現実の非現実の世界が7対3で幸せになれるような気がするんですよね。現実の世界よりも非現実の世界の方が大きくなったからといって、幸せになれるとは限らないのですよ。
この世界で生きている限り、現実世界とは接触する必要があってさ、そこで一生懸命働いたり、一生懸命誰かのために頑張ったり、泣いたりしなければいけないわけで。
それは生きている限り、仕方がないことだと思うんですよね……。
でもね、非現実世界だけでもダメだし、現実世界だけでもダメなんです。
その比率がね、現実と非現実が7対3くらいが1番幸せじゃないかな、と思うのよ。
非現実だけを生きるのはつまらない
よく、「お金さえあればずっと旅行をしていたい」なんて言う人がいるのだけど、そういう人を見かける度に「本当にそれができる状態になったらやらないだろうなぁ」と思うんです。
頑張って働いてる人ほど、こうやって言うのよね。「もしもディズニーランドに毎日行けたら幸せだろうな〜」みたいなね。
非現実世界だけを生きてみるのは凄く楽しい。例えば、私の場合だったら海外旅行に行ってまだ見たことがない世界に飛び込んだり、まだ知らない人たちに出会ったり、体験をしたり。
もうね、何もかもが新しいからずっとワクワクしているわけですよ。

この時はブルックリンだったかな。大雨の日にたしか走っていたんだよね。アメリカのブルックリン、大雨の日にめちゃくちゃ走るというね。これが何とも楽しかったなあ。
まさに非現実世界だったような気がする。
でもね、ずっと非現実世界だったらきっとつまらないと思ったんですよね。非現実世界にいる時には「この時間がずっと続けば良いな」と願う。でも、だからといって、本当に続いてしまったらそれはちょっと違う。笑
現実と非現実が7対3くらいだから非現実世界が楽しいのであって、その比率が変わったら楽しくはないのですよ。ただただ暇なだけで面白くも何ともない。
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現実に向き合う時は真剣にね
私はね、海外にも行くし旅行の回数が多い。でも、私は非現実の世界にいる時以上にきっと現実世界で頑張っているのだと思う。
現実世界にいる時には精一杯頑張っています。それこそね、目を開けている時はずっと仕事をしているんじゃないかな。
起きた瞬間から寝る直前まで一生懸命仕事をしているような気がします。友達からすると、狂気らしくて、「大丈夫か?」みたいなことを言われるもんね。
うん。それくらい「7割」の現実世界を頑張って生きているわけです。でもね、そうやって頑張っているからこそ、非現実の世界が楽しくて仕方がないんだろうな、と思うのよね。
現実に向き合う時にテキトーだったらさ、きっと楽しくないんですよ。深く深く頑張って、悩んで、辛いこともあって、というのを経験しているから、非現実世界が楽しくなる。
「あの時頑張ったからこの時間があるんだな」と思うもん。結局は緩急なんですよね。頑張って一生懸命やっている時間は、非現実世界を楽しむための前夜祭みたいなものです。
そこで頑張れない人は現実世界でも、非現実世界でも中途半端にしか楽しめない。本当の意味での「人生の醍醐味」みたいなものを味わいたいのであれば、やっぱり現実の世界で擦り切れるほど頑張るしかない
そんなことをね、まあいつも走っている時に思っていますよ。走るのも仕事のうちです。メンタルを安定させることができるし、身体的にも引き締まるしね。
夜走っている時に、「ああ〜大変だわ〜」と、溜息を漏らしそうになる。でも、そんな瞬間があるから、そんな頑張っているもう1人の自分がいるから、全てを楽しめるのよ。
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激動の人生だったな、と思って終わりを迎えたい
まあ刺激的な毎日なわけですよ。頑張って頑張って仕事をしていても、自営業なんてすぐに売上が落ちたり、借金が返済できなくなりそうになる。
毎日不安に感じることは必ずあるし、「もう倒産するのか?」くらいに思うことだって何度も何度もあるわけです。
もうね、今はプライベートカンパニーでゆるっとやっていますけど、それでもやっぱり大変なことは大変なんですよね。
激動の人生。でもね、それで良いんです。緩急の激しい人生を送っていると、いつのまにか歳を取って、どこかで死んでしまうと思う。
私はどこかの病院で「ああ、物凄い人生だったな」と苦笑いしているに違いない。
仕事で関わった憎たらしい人の顔を思い出したりしてさ、「あいつ〜!!!」なんて思うのかもね。でも、同時に楽しかった思い出もたくさん思い出したりしてさ。
そういう人生で良いんじゃないかな、と思うのよ。
激動の人生のまま終わっていく感じで良いんですよ。現実も一生懸命生きて、非現実も楽しむ。そんな人生を送れたら良いよね。
7対3。これが大事よ。
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