人生に悩む君へ

闘争心がなかったら、私はあの夜死んでいた

人間には闘争心というものがある。私にも闘争心があるし、あなたにもある。でも、その程度は人によって違う。

ひょっとしたら、「闘争心なし」と判断されても良いくらいの闘争心しか持っていない人間だってきっと存在する。

いや、たびたびそんな人たちに出会う。

でも、闘争心がなかったら、きっと人生を切り抜けていくことなんてできないと思うんですよ。死ぬほどつらい経験をした時に命をかけて走れないと思うんです。

闘争心があったから、私、今生きているもん。

 

闘争心が大切だと思うのはなぜ?

 

闘争心がない人が最近は増えている。野望だってない。闘争心よりも平和に過ごす「平和心」みたいな部分を伸ばしている人が多い。

それは時代なのかもしれない。多くの人が「今の若い人たちはお金持ちにもなれないし、自分の無理のない範囲で人生を楽しむのが1番良い」と思ってしまっている。

専門家がどう言うのか知ったことけど、私の個人的な見解では、日本は不景気だと思う。この前、ニューヨークに行って驚いた。

朝食なのに2000円もするレストランが普通にある。3000円するところだってあった。

日本の力が弱くなっているのです。

そんな状態だと、若い人たちは闘争心を持たなくなる。成り上がれないから。上にいけないから。上には年金で暮らしている人たちがいて、貯蓄もある。

自分たちはそんな年金暮らしの人たちを支えるだけの存在だ、くらいに思っているはず。

だから、時代がそうさせた、と言えばその通りだ。時代が若者の牙を折った。そうも言えるよね。

 

でも、闘争心がなかったら、時代を変えるような「何か」を生み出すことはできない。Webサービスであったり、新しい農業システムであったり、もしくは革新的な治療方法だったり。

そういったものを生み出すのは、他でもない「闘争心」だと思う。

俺は勝つんだ」という醜くも赤く光るものが必要なんですよ。害のなさそうな草食系の男子を親に見せたら、「なんて良い青年だ!最高の相手だ!」と言う。

でも、そんな「彼女の親が求める男」なんてものは、だいたいの場合、闘争心がない。完全なる偏見ですよ。覚えておいてね。偏見だけど、そう思う。

むしろ、「お前なんてうちには来ないでくれ」と言われるような人こそ、時代を変えるんじゃないかな、と思うよ。異端児的なね。

闘争心は大事です。男に限ったことではない。男にも女にも闘争心というものは生きていく上で大事なものの1つです。

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私の経験を少しだけ話そうか

 

私は元々、小学生の時には「学校一の軟派」と呼ばれていた人です。それくらい闘争心というものがないと思われていた。

でも、実はそんなこともなかったんですよね。笑

自分が譲りたくないものに関しては絶対に勝っていたいし、負けたくないという気持ちが強い人間なのですよ。

私は大学生の時に父親が死んでしまって、大きな借金を返していくことになったわけだけど、あの時、死んでいたかもしれないな、と。

そう、今では思うんですよね。もしも、私に闘争心がなかったら、きっとあの時点であまりの借金と精神的なショックで死んでしまっていた。

 

私は、私の名前や顔が天国にいるであろう父親に届くように、「頑張ってやる」と、よく自宅の階段を登りながら思ったものです。

父が死んだ悲しさも凄まじかった。親が死ぬってあんな気持ちなんだね。朝起きる度に、「夢じゃないんだ」を繰り返しました。

死んだ次の日の朝から突然いなくなるんだもん。それはそれは大きなショックだよなあ。小さい頃から一緒にいて、小さい頃から一緒に生活していた人が目の前からいなくなっちゃうんだもん。

そのショックはやっぱり人生でも最も大きな衝撃の1つだよね。

でもね、そんな私も闘争心があったから生きてこられたんですよ。陰口を叩かれようと、いじめられようと、何も痛くなかった。

馬鹿にしたような名前で読んでくる人がいても、言い返した。

闘争心は闘争心で大事なものなんですよね。時には闘う気持ちだって必要なものです。人間ですから。

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何歳になっても闘争心を持ち続ける少年であれ

 

若い頃には闘争心が誰にでもある。

でも、だんだんと薄れていくものだったりするのよね。地位を手に入れて、お金も手に入れて、そうなってくると、だんだん「まあこのくらいで良いか」と思ってくるんですよね。

闘争心だってなくなってきて、良く言えば「平和主義的な人」になる。でも、悪く言ってしまえば、「気力のない人」になってしまうんですよね。

闘争心がなかったら、何もできないのよ。全く闘争心がない人なんていないと思う。本当は誰にでもあるものだと思うから。

でも、その割合が歳を重ねる毎にだんだんと減ってしまうのよ。そして、何にも挑戦することができなくなってしまうのです。

それじゃダメだよね。

私も何歳になっても、闘争心のある少年でありたい、と思っています。

若いよね〜」なんて言ってくる大人が子供の頃から嫌いだった。少し何かに挑戦すると、「自分は歳をとっている」ということを理由に何にも挑戦していない大人たちが嫌いだった。

何にも挑戦していないだけだろ」と学生の頃の私は本当に思っていましたから。笑

みんなもさ、若い頃に気持ちを忘れずに、何かに挑戦し、失敗して欲しい。周りにも、自分にも勝ち続ける自分であって欲しい。

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まりも
まりもだよ(o'ー'o)ワーキングホリデービザでウィーン在住(2022年〜)の29歳。中高6年間男子校で生活。海外をふらふらしながらなんだかんだ生きています。応援は「アマゾン欲しいものリスト」からお願いします。