起業と経営

経営者は誠実であれ、と学んできた。

経営者」と言うと、みんなはどんなイメージを持っているのだろうか。サントリーの新浪社長のような強い社長をイメージする人もいれば、

孫正義社長のようにしなやかで優しいイメージを持っている人もいる。でも、中には「悪い人が多い」というイメージを持っている人もいるのではないでしょうか。

 

経営者でいるということは、自分の力で稼ぎ、社員たちを食べさせていかなければいけないということです。そう考えると、やはりどこかでドライで冷たく、さらにずる賢くなければいけない瞬間があるような気もする。

でもね、経営者は誠実でなければいけないのですよ。綺麗事に聞こえるけど、実は1番大事なことです。

 

親は誰もが認める誠実な経営者でした

 

私の親も経営者で、まあ父親は死んでしまったのだけど、父親も母親も経営者をやっていたわけですね。でね、どちらも私が知る限りは誠実な経営者だったのですよ。

社員に嘘をつくわけでもなく、悪いことをするわけでもなく、間違えてしまったことはきちんと説明していました。

 

私の幼稚な発想では、「社長なんだから、別に何をしたって自由だし、文句も言えないから何をしたって良いんじゃないの?」と子供の頃は思っていた。でも、違ったんですよね。

結局、経営者が不誠実だと、社員はその真似をしてしまう。会社という組織は1つの家族というか、共同体のようなものです。少し大きな単位で考えれば、1つの村なんですよね。

 

その村の長が嘘ばかりついていたらどうでしょうか。村民であるあなたは誠実に、正直に全てを村長に伝えるでしょうか?きっと、伝えないと思います。

社長にとっては嘘をついたり、不誠実な行動を取ることが「一時的な解決策」になることはある。

でも、父も母もそういう経営者ではありませんでした。息子である私が言うのも何だけど、日本にある会社の中でも、指折りの誠実な会社なのではないか?と思う。

 

だからこそ、社員側も、「あの人が嘘をつかないなら私も」という具合に良い雰囲気になっていたのだと思う。もちろん、例外的な人物もいる。裏切られたこともある。

それはもちろんあるのだけど、概ね、誰もが認める誠実性を持つ父や母が経営する会社は、その社員たちもみな、誠実だったんですよね。

 

結局、みんな人間ですから、不誠実さは連鎖するし、その逆に誠実さも連鎖するということです。不思議なものですよね、企業って。

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迷った時の指針は常に「誠実であるかどうか?」で良い

 

経営者は迷わない。決断力がある?

ハハハ。笑っちゃうなあ、と思う。それは世間が抱いている経営者のイメージだな、と思う。だって、経営者だって人間ですよ。

高いスーツを脱げば、どこにでもいるただのおじさん。だからね、普通に悩むわけですよ。

会社をやっていると、正解のない問題に直面することがある。例えば、うちの社員でこんなことをしてしまった人がいた。

 

その日初めて会うクライアントに社員である「加藤さん(仮名)」という女性社員が会いにいった。そこで名刺交換をしたんですね。

会議は無事終わり、商談も進みそうな雰囲気だった。しかし、その帰り道、どこかで名刺を落としてしまったのです。

加藤さんは焦ります。「どうすれば良いのだろうか?」と。この時、あなたならどうしますか?

あなたが経営者だったら、どうだろうか?別にバレないよね?隠したところで、何の問題もない。けれど、加藤さんは社長に相談した結果、「それは正直に言った方が良いよ」と言われ、伝えたのです。

すると、どうでしょう?

 

先方は「やはりそうでしたか。実は弊社の最寄駅でうちの社員が雨に濡れて地べたに落ちている私の名刺を見つけたらしいのです」と言っていたそう。

 

まさかですよね。確率的に考えれば、落としてしまった名刺を別の社員が見つけることなんて普通はない。でも、今回に限っては見つけてしまっていたのです。

 

結局、商談はこの後進んでいき、上手く話がまとまったんですよね。経営者は誠実であれ、とはこのことです。

あ、これ実際にあった実話ですよ。

誠実で正直な対応をしていれば、判断に困ることは基本的にはありません。もちろん、誠実な対応をした結果、会社が潰れてしまうのであれば、不誠実な対応をしなければいけない場合も中にはあるでしょう。

特に中小企業なんてものはちょっとのことで潰れてしまいますから、それを考えると、「経営者は誠実であれ」と言われても、何だかピンとこないのもわかります。

 

でも、最終的にはやはり誠実であるべきなんですよね。どんな時でも、相手に対して全ての人に対して誠実であることが大切になってくると私は思うし、私の父と母もそういう人物だったのです。

迷った時の指針は常に「誠実であるかどうか?」で良いのです。

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大変な時期にはわからないことでもあるよね

 

正直、会社をやっている人ならわかると思うけど、会社には潰れそうな時ってのが何度かあるわけですよ。

危機的な状況になってしまうことは実際あるんですね。そういう時って、やはり「誠実であれ」と言われても、正直腹が立つだけだったりする。

 

いやいやいや!は?そんなこと言っても潰れるから!」とね。その気持ちはすごくよくわかるんですよ。社員側なんかが、「ここは誠実にやるべきです!」なんて言ってきたら腹が立ちますよね。笑

だって、会社の財務状況を知った上での発言ではないから。誠実も何もさ、結局は会社がなければ何の意味もありませんからね。

 

会社が消えてしまったら、その時点で終わり。そう考えると、やっぱり「経営者は誠実であれ」と言われても、それを実現できないことがある。

だからね、無理にやる必要はないのですよ。全ての誠実にしていくのは厳しいものがある。

けど、根っこの部分ではちゃんと誠実であるべきだと思うんですよね。100%の誠実性を求めていたら、きっと会社なんて簡単に潰れちゃう。

それこそ、半沢直樹みたいな人が経営者になったら、実際は潰れてしまうこともあるでしょう。笑

 

でも、根っこの部分の、経営者としての誠実性は重要だと思うなあ。会社を長期的に成長させたいのであれば、やはり誠実であるべきなんですよ。

誠実で正直で、馬鹿であるべきなんです。

どうですかね?経営者のみなさん。みなさんはどれだけ誠実に仕事をしていますか?

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まりも
まりもだよ(o'ー'o)ワーキングホリデービザでウィーン在住(2022年〜)の29歳。中高6年間男子校で生活。海外をふらふらしながらなんだかんだ生きています。応援は「アマゾン欲しいものリスト」からお願いします。