私にも生きていくのが怖い、と思っていた時期がありました。若い頃ってさ、誰でもそうだと思うけど、変な発想を持ってしまったりするじゃないですか。
え?私だけですかね?笑
何か変な中二病みたいになってしまう人もいれば、急に大人な考え方をしてしまう人もいたりして。
私の場合はね、生きていくのが怖い、と思ってしまったんですよ。そんなこと、考えたこともなかったけど、急に怖くなってしまった。
でもね、今考えるとあの時に考えていた、感じていた恐怖って何だったんだろうな?と思うんです。
学校生活で自信がなくなっていた
学校生活で不安を感じてしまったんですよね、私は。いや、普通に友達もいて、いじめられていたわけでもなかったから、普通に幸せではあったと思うんですよ。
でも、ある日、国語の音読で緊張して声が震えるから大嫌いだった話。という記事でも書いたけど、国語の音読で緊張して声が震えてしまってからは、とにかく何かを音読するのが嫌になってしまったんです。
もうね、「音読」という言葉を聞いただけでも心臓がバクバクしてしまうくらい嫌でした。それはね、何と喩えたら良いかな。わからないけど、渋谷を全裸で走るよりも嫌だったんですよ。
だって、震えちゃうんだもん。当時はそのせいで、「この先、会社のプレゼンとかあったらどうしよう?生きていけるのかな?」と思っていたんですよね……。
生きていくのが怖い、と思ったきっかけはまさかの「国語」だったんです。笑
今こうやって書いてみると、何だかおかしいな、と笑えるけど、当時はそんなことを考えられませんでした。嫌で嫌で仕方がなくて、生きるのが怖い、という感情しかなかった。
何なら大学に入る時でさえも、「なるべき音読がなさそうなところが良い」と思っていましたから。武蔵大学みたいな「ゼミが命の大学です」という感じのところに入学したら、退学してしまいそうだったから外したりね。笑
学校生活を通して、とにかく自信を無くしてしまっていたのです。生きていくことが怖い、どうやって生きていけば良いのかわからない。
そんな状態でした。国語の偏差値は70超えてたのにね……。(自慢)
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まあ何とか生きていけるものです
そんな私ですが、今こうやってブログを書いていることからもわかる通り、何とか生きているわけですよ。
生きるのが怖い、と学生当時は思っていました。怖いものがない学生時代もあったけど、音読に怯え出した時には、割と社会全体が怖かったな……。
コミュニケーションは大好きなんですけどね。音読みたいな「定型文を読む」というのが苦手だったので、決まりきった会社同士の文言を読んだりするのも苦手だったんですよね。
でも、そんな私もね、サラリーマン生活を辞めたあの日。でも書いた通り、サラリーマンとして生きているわけではないけれど、
今はこうやって元気にモリモリご飯も食べて生きているわけですよ。もうね、最近なんて生きているのが楽しく楽しくて仕方がない。
それくらいの勢いで生きているわけです。当時は未来のことなんて考えれば考えるほど不安になってきて、とにかく怖かったです。
早く50代くらいにならないかな、とすら思っていたもんね。若くて繊細だったからこそ感じた恐怖だったんですよ。
生きていくのが怖い、と感じていた当時、本当に何もかもが嫌で、何もかもに不安を抱えていたいました。でも、それって実は私だけじゃなくて、誰でも同じなんじゃないかな。
不幸な出来事や不安な気持ちは自分だけかもしれない、と思ってしまうのが人間です。
窮地に立たされれば立たされるほど、感じてしまうのが「自分だけかも」という孤独感ですよね。
でも、大丈夫なんですよ。こんなへなちょこな私でも生きているわけですから。そこらへんの弱そうなヒヨヒヨの私でも生きていますから。どうにかなります。笑
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歳を取ると楽になるよ
歳を取るとだんだんと楽になってくるんですよね。不思議なもので、大人になればなるほど、神経というものは良くも悪くも鈍感になっていきます。
高校生の時に感じていた漠然とした不安も今は感じない。私の場合は、歳を重ねれば重ねるほど、どんどん生きるのが楽になっていくような気がしています。
いやあ、あの時、死ななくて良かったね〜!高校生とかでさ、よく死んでしまったりするじゃないですか。それはいじめだったり、鬱病だったり、色々あるとは思うけどさ。
若ければ若いほど、私たちの心ってピュアでさ、まあそれが素敵なんだろうけど、実際に高校生をやっている人からすると、「は?超生きるの大変なんだけど?」って感じだよね。
大人からすると、中学生も高校生も若い人たちはみな楽しんでいる、という感じに見えてしまう。でも、違うよね。
歳を取ってみたら、「何だったんだ?」という感じになるよ。でも、それまでは何とか生きてみて欲しいです。笑
生きていくのが怖い、と私は高校生の頃強く思いました。本当にねえ、あの頃の私の学生証とかをみると、何か顔面蒼白で何とも不健康な感じだったんですよね。
周りからすれば、恵まれた環境の中で生きていて、バンドとかもやっていて、何かキラキラしているように見えたのかもしれない。いや、実際、楽しかった。
うん。楽しかったよ。楽しかった。本当に。でも、つらさもあったわけですよ。
あの頃を思い出すと、何か笑えてくるね。そんな今日この頃です。
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