熊本に行ってきたので熊本城の見学〜〜と思って安易に行ってみたのですが、2016年に起きた熊本地震による被害が激しく、めちゃめちゃ工事してました…!
たまたま訪れたのが日曜日だったのですが、日曜祝日は復旧に入っている工事がおやすみのため、復旧工事の過程そのものを公開する特別公開をやっていたんですよね。
熊本城を訪れる際はぜひその復旧工事経過がみられる特別展を今見て欲しいなと思いました。
崩れてしまっている箇所がたくさん
熊本地震があったのは2016年4月。
見学したのが2020年9月なので、もう震災から4年以上経過していることになりますが、今もなお地震の爪痕が大きく残っているのがわかります。
お城ってとっても丈夫に造られているイメージだったけど、地震でこんなふうに崩れちゃうんだ…と思いました。どれだけ熊本地震が大きかったのだろうと考えるとゾッとしてしまいますね。
それでも石の土台のところが崩れているのに、上の建物は崩れ落ちていないのがすごいなと感じます。
これが建てられたのはずっと昔なのに、崩れないように頑丈に作る工夫がとても成されていたのだなぁと。
崩れた石の土台からは元気な緑がたくさん。
綺麗に復旧されないまま風化してしまっている感じがして少し切ないですね。
それでも命は力強いなと感じます。
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特別展は日曜祝日のみ
本当にたまたま訪れたのが日曜日だったのでラッキーだったのですが、2020/09/13現在、第二弾特別公開というのをやっていて、奇跡的に天守閣のそばまで見に行くことができました。
空中見学通路というのがあって、これも特別公開でしか歩くことができない通路のようなのですが、この通路だとさらに近くからお城が崩れてしまっている様子を見ることができます。
これ以上崩れてしまったら危ない、ということなのか、ところどころセメントのようなもので固めてありました。
こちらも石の土台は崩れているのに、上に建っている建物はかろうじて崩れていないのがすごいですよね。
この建築を考えた人は本当にすごいなぁ。
特別公開ですが2019年10月4日から第一弾がスタートしており、現在公開している第二弾までは天守閣には入れないのですが、
2021年春からを予定している第三弾では天守閣が完全復旧し、内部にも入れるようになるそうです。
見学の際は公式サイトをよくチェックしてから向かってください。
ちなみに数日後、平日にもう一度熊本城を訪れたのですが、日曜には入れた通路が立ち入り禁止となっていました。(何も考えないで行ったけどまじで奇跡的に見学できたんだな…)
本当に日曜祝日しか入れないらしい〜
外からなんとなく熊本城を眺めることはできても、お城の内部まで入って熊本地震の悲惨さを感じながら見学をする、ということは特別公開でしかできないみたいです。
国内のいろいろなところでお城はめぐっていますが、また違ったお城の見学の仕方ができるのが今の熊本城の魅力なのではないでしょうか。
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桜の馬場 城彩苑はガランとしていた…
熊本城のふもと、桜の馬場という場所に観光施設「桜の馬場 城彩苑」というところがあります。
地域の食文化や歴史などを伝えるために誕生した施設とのことで、城下町のような雰囲気がある良い場所なのですが、地震・豪雨やコロナの影響なのか、かなりガランとしてしまっていました。
やっていないお店もいくつかあったりしてかなり寂しい感じ…これは熊本の観光を盛り上げるためにも、ぜひたくさんの人に遊びに行って欲しいです。
もうほとんどお店の人同士が立ち話して時間を潰してるみたいな状態になってしまっていました。超暇そう…
本当は美味しいご飯が食べられたり、お土産を買うことができたり、時代衣装に着替えてなりきり体験ができたり、と活気あふれる場所のはずなんですよね…
なりきり体験はコロナ感染拡大防止のためにほぼ休止状態、お店はやっていてもお客さんは全然いない。
コロナの影響で中には「移動するな!」「人の命をなんだと思ってる!」と怒ってる人もいます。
でも実際に観光業に携わっている人たち、現地を見ると、観光の活気が戻らないことで経済的に困る人、生活が脅かされる人が多くいることを実感します。
GoToトラベルキャンペーンもありますし、なるべく多くの場所を回ってお金を使って、活気が早く戻るといいな、と私個人としては思っています。
歴史ある熊本県は観光名所がかなり物理的に遠い場所に点在しているので観光するのは正直大変だったのですが笑
震災・豪雨被害といろいろ大変な思いをしたところだからこそ、応援のためにもぜひ観光に訪れて見て欲しいなと思いました。
では今日はこのあたりで。