人生に悩む君へ

家族がいる幸せは素敵だよ!でも、そんなもの何もない人だって幸せだよ。

家族がいる幸せ。これは何かこう、メディアで何度も見たようなキラキラしたもののように感じる。

もしカテゴライズするのであれば、

 

  • 青春
  • 夏休み

 

そういうものではないだろうか。メディアでは、家族がいて、家族と幸せに暮らす夫婦や子供が幸せである、という論調で報道する。

でも、そんなものがある人は良いけど、ない人だっているわけであって、そういう人は幸せじゃないのかな?と思ってしまう人だっていると思うんですよね。

けど、違うよ。家族がいることだけが幸せなわけじゃなくて、生きていることそのものがスーパーハッピーなんだよ、と私は伝えたいんよね。

 

まあ、うち、お父さんいないんだけど。

 

 

家族がいる幸せなんて当たり前に享受できる娯楽だと思っていた

 

家族がいるとか、家族と幸せに暮らすとか、そんなものはもう手に入っているもので、何の価値もないな、と思っていたんですよね。

家族がいるから幸せ?と思っていたよね。だって、別に誰でも家族はいるわけであってさ、お父さんとお母さんから誰でも生まれてきたわけだから、当然親はいるじゃないですか。

少なくとも、子作りをした段階では、両親は99%存在しているよね。冷凍保存された精子とかでなければ……。

 

だから、私は私の家族がいる時、そこに対して何の感情も持っていませんでした。

何なら、当たり前にみんなにも家族がいると思っていたし、家族が死んだりとか、自殺したりとか、失踪したりとか、そんなことはテレビ向こう側の話であって、私自身や私の住む世界においては全くもって関係のないものだと思っていたのです。

 

でも、そんなこともないんですよね。私が高校生の時、ちょうどIT業界で有名だったあの事件で死んでしまった人がいた。それが私の高校の同級生の親だったのですよ。

 

その時に、まず「ああ、死んじゃうんだな、親って」と思った記憶があります。うん。この記事を読んでいる人の中には、10代の子もいると思うのだけど、

そこらへんの年代だったら、まだ「家族のありがたさ」みたいなものすら何も考えないと思うし、感じることもないと思うんですよね。

 

でも、そんなこともなくて、家族は突然いなくなったり、死んでしまったり、まあするわけですよ。あれ?何の話をしていたっけか。

関連記事:いつ死ぬかわからないから、僕はこの人生に全てを捧げる。

 

家族がいないことによる喪失感と自分

 

家族がいる幸せが素敵だよね、と言われれば、昔は「そうだよね、まあ当然っしょ」くらいな感じでした。でも、今は「いやあ、家族がいるって幸せだよね」と思う。

 

ただ、それと同時に「家族がいなくても幸せじゃないか?」とも思うようになった。2段階で感情が折り重なっている感じですかね。家族がいるという素敵さ、素晴らしさはわかっているつもりです。

 

でも、そうじゃない人だって、不幸なわけではなくて、何なら私みたいにめちゃくちゃ楽しく生きている人もいるわけでさ。

世間は親がいないと、「アンハッピー」とすぐに決めつけるでしょう?テレビで「5年前に父親が死んでから……」みたいなナレーションがあれば、

誰でも、「ああ、これは悲しい物語だ」と思い、同情することになる。でもさ、でもね、別に家族がいないからといって不幸なわけじゃないのですよ。

 

たしかに、私の場合はお父さんが大学生の時に死んでしまって、借金なんかもあって、大変だったし、今も大変だけど、それでも別に不幸せじゃないのよね。

親が死んでしまった人なんかは、周りと比較して、自然と「自分はかわいそうな人間なんだ、自分は恵まれていない人間なんだ」と思ってしまうかもしれない。

でも、そんなこともないよ。家族がいる幸せは否定しないし、そういう幸せもあると思う。

けど、家族がいることだけが幸せじゃないし、家族が誰もいなくなっても、捨てたもんじゃないよね、と私は思う。

関連記事:何者にもなれない不安を一生抱えて生きていくなら、正しい人生を捨てた方がマシだ

誰かが決めた幸せなんて別にいらないんよ

 

泥水をすすって生きてきたとしても、借金があったとしても、離婚したとしても、両親が死んでしまったとしても、別にそれだけで不幸になるわけじゃない。

世間は、「これが幸せですよ」みたいな見えない基準を提示してくる。でも、それは誰かが決めた幸せであって、普遍的な幸せの定義なんかじゃないのよね。

 

自分が「ああ、幸せだな」と思えたら、それが幸せの形なのですよ。私にもビジネスパートナーの男性がいて、その彼の経歴だけを見ると、「これは大変な家庭だったんだな」という感じがした。

 

でも、彼は全然幸せそうで、楽しそうに生きていて、笑っている。私も彼のことが大好きで、こうやって隣で仕事をしていたりもする。笑

 

だからね、関係ないのですよ。家族がいる幸せを感じる人のことを悪くは思わないし、素敵なことだと思います。それはもうね、まっすぐそう思う。

 

私もお父さんがいた頃は、まあ喧嘩もしたけど楽しかったし、面白いことだってたくさんあったからね。でも、全ての人が同じように幸せで、同じように不幸せなわけじゃないんですよね。

 

誰かが「そりゃ不幸だね」と予想してきても、それを吹き飛ばすくらいの幸せを見せてやってくれ、と私は言いたいね。

天気みたいなものです。晴れていれば、「雨は降らないだろう」と思う。でも、雨が降っていることだってある。反対に雷雲を見れば、「ああ、雨が降っているだろう」と予想する。

でも、降っていないことだってある。

人間の感情世界だって同じよ。不幸せそうに見える人が幸せなことだってある。ね?そうだよね。

関連記事:何も考えない、という幸せを考える

ABOUT ME
まりも
まりもだよ(o'ー'o)ワーキングホリデービザでウィーン在住(2022年〜)の29歳。中高6年間男子校で生活。海外をふらふらしながらなんだかんだ生きています。応援は「アマゾン欲しいものリスト」からお願いします。