起業と経営

コロナで倒産を決意する人がこれから増えてくるな、と思った件。

いやあ、ちょっと知人の税理士さんの話なんですけど、「最近ちょっと”もう疲れちゃった”という理由で会社を畳む人が増えてきました」という話を聞いてしまった。

コロナの影響もあって、全国的に倒産件数は増えている。

東証二部上場の「オーミケンシ」なんかも、従業員の9割程度を削減しようとしているわけだから、普通の状態じゃないですよね。

 

それくらいまあ世間的には「ヤバイ状態」ってわけ。でもね、やっぱり会社の数字のことだけじゃなくてさ、精神的にも参ってきてやめる人も多いんじゃないかな、と思う。

 

精神的に疲れてしまって倒産することもあるよなあ

 

いや、みんなね、大前提を忘れていると思うんだけど、経営者だって人間なんですよね。何でもない人間なわけですよ。

コロナで倒産だ解雇だということで、従業員側だって精神的に疲れているのかもしれない。それはわかる。

ただ、経営者だって同じですよね。例えば、今あなたが飲食店の経営者だったらどうだろうか?怖くて何もできないよね。

というか、飲食店の経営なんて1度辞めてしまいたくなりませんか?コロナが収まったかと思ったら、また自粛ムードになって、時短を迫られたり、あるいはソーシャルディスタンスをとらされたり。

社会的には良いことなのかもしれないけど、お店としては机の数を半分なんかにしたら、回転率が50%減なわけですよ。それでどうやって社員を養って行け?と。笑

 

で、やっぱりそういうことに一喜一憂するのが疲れてしまう、ある意味での「コロナ疲れ」で倒産してしまう人はこれから先増えるんじゃないかな、と思う。

 

だってさ、こういう状況だからさ、飲食業の先行きなんて見えないじゃないですか。例えば1年間続けたとする。

まあ社会保険料とか色々込で1人あたり年間で300万円払っていたとしよう、給料ね。で、地代家賃が年間300万円だとする。

2人雇用している飲食店だったら、年間で900万円が吹き飛んでいくわけですよ。そう思ったらさ、今のコロナ状態が終わるまで普通に自分の貯金で自分だけ生活した方が良いじゃないですか……。

 

わざわざ疲れることをする人なんて実は少ないような気がするんですよね。これがね、まだ「もうガンガンご飯食べてください!元気にやってください!」という感じでそのまま行ってくれればまだやる気が出ると思う。

でも、そうじゃないからね。精神的なところが原因で会社を辞める人ってこれから先も増えると思うよ。コロナで倒産するのは、数字的なことだけが問題じゃないのよ。

経営者だって、相当疲弊しているよ、精神的にも肉体的にも。

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だいたい不況は3年続く

 

不況というものは歴史を振り返ってみるとだいたい3年間は続くものなんですよね。これから先、不況にならないわけがないから、まあ来年の4月くらいには「就職倍率過去最悪」とかってなっているんでしょうね。

日本は内需の国だからまだマシだけど、それでもやっぱり厳しい状況は変わらない。米国も日本もまだ良い方だけど、それでもつらいことに変わりはないよね。

 

3年間は相当大変な思いをする企業が多いんじゃないかな、と思う。まあそれは結果的に個人の資産減少にも繋がってくるのだけど……。

ええ、まあ難しいことはどうでも良い。

この状況が3年も続く、と思ったらみなさんだったらどうですかね?自分で会社をやっていたとしてどう思いますか?雇用される側だったとしたら、「頑張って給料払って!」と思うのが普通だと思う。

 

でも、経営者側だったらどうだろうか?不安で仕方がないよね。社員の給料をずっと払っていって、しかも銀行からの借入金は減らない。

日本の多くの企業は未上場の中小企業です。なので、銀行からお金を借りる時には個人保証をしている。つまり、会社が倒産しても、借金が個人に残ってしまうのです。

悲しいよね。2014年くらいから「個人に重い責任を持たせるのはやめましょう」となったのに、結局ダメだよね。笑

 

だからね、そういう不安な中で「よっしゃ死ぬ気で頑張ったる!」と思える人って実は少なかったりもするのよ。

例えば、もう60歳くらいになっていたら、「後は平穏な老後があれば良い」なんて思うから、わざわざリスクを求めて会社を存続させないわけ。

 

もうコロナで疲れちゃったからやめちゃうポヨ!」ってなるんだよ。そういうものです。人間だもの。ええ。

3年間の不況を乗り越えてまで経営をするほどの精神力を持っている人ばかりじゃないですからね。

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経営者だって普通の人間ですよ

 

経営者だって普通の人間なんですよね。「労働者」と「経営者」ということでみんなはわけていて、労働者は疲れるけど、経営者は疲れないと思っていると思う。

労働者の労働条件に関しては問題視されるけど、経営陣の労働状況に関しては無視されがちじゃないですか。

でもね、経営者だって1人の人間なのですよ。私も小さな会社をやっていますけど、私の会社1つでも、やっぱり考えることはたくさんあって、疲れることだってありますから。

コロナで倒産を決意する人がね、やっぱりこれからは増えてくるよ。これだけコロナでみんなが騒いでいる。まあ怖いのはわかる。けど、そうは言っても生きていかなきゃいけないじゃないですか。

従業員のためにとにかく頑張ってみる。でも、頑張るにも限界があるわけですよ。普通の人が普通に疲れるのと同じで、経営者だって普通に疲れてしまう。

 

だから、これからはちょっと厳しい時代になるな、と私は思っています。企業を経営する人がいなくなったら、雇用が減っていき、不況が訪れます。国力が落ちます。

そんな社会で生きたくないな、と思うのだけど、そう上手にいくものではありませんよね……。

 

経営者だって普通の人間です。だからね、日本はもう少し経営者寄りの国にして欲しいな、と思う。

経営者が当たり前に経営して、当たり前に会社を大きくしたい、と思える社会であって欲しいな。

 

日本が1日でも早く元気になるように、私も陰ながら応援しております。そして、ちょっとだけ頑張りますね。笑

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水瀬まりも
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