男みたいだね、と言われると女性は喜ぶよね。
「お前ってまじ男みたいだよなぁ」と言われて喜んでいる女性を度々見かける。
まあ嬉しそうです。逆にですよ。「女性っぽいね!」と言われると、そこまで良い顔をしないよね。
男性は「女みたいだな」と言われると、悲しくなる。大抵のことは怒らない人でも、「男らしくない」という類の批判をされるとめちゃくちゃ怒ったりする。
でもさ、うーん。何か虚しくですか?
なぜ、女性は男性的じゃなきゃダメなのよ。どちらがどっちでも良いし、自分は自分の性別を楽しめば良いじゃないですか。
もちろん、それは生まれ持った、という意味じゃなくてね。
男みたいだね、と言われて喜ぶ理由
サバサバした人だと認識されているから
男みたいな女である、という認識をされるということは「サバサバした人」であると認識されているということです。
これはね、女性にとって嬉しいことなんですよね、たぶん。
男性がサバサバしているとは私なんて全然思わないのだけど、「男みたいだよね」と女性が他人から言われた時には、それは「サバサバした人だよね」という意味になりますよね。
うーん。なんかね、わからないんですけど、女性は女性のことを自分で「ネチネチしている」とでも思っているのだろうか。男性からすると、別に何とも思っていなかったりするのに、
なぜか女性は女性で自分たちのことを「サバサバしていない人間である」と思っているわけです。
そこがね、ちょっとどうなのかなあ、と思っちゃう。男性が「カッコイイね」と言われて喜ぶような感覚なのだろうか。
そうだとしたら良いんだけどねえ。
1人で何でもできそう
1人で何でもできそう、みたいな意味もありますよね。
全ての女性がってわけじゃないけど、男性にはない「トイレに一緒にいく」とか「一緒にカフェにいく」みたいなことをする人が多いじゃないですか。
何かにつけ誰かと一緒にいないといけない感じ。だから、「男みたいな女」と言われると、「1人でも生きていけるような孤独に強い人間」と評価されているような感じがして良いのですよ、たぶん。笑
まあ1人で何でもできる人の方が実際良いよね。何でもかんでも誰かと一緒にいれば良いってもんでもないしさ。
だからこそ、男みたいなだね、と言われるのが嬉しいんですよね。群れなくても何でもできて、群れなくても生きていける。
そういう評価をされて嬉しい、というのが女性にはあるみたいです。でも、男性だとないんですけどね……。
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女性は女性として、男性は男性として
女性には女性の良い部分があって、男性にだって良い部分があって。
それで良いんじゃないの?と思うのよね。女性は「男みたいだね」と言われて喜んでいる。
でもさ、女性が女性であることを否定されて喜んでいる社会なんて何だか歪だな、と思ってしまった。それこそが最大のコンプレックスなんじゃないの?とも。
海外でも、「男みたいだね!」と言われると女性は喜ぶのだろうか?
もちろん、日本には「男尊女卑」のような考え方があった。Global Gender Gap Report 2020で発表された「男女格差指数」では、151カ国中、121位ですからね。
男尊女卑が存在する国ではある。
だから、「女性的である」という表現を昔は好まなかったのかもしれない。
でも、今は違うじゃないですか。いや、世界的にみたらまだまだ差別されている国なのかもしれないけれど、それでもマシになったでしょう?私を含めて今の若い人たちは「女性も男性も関係ない」と思っているはず。
男性は女性のためにあるわけでも何でもなく、女性は女性として独立していて、男性は男性として独立している。
だったらさ、「女性であることに誇りを持って良いんじゃない?」と思う。
自分の性別を否定されて、「そう?(照れ)」みたいな感じになっていることに何か違和感がある。
女性はよく「私ってよく男みたいだよねって言われるんよ」みたいなことを言う。これ言う人ね、ものっすごく多いよ。笑
自分だけが言っていると思っているけど、本当に多い。
でも、男性は「俺ってよく女みたいだねって言われるんだよな」とは言わない。
そこにね、何か社会の歪な部分というか、日本人の精神性というかね、そういうものをかやじてしまうな、と。
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自分らしくいられれば良いね
いや、別にね、女性の中にも男っぽい人はあるし、男性の中にも女っぽい人がいることは紛れもない事実なんですよ。
「XY染色体」であれば男。「YY染色体」であれば女。それはその通りなのだけど、
性格的にも内面的にも逆の性になる人はいる。LGBTの人だってそうです。
だからね、まあ自分らしくいられれば良いよね、と思うのですよ。女性が男性のように扱われたり、男性が女性のように扱われたり。
まあ、そんなのはどちらでも良いことでさ、性別なんてぶっちゃけどうでも良いじゃないですか。
そりゃ、子供を作ることができるとかできないとか、そういう現実的な話はまた別だけど、人と人として接する限りにおいては、関係のないことでしょう?
だからね、もっと人間らしく、自分らしく生きれば良いじゃんか、と私は思っちゃう。
男みたいな女でも、女みたいな男でも良いし、どちらを喜ぶのも何か虚しいな、と思ってしまう。
男性は男性で「男らしくないよね」と言われたら怒るしさ。どっちでも良いじゃないですか。
男みたいな女である、と喜んでいる女性が多いのは事実だと思う。本当に多いもん。でもさ、そこで喜ぶのって何か逆にどうなのだろうか?と思ってしまう。
そのままで良いのに。女性を否定されて、「やった!」と女性が喜んでいるのが何か悲しく感じてしまいました。
男も女も、「私の性別って悪いものじゃないよ」と胸をはって言えたら良いよね。そんな世界に少しでも変わっていけば良いな、と私は思う。
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