るのか?

 

だから、文章書くのが好きだと思って、出版とかいこうとしているひとは

1年間休まずにブログでもなんでも良いので書いてみればいいと思うんです。

そうすると、本当に文章を書く事が好きなのか?という事がわかってくると思います。

 

そして、ずっと書いているからこそ、自分の文章に足りない部分だったりとかそういうものがわかってくると思うんです。

 

続ける事って本当に難しいんです。よっぽど好きな事でなければずっと続ける事なんて出来ませんよ。

皆さんもそうだと思います。ゲームとか思い出してみてください!

◯◯ってゲームが好きだと思っていても、数ヶ月後には興味がなくなっていたりしませんか?

きっとこれと同じ事だと思うんですよね。

 

最初のうちは好きで続ける事が出来ていてもそのうち興味がなくなってしまうわけですよ。

だって、元から「なんとなく好き」ってものを「凄く好き」だと勘違いしていただけだから。

 

皆さんの中にも文章を書くのが好きって人がたくさんいると思います。

でも、そういった業界にいくからにはもう一度その道が本当に正しいのかどうかを考えましょう。

出版業界自体は斜陽な産業です。

 

それでもなおやるだけの熱意を持っているのか?考えてみましょう。自分がやりたい・好きだと思える仕事をやっていく事はとても大切な事です。

 

だからこそ、そこにきちんとした熱意があるのか?という事を考えてみるべきなのです。

 

一度業界を決めてしまうと、その業界でその後生きていく事になる可能性が非常に高いんですよね。考えるのは、

 

いつでもなく、今なのです。

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ABOUT ME
まりも
まりもだよ(o'ー'o)ワーキングホリデービザでウィーン在住(2022年〜)の29歳。中高6年間男子校で生活。海外をふらふらしながらなんだかんだ生きています。応援は「アマゾン欲しいものリスト」からお願いします。