本当につらい時に助けてくれる人なんてさ、実際には少ないものなんですよ。普段、「俺たちって仲良いよな?親友だよな?」なんて言い合うのは楽です。
親だって同じ。「私はあなたのことを大事に思っているからね」なんて言葉で言うのは簡単です。
でも、実際につらい場面に遭遇した時、本当に助けてくれる人はどれくらいいるのだろうか?そう考えるとね、実はね、本当に少ないわけですよ。
いや、ちゃんと助けてくれた人もいたけど、全然助けてくれなかった人もいた。ただ、それは表面的な部分でもあったような気がする。助けられたよ。物凄く感謝している。
でも、最終的にはあの頃、私は誰も助けてくれないんだ、と悟った。
だからね、今度は大切な人のために私が強くなりたいな、と思ったんよ。
大切な人を守るためには強くならなきゃね
まあさ、別に普段は弱くても、ひ弱でも何でも良いと思うんですよ。でも、いざという時に助けられるだけの体力と精神力だけは欲しいな、と思っています。
よく、「強い人と一緒にいたい」なんて言う女性がいるけれど、それでは一緒にいることができない。なぜならその「強い人」だって、弱くなってしまう時がやってくるから。
強い人を求める人は「弱い人」であることが多い。で、なかば諦めている。「私はこんなものだろう」と。でも、それではいざという時に大切な人を守ることができないのですよ。
本当に大事な人が困った時、あなたは何ができるのだろうか?例えば、お金に関してはどうだろう?
彼女が特殊な病気にかかってしまって、アメリカで専門的な手術をしなければいけなくなり、1億円必要だったとしよう。それがなければ死んでしまう。そんな時、あなたならどうやって助ける?
例えば、1億円くらい普通に払えるだけのお金を持っておくという方法がある。これは仕事を頑張っていけば可能です。他にもある。
1億円の募金を集めれば良い。街に出て、ひたすら頭を下げる。「お願いします!助けたいのです!」と頑張る。
どんなタイプの強さでも良いと思うんです。大切な人が困っている時に助けられるだけの「何らかの力」があるのか?
こっれって意外と大事なことじゃないかな、と思うよ。口だけじゃどうにもならない。行動を起こしたり、お金を出したり。何か自分が提供できる「強さ」を持っていないといけないのよ。
関連記事:夢を叶えられない人だとしても、私は私の夢を追い続けるよ。
何もかもを助けてくれる人なんていない
少しだけ助けてくれたり、一緒にいてくれたりする人はいた。それこそ私の高校生の時からの友達は、本当にね、一緒にいてくれたような気がする。
私が「嫌だよ!」と言っているのに、フットサルに誘ってくれたりとかね。でもね、全てを助けてくれるわけではない。
例えば、私の数千万円、数億円の借金を誰かが肩代わりしてくれるのだろうか。そんな人はいないし、現実的には誰も助けられない。
私はお金を持っていなかったけど、私の周りの人たちだってお金を持っていなかった。だからね、100%助けてくれることなんてないわけですよ。
結局、最後は自分の力しかなかった。赤坂でポツンと1人で立ちながら、何時間も悩んでいたこともあったっけ。本屋さんに入って、ひたすら勉強したりして、うーん、何かわからないけど、どうにか解決しようとしていたんだろうね。
取引先とかにも1週間に1度以上営業の電話をかけていたこともありました。必死だったんだろうね。どうにか今できることを頑張りたかったのだと思う。
相手からどう思われるか?とか、そんなことよりも、「今」生きていくこととか、借金を返していくことしか考えていなかったから。
だって、何もかもを助けてくれる人なんていないんだもん。やっぱり自分が頑張らないといけないと思ったからさ。
誰も助けてくれない、なんて言い方は悪いのかもしれないけど、やっぱりそれだけの力を持って人なんていなかったんですよね。
アニメだったら、「俺が出してやるよ」なんて御曹司の友達が現れてどうにかしてくれるのだろうけど、現実は甘くない。相当厳しい日々を過ごしました。笑
本当にね、記憶ないもん、大変で。
関連記事:「もしもあの時…」なんて考えることに意味はないんだよ。
最大の復讐なのかもしれないね
誰も助けてくれないじゃん。そう思ったのが父親が亡くなった時であり、私が大学生の時です。そんな時期に思ってしまったから、私の心は少し歪んでいるのかもしれない。
だからね、私は復讐的な意味で「今度は誰かを助けたいな」と思っているのかもしれない。
自分が1番大切な人が死にそうになった時、苦しんでいる時、私は助けられるのだろうか。自分の家族が苦しんでいる時に、お金を稼いで来られるのだろうか。
そう思うと、私はまだまだ弱い。まだまだ子供だなあ、と思う。まあ、それも私の良いところなんですけどね!!!笑
うん。
でも、最大の復讐として「誰かを助けたい」というのはあるのかもしれない。1周まわって、悪が善に変わってしまったというか……。
誰も助けてくれないなあ、と思った時の、あの何とも言えない孤独感って何だろうね。街が無機質に感じられて、温かい飲み物も何だか冷たく感じるような「あの感覚」に名前はあるのだろうか。
まあ、そんなことは知らない。とにかく私はあの時、つらかった。まあつらかった。笑
だからね、今度は誰かを助けたいな、って。大切な人が困っている時に、助けられる強さを持っていたいな、と思うよ。
それが私の復讐だったりするんだ。
関連記事:努力が足りない人が99%の世の中だから、私は逆に生きやすいのよ