起業と経営

従業員を削減する企業はこれからめちゃくちゃ増えてくるよね

コロナで世界は変わってしまった。それもあるのかもしれない。でも、私はコロナなんてものがなくても、従業員を削減する企業は増えてくるだろうな、と思っていました。

従業員側としては、「会社は雇用して当然だ」くらいに思っているのかもしれない。でも、会社なんて別に1人でやっても良いし、雇用する義務なんてものは1mmもない。

極端な話、100人の従業員を0人にすることは可能なのですよ。

そして、これからのはね、従業員を削減する企業が増えてきてしまうような気がするのです。そんなことについてちょっと書いてみるね。

 

従業員を削減する理由

ネット環境の普及

今はほとんどないとは思うけどさ、「飛び込み営業」みたいなことをする企業が5年前くらいまではあったのですよ。

最近はネット環境が普及してきたので、電話であったりとかメールであったり、非対面での営業が主流になっていますが、昔はそんなことがなかった。

だからこそ、営業の社員が必要だったんですよね。「売上ノルマを達成しろ!達成するまで飛び込み営業しろ!名刺は100枚もらってこい!」とね。

でも、今は違うでしょ?昔はそうやって社員を鼓舞して、頑張って働いてもらって、そして会社の売上をあげていく。これが普通だった。

けど、今は営業なんてメールでも古いくらいだし、広告を出したりとか、ツイッターやYouTubeのようなもので無料で宣言することだってできる。

人の力を使って宣言するしか営業方法がなかったのだけど、今は変わってきて、優秀な人であれば、1人でも十分営業をかけることができるのです。

例えば、堀江貴文さんはツイッターのフォロワー数「350万人」ですが、1ツイートするだけで、350万人に営業をかけることができるのです。

時代が変わったのですよ。従業員を削減して、優秀な経営者が1人で企画から営業までやる時代になりつつある。

 

待遇改善

政治のことにはあまり口を挟みたくないでの避けますが、最近は労働者側の待遇が改善されていきましたよね。最低時給を上げて、企業側に無理矢理お金を使わせるようになった。

派遣に関しても同じです。同一賃金同一労働の原則を取り入れた。会社側はより多くのお金を負担するようになりました。

これによって、世の中的には「良いことをしてくれた」という感じなのだろうか。でも、企業側からすると、ただただ負担が増えてしまったわけですよ。

産休や育休に関しても同じことが言える。社会全体のことを考えると、「育休や産休って必要だよね」というのは当然です。

出生率が下がってしまうと、結果的には国が疲弊していきますからね。でも、企業からすれば負担でしかないわけです。

従業員側にとって都合の良いことは社会的には素晴らしい取り組みであっても、企業側としては厳しい内容になってしまうことが多い。

 

企業は個人を拡大した組織です。なので、大きな余裕があるわけではないのですよ。特にこれからの時代はもっと余裕がなくなっていく。

待遇改善を従業員は求めるし、国もそれを企業に求めてきた。形状はね。

でも、それがかえって、経営者側の「従業員離れ」を招いている、というのが正直な感想です。

育休はあった方が良い。産休はあった方が良い。それはその通りです。ただ、これからの時代は大企業が不利になり、余分な従業員を雇用する余裕がなくなってくる。

技術も進化して、そこまでの従業員を必要としない。だからこそ、企業側は全体として、従業員を削減する方向へ向かうんじゃないかな、と思います。

関連記事:経営者と従業員のギャップなんて一生埋まらないんじゃないかな

経営者の本音を書いてみよう

従業員は金銭的に結構負担が大きい

経営者の本音を書いてしまうのであれば、従業員というものは大きな負担になっているのですよ。

従業員側からすれば、「私はあんたの会社で働いてやっている」という感覚なのかもね。

でも、経営者からすると、従業員を雇用することにそもそも大きな負担があるわけです。

みなさんも、会社の代表をやっている友達に会ったりすると、「俺のことも雇ってくれよ〜」なんて言ったりするでしょう?そんなこともあるよね。

冗談でもね、経営者側からすると、結構イラッとくる。なぜか?

