みんなにも、私にもきっと自分の運命というものがあるんですよ。それはスピリチュアルなことではなくて、その何というか、
家族の事情とかさ、そういう具体的な事実としての運命ね。例えば、私は途中から父親がいなくなってしまった。死別でね。
それは私にとっての運命なんですよ。これからを変えていくことはできるかもしれないけれど、今の現状は現状よね。
私の父親が生き返ることはない。だからね、今の現状は現状であって、それ以上でも以下でもない。私は自分の運命に絶望したこともあったし、希望を持ったこともありました。
でもね、何かんだで私は生きていくのかな、と思うのよね。
自分の運命に嫌気が差すことだってあるじゃんね
ほらほら、みんなにもあるでしょ?運命の1つや2つくらい。例えば、開業医の家庭に生まれてしまったとしよう。
そうすると、親が勝手に開業医になっただけなのに、「医学部に絶対合格しろ」という感じになったりする。
私は中学高校と進学校に通っていたので、やはり医学部への入学を考える人が多かったんですよね。
親は親で「雇用している人もいるわけだから、次の人がいないと厳しいし、だからといって全く知らない人にやらせるわけにはいかない」という事情があったりする。
私も自分で会社をやってみてわかったけど、やっぱり会社というものは基本的に家族で経営した方が良いのですよ。家族が優秀ならね。
社員がある場合もあると思うけど、基本的には物凄く面倒なんです。株式の相続とか含めてね。
でもさあ、自分の運命って自分ではどうにもできないものじゃない?勝手に降りかかってくるものだからさ。
だからさ、何か大変ですよね。降りかかってきた運命を自分で変えることはできる。
けど、生まれる場所とか親とかさ、そういうものは選べないわけであって、この世界に生まれてきたからには少なからず自分の命に予め規程された運命があると思うわけですよ。
そんな運命に嫌気が差すことがあるのは当然だと思うのです。むしろ、自分の運命に何も感じない、不感の状態ってどうなの?というね。
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私の人生は何だろうか?とふと思うことが
いやいや、面白い人生なんですよ。笑
だから、全然嫌いじゃない。むしろ「こんな人生にしてくれてありがとう!神様!ゴッド!」という感じ。
でもさ、大学生の時に父親は死んでしまって、家族が母親たった1人に突然なったりさ、借金ができたりさ、私の人生って私が意図しないもののせいで色々動かされてきたな、と思うのですよ。
私は父親が亡くなった当時、「好きに生きる」みたいな選択肢がなかった。周りからすれば、「頑張っていて格好良い」だったのかもしれない。
でも、私、本人からするとそんな綺麗なものでもなくて、ただ赤坂という街で頑張って息をして、頑張って、踏ん張って仕事をしていたような気がする。
よく、1人で汐留の近くにある「汐留5区イタリア街」というところに行っていました。誰もいない素敵な場所でね。心が落ち着いたんですよね。
誰もいなくて、誰も私のことを知らなくて。そんな場所に1人でひっそりといることが、当時の私にとっては心地良かったのです。
自分の運命なんてさ、時には逆らえないものでさ、それでも何とか生きていかなきゃいけない時があるじゃんね。
え?いやいや、むしろそんなトリッキーな場合の方が多いんじゃないのよ?どうなのよ?笑
みんなだって、何かしらあるでしょ?親が毒親だったり、いじめにあっていたり、社長にならなければいけなくなったり、親が離婚したり。
まあ色々あるわけですよ。人生なんてトリッキーなことだらけなような気もする。
だからね、やっぱり思うよ。「私の人生って何だろうな〜?」って。笑
笑っちゃうくらい不思議な人生だよなあ、って。
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何だかんだで生きていくのよね
自分の運命ってあるよなあ、と思う。お金持ちの家に生まれるのか、両親のいる家に生まれるのか、東京に生まれるのか、地方に生まれるのか。
まあそれはその人の運命なのだと思う。でもさ、まあ何だかんだで生きていくわけですよ。
自分の運命なんて自分で決められるものじゃないのに、親の事情とか、家庭の状況とかで人生が変わってしまう。その事実にはイラッと来るよね。
私だってさ、こんな人生になるとは思っていませんでしたよ。昔から「変な家庭だよなあ」とは思っていたけど、自分の人生までここまでぐにゃっとなるとは思っていませんでしたから。
でも、それでも生きていかなければいけないし、生きていけるのですよ。借金が数千万円あっても、父親が突然死しても、私の人生は続いていて、当たり前に食事をとって、お風呂に入って寝ている。
絶望する日もあれば、希望を持つ日もあったりする。たまに、過去の父親との思い出がフラッシュバックしてきて、「ああ、死んでしまったんだな」と悲しみに暮れることもある。
でも、何かんだで生きていくのよ。そんで、きっとそれで良いんですよね。何だかよくわからないけど、生きていく。
そうやって乗り越えていくのかな、と思った。
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