仕事で後輩に厳しい人っているじゃないですか。
厳しく育てた方がしっかりした後輩になるという考えを持っている人もいるかもしれませんが私は後輩に厳しい人って信用できないんですよね。
優しい人の方がいいに決まってるじゃん。
自分と同じように苦しめと思っている老害
後輩に厳しい人って自分もその仕事をする上で怒られてきてしまった人なのかなと思います。
だからね自分と同じように後輩にも苦しんでほしいと思っている人が多いんですよ。
その証拠に後輩に厳しい人は「私の時代はもっとすごかったんだから」みたいな話をよくするわけです。
でも時代が変わるとともに社会だって変わるし職場環境だって改善されていくはずだと思うんですよ。
改善されていなかったらそれは成長が止まっているということですからね。
だから昔の人がそこで働いていたよりも労働環境が良くなっていないとその事業としては成功していないということなのです。
まあそういう感覚を持って働いている人は少ないかもしれないけど、どう考えたって自分と同じように苦しんでほしいと考える人は性格が悪くないですか?
死なばもろともじゃないけど、自分が損した分相手も損した方が気持ちがいいと思ってしまうタイプなんですよね。
でも意外にこういうタイプの人って結構いるものです。
自分が悩んだことや辛かったことはなるべく他の人に味わってほしくないと思うことができる人って少ないんですよ。
なぜなら人は他人よりも自分が損をするのが嫌いだからです。
これは心理学的には当たり前のことで、Amazonなんかで買い物をしていると「あなただけの特別セール」というような文言を最近よく見ます。
「自分だけがこの機会に優遇される」ということに喜びを感じるのが人間の性なのです。
だからきっと自分と同じように苦しめと後輩に思ってしまう人の方が多いんじゃないかな。
自分が困ったことはなるべく後輩に同じように困って欲しくないと思える人こそ本当に優しい人なんでしょうね。
後輩に厳しい人の姿を見ている周りの人も不快になる
後輩に厳しい人は後輩を育てているという感覚があるかもしれません。
自分と後輩という関係性しか見えていないのです。
でも後輩に厳しい人の姿を見ていると周りの人も不快になると思うんですよね。
私はよくこれをお店で感じます。
例えば食事をしているレストランで新入りっぽい人がものすごく怒られていたりするのを見てしまうと、気持ちが沈んでしまいます。
ここでは絶対に働きたくないなと思うし、まあ働くことはなくてもなんだか気持ちが萎縮してしまうんですよね。
これが同僚とかだったらもっと辛いと思います。
自分は関係ないかもしれないけど後輩が他の先輩に怒られているのを見ていて気分が良くなる人なんてなかなかいないでしょう。
自分が怒られてるわけじゃないけど人が怒られているのを見ているとストレスを感じるという人も多いと思います。
つまり後輩に厳しい人というのは周りの空気を悪くしているということも気づいていないのです。
空気が読めない人とも言えるんじゃないでしょうか。
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厳しくされると余計に仕事ができなくなる
厳しく育てた方がしっかり仕事をしてくれると思っている人も多いかもしれませんが、先輩に厳しくあたられてしまって仕事をする時に緊張してしまい余計にミスを繰り返してしまうという人もいます。
厳しければ厳しいほどそんな風に逆効果になってしまうこともあるでしょう。
ミスをしても誰かがカバーしてくれるという安心感の中で仕事をすることができるほうが絶対にいい仕事ができると私は思っています。
考え方は人によるのかもしれないけど、ミスをしたら怒られるという環境の中で仕事をするとストレスが溜まる一方です。
ある種の緊張感を持って仕事をするということは決して悪いことではないと思いますが、「誰々に怒られるから仕事をする」というような環境は良い環境だとは思いません。
仕事を辞める人が多くなってしまうのではないでしょうか。
後輩に厳しい人は自分も仕事ができない人
後輩に厳しい人というのは、仕事ができないのはその人のせいにしているところがあると思います。
でも本当にそうでしょうか?
しっかり仕事を教えることができて明確な指示出しをしていればもしかしたらその人はもっと上手に働くことができるかもしれません。
でもそれができないからその人にイライラしてしまう。
結局自分が人を指導するのが下手くそだから怒っているという人もいると思うんですよ。
かなり悪循環だなと感じますね。
自分が仕事ができないのに自分で怒っているんですから。
そんなこんなで私は後輩に厳しい人のことを信用していません。
後輩に優しく仕事を教えることができる人こそが仕事ができる人だと思うし、周りの雰囲気もうまくマネジメントしていくことができる人なんだと思います。
後輩に厳しい人が周りにいたらなるべく関わらない方がいいですよ。
では今日はこのあたりで。