コロナです。外出自粛です。お店は閉店。レジャー施設閉店。こうなってくると、いよいよ街が死んでくる。
街というものは人間の活動があるからこそ成り立つ。街そのものには何の意味もなくて、そこにただただ高いビルがあるだけ。
歌舞伎町が怪しいネオンに包まれているのも、銀座が煌びやかなブランドネオンで照らされているのも、全ては人間が活動しているからです。
だからね、世界が真っ暗になった時、地球は笑うのよ。
世界が止まれば光が消える
私たち人間は元々、夜には活動することができなかった。夕暮れ時になれば、「そろそろ寝よう」と寝ていた。朝方になってきて、明るくなってきたら活動を始める。
それが昔の私たちです。いや、それは語弊がある。私たちの御先祖様はそうやって過ごしてきた。でも、私たちは、今、普通に夜道を歩くことができる。
でも、これはなぜか?というと、街のネオンがあるからです。街のネオンがあるから、どこかのお店がやっているから、外を歩くことができる。
私はよく夜遅くにマイナーな公園でランニングをしているのだけど、その公園に夜行くと、暗すぎて道端のカエルさんすら見えない時もある。それが夜です。この世界です。
だからね、今コロナの影響で世界が真っ暗になれば、私たちは夜に活動することもできなくなるのかもしれない、と思ったのよ。
世界が真っ暗になってしまえば、人間たちが知らない世界がそこには広がっていて、人間たちが知らない生物たちが普通に生活をしている。
そう思うとさ、世界が真っ暗になって、何も見えなくなった世界において、むしろ地球は笑っているんじゃないかな、とすら思うのよ。
色々な意味でね。地球に住む人間以外の代表として、地球として、笑っているような気がした。
世界が止まってしまうということは、人間たちからみた世界だよなあ、と改めて思ったのです。
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人間が世界と呼ぶ借り物
人間はこの地球という星を自分の所有物だと思い込んでいる。でも、本当にそうなのだろうか?
人間中心主義的な考え方を誰もがきっと持っている。アメリカなんて「地球防衛軍」みたいなものを本気で作ったりしているよね。
そもそも、そんなものを作ること自体、その発想が「この地球は人類のものである」という考え方に基づいているような気がする。
でも、この世界がコロナで真っ暗な世界になってしまったら、本当にそんな状態になったとしたら、この地球はどうだろうか。
人間たちが邪魔しているから、見えないけれど、街の光がなくなればたくさんの星が見えるようになって、人間が動かなくなれば、川の水、海の水が綺麗になって、地球は笑うのではないか?と思ったのですよ。
人間は地球を所有していると思い込んでいる。でも、実は神様からの借り物、地球からの借り物だったりするのではないだろうか。
世界が真っ暗になった時、地球は逆に笑うでしょう。「こんな素敵な世界なのだ」と胸を張って人間を笑うでしょう。
そんな未来を少しだけ想像してしまった。まだ地球で生きていたい。まだ地球という星の中で遊びたい。
でも、地球側からすれば、人間側のそうした考えは、ただただ迷惑でしかなくて、鬱陶しいものでしかなくて、本当は嫌なんじゃないかな、と。
人間は自分たちが住んでいる地球をあたかも「自分のもの」だと思い込んでいるのだけど、それは本当にそうなのでしょうか。
本当に所有していて、本当に自分たちで好きにして良いものなのだろうか。むしろ、人間こそがいらない存在なのではないか?とすら思ったよ。
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地球と人間の共存を考える機会になった
私に限っては、「地球と人間の共存」を考える機会になったな、と思っています。
地球には素敵なところがあって、素敵な生物がいる。
で、何だかそれを人間たちが邪魔しているような気がしてしまった。世界が真っ暗になっていく。歌舞伎町のネオンは消えていく。
新宿ゴールデン街に行ってみると、この前まで賑わっていたのが嘘みたいに静かだよ。
そんな世界になってみたら、意外と地球側は喜んでいてさ、意外と環境にも良いんじゃないかな、とすら思ったよね。
コロナウイルスでこの世界は大きく変わっていってしまった。まあ、人間である私たちの目からみた世界だけどね。どう考えても変わったよ。
でも、これは良い機会でもある。本当に必要なものは何なのか?そして、私たちは何の中で生きていて、何のために生きているのか?
そういう目に見えない「あれやこれや」を考える機会になったのではないでしょうか。わからないけどね。別に難しいことを考えたいわけでもないし。笑
まあね、「ああ、そうか地球に人間っていらないのかもな」と少しだけ思ってしまいました。普段は人間を中心とした世界しか見えないこの地球だけど、世界が変わってきて、見えるものも変わってきた。
そんな気がしたよ。みんなの目にはさ、どんな世界が広がっていますか?
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