起業と経営

会社を潰す社長っているんだよ!潰し癖って言うのかな。

会社を潰す社長ってどんな人だろうか?と考えていたんですよね。このコロナの状況下、やはり厳しい経営環境になってしまっていると思うんですよね……。

会社なんてものはすぐに潰れてしまう。「うちの会社は大丈夫っしょ」なんて思っている人が多い。でも、本当にそうだろうか?

会社は本当に存続するのだろうか?いや、そんなことはない。驚くほど簡単に潰れてしまうのが会社というものです。

ぽしゃん」とね。もちろんそれは業界の動向等の外的要因による倒産なのかもしれない。

 

でもね、会社を潰すのは「社長」なんですよ。会社を潰す社長はどんな社長なのか?私の経験上言えることをここに書いていく。

 

月々のコストに鈍感な人

 

創業系の社長にもこのタイプは多いのだけど、月々のコストに鈍感な人は会社を潰す社長でもある。会社のコストというものは会社の規模が大きくなるほどにわからなくなってくる。

例えば、会社で使うお茶1つにしても蓄積されていけば、大きくなってくる。例えば、会社で使うお茶が2Lあたり「150円」のものを使っているのか、それとも「200円」のものを使っているのか?という違いだけでも実は大きい。

例えば、150円であれば、月に100本買ったとしても、15000円になる。でも、これが200円になると20000万円。月あたりで計算すると5000円は違ってくる。

 

利益率が30%だとすると、5000円のコストというものは売上ベースで「約16000円」となる。つまり、もしも1杯1000円のラーメン屋を売っている店だとすると、

16杯分となる。これは大きな違いですよね。会社を潰す社長というのはこういった「小さな月々のコスト」に鈍感な人です。1度でも出て行ってしまったお金はもう2度と戻りません。本当に2度と戻ることはない。

 

だからこそ、月々のコスト、特に固定費に関しては注意して見ていく必要があるのです。社員の給料も同じです。闇雲にベースアップをするのではなく、手当てとして出すことによって残業代が上がらないようにしたり、

考えてコストを下げていく必要があるのです。家賃に関しても同じことが言えます。オフィスに関しては、最近は「縮小傾向」にあります。

特にコロナがあってからは「テレワーク」が推奨されるようになりました。今後は「デスクでみんなと働く」というスタイルも消えていくでしょう。コワーキングスペースのようなところを使う可能性はあると思うけどね。

 

だからこそ、オフィス代に関しても節約する必要がある。月に100万円の家賃のところを選んでいたのであれば、不況時には80万円にするとかね。もちろん収容人数にも制限があると思うので、難しい部分もありますが、

月々のコストは非常に重要な問題なんですよ。会社を潰す社長はそこらへんがテキトーなんですね。笑

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売上の分散化を考えない社長

 

あのね、世の中的には「売上を上げていく」ということが大事だと思われていますけど、実はそんなこともないんですよね。

世の中の社長の中には「うちだってそのくらいの売上を出すことはできる!でも、リスクを考えてあえてやらないだけだ!」と思っている社長さんも多いのです。

そういう社長さんは倒産させることなく会社を存続させられる人ですね。ええ。

 

その逆でね、売上の分散化をせずに「今はとにかく売上を増やせ!それだけだ!」という考え方の人はいざその業界の調子が悪くなった時に、大きなダメージを受けることになる。

例えば、今回のコロナの時に「宿泊」だけで売上を作っていた会社はどうだろうか。大きなダメージを受けたと思うんですよ。

あの帝国ホテルでさえも、売上が落ちていましたからね。

もしも、「不動産賃貸業」が売上の半分程度あったとすれば、会社全体の落ち込みも減るでしょう?そういう分散化が必要なのですよ。

実際、帝国ホテルの場合、不動産賃貸業も営んでいて、そちらの売上は落ちていません。むしろ前期比7.4%増です。セグメント別でね。

会社を倒産させる社長だってね、周りからすれば「イケイケの社長」として、絶好調に見えるわけです。

でも、そういう社長こそ、いざという時に倒産させてしまう。まあ、もちろん例外はあるけどね。笑

 

会社の売上はできるだけ分散させておいた方が良いわけです。1つの分野で1番になることも大切だけど、今回のような「宿泊崩壊」みたいなことが起こると、途端に業績が悪くなります。

観光業をやりながら、冷凍食品系の会社をやったり、医薬品の会社をやったり。まあそれは理想でしかないと言えばその通りだけど、そういった分散が必要なのです。

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借金をしない社長

 

これは一般の人には意外だったのではないでしょうか。借金をしない社長ってね、私あまり信用していないのですよ。

たまに「無借金経営です」なんてことを自慢している社長さんがいるのだけど、恥ずかしくないのかな?と思ってしまう。

 

うちは無借金経営でやっていますから!」なんて主張すればするほど、「私って無能なんですよね」と言っているように感じる。

だって、借金をしないということは、借金をしてお金を儲ける能力がないということですよね。レバレッジをかけるほど、お金儲けが得意ではないということなのですよ。

 

借金をして得をするのは、お金儲けができる人です。何もできない人が1億円借りたところで、ただただ2%前後の利子を払っていくだけです。本当に無駄。笑

 

だからね、逆に言うと、「無借金経営の経営者は会社を潰す社長」なのです。そもそも、借金は悪いことじゃない。売掛金と買掛金がありますからね。

振り込みのタイミングによっては、黒字倒産してしまうかもしれない。そう考えると、ある程度の借金は必要です。

 

銀行なんて会社が本当に傾いた時には貸してくれませんから、良い時に借りておくべきなのですよ。そして、うまく事業を広げ、売上を分散させるべきなのです。

借金をしないなんて考えられないですよ。「無借金経営ですから」なんて言われても、「はい?」という感じ。ええ。

 

うん。まあちょっと尖ったことを言ってしまったような気がするけど、こんな感じですかね。どうです?

会社を潰す社長はいるんですよ、本当に。会社なんて簡単に潰れますからね。ええ。みなさまもお気をつけて。

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まりも
まりもだよ(o'ー'o)ワーキングホリデービザでウィーン在住(2022年〜)の29歳。中高6年間男子校で生活。海外をふらふらしながらなんだかんだ生きています。応援は「アマゾン欲しいものリスト」からお願いします。