それは、1人を雇用するのに、数百万円はかかってきてしまうから。例えば社会保険料と交通費等を考慮しなくても、30万円の給料を出すには、年間で360万円が必要になってくる。

企業の利益率が20%だとすると、360万円の給料を出すためには、売上ベースで1800万円の売上を出す必要があるのです。

雇ってくれよ〜」なんて言うけれど、それは企業にとって、大きな負担であって、従業員を雇うということはそれだけリスクを伴うものでもあるのです。

 

従業員側が権利が強すぎる

従業員側しかやったことがない人はわからないかもしれませんが、従業員って会社側と結構トラブルを起こしていたりするものなのですよ。

従業員側の権利が日本は非常に強い。解雇規制だって、他の国よりも厳しい。なので、従業員側が文句を言えば、基本的には会社って負けてしまうわけですよ。

個人の方が強い。それは従業員側にとっては良いことですよね。でも、あなたが経営者だったらどうでしょう?

 

権利の強い従業員を増やしていきたい、と思いますか?これからの時代、何で食べていけるのか、何で会社が売上を作っていくのか、もわかりません。

あなたがもし、コロナウイルス下で観光業に従事していたらどうしますか?飲食業の経営者だったらどうしますか?

従業員側の権利が強い国で、従業員を雇うということに抵抗を感じるはずです。住宅ローンでも、月に数万円の支払いなのに、

従業員を雇うと、月に20万円のローン。さらに、20歳から70歳まで働くとすると、50年間も支払い続ける必要がある。

それくらいの負担なんですよね。従業員側は非常に強い。会社側が解雇しようと思っても、なかなかうまくいかない。だからこそね、経営者側は従業員を削減する方向で動くと思うんですよね。

特にこの時期は。この時代においては。

関連記事:跡継ぎがいない会社を持つ経営者へ。

雇用する義務はないのよね、経営者には

 

雇用する義務はないんですよね。従業員を削減した時、従業員側は言うでしょうね。「ふざけるな!俺たちの雇用を守れ!」と。

うんうん。まあ、そっちの気持ちもわかります。私にもサラリーマンをやっていた時期があったし、何なら強制的に春闘に参加させられていましたから。笑

行きたくなかったけど、会社全体としてなぜか強制されていたのですよ。そういうものなのでしょうか。笑

でもね、経営者側には雇用する義務なんてものはないのですよ。別に1人で社長になって、1人で仕事をしても良いわけです。100人規模だった会社を10人でやるのも自由なのですよ。

営業マンを雇用せずに、ツイッターでフォロワーを集めて、何か資料を提出する時にはLINEで送信すれば良い。

何かわからない点があれば、チャットなり、電話なりで対応すれば良い。もし人手が足りなくなったら、正社員ではなく、業務委託で頼んでみたり、アルバイトを雇用すれば良いのです。

 

正社員になりたい!」みたいな人がたくさんいるし、その人たちは「安定」を求めている。それはわかるよ。

でも、社会全体で考えると、従業員を削減する流れになってきているんじゃないかな、と思います。テレワークだってさ、従業員側は「この働き方良いな!ずっとこれにしよう!」と思うかもしれない。

それは「」という意味でね。しかし、会社からすれば、「あれ?あの人って別にそこまで必要のない人材だったんだ」という感じだったりもする。

コロナは経営者に「従業員ってそこまでいらないのでは?」を気づかせてしまったのかもしれない。

そう思ったんですよね。重ねて言うのだけど、私はね、別に育休とか産休に反対しているわけじゃない。賃金も高い方が良いよね、というのはわかります。賛成です。

 

ただ、全ての人を平等に、全ての人にお金を与えようとすればするほど、全ての人を幸せにしようと政府が動けば動くほど、それ以上に不幸な人が増えてしまうんじゃないのかな、と思うよ。

とまあね、今回は少しだけ難しい話をしてみました。笑

 

ではでは、まりもでした!笑

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まりも
まりもだよ(o'ー'o)ワーキングホリデービザでウィーン在住(2022年〜)の29歳。中高6年間男子校で生活。海外をふらふらしながらなんだかんだ生きています。応援は「アマゾン欲しいものリスト」からお願いします。