信頼できる友達がいるだけで人生って楽しいもんだな、と思ったんですよね。
馬鹿なことをやったりとか、一緒にふざけたり。
そうやって一緒に過ごす人たちはたくさんいると思うんですよ。
でも、「信頼できる友達」って実は少ないじゃないですか。
「この人たちだけは心から信頼できる」という仲間はきっと少ない。
でね、改めて思ったのよ。「こういう人たちがいれば、人生って楽しいなあ」と。楽しい時に楽しめる人たちならたくさんいるけどさ、
周りに誰もいなくなってしまった時にそれでも一緒にいてくれる最高の存在がいてくれたら、お金がなくても、生きていけるような気がしたんです。
信頼できるって何だろうか?
もう何年も一緒にいる友達と歌舞伎町の焼き鳥屋でご飯をしてきた。

3人で食べてきた。だから、もう10年以上の付き合いになるよね。いや、15年は経過しているか笑
それくらいの関係性なんですよね。
でもさ、「10年一緒にいたら信頼できる」というわけでもないじゃないですか。
信頼できない人は10年一緒にいても15年一緒にいても変わらないというか。
ただの「知り合い」とか「友達」というだけでそこから格上げされない。そう思うと、不思議だよなぁ、と思うんですよね。
信頼できる友達を作ろう、と思って作ったわけでもないし。いつの間にか自分らしくその場にいたというか、何だか居心地が良くて安心してしまう場所に「いつの間にか」なっていたというかね。
不思議なものです。
別に普段から何かをしてくれるわけではありません。いや、本当に思い返すと別に何か具体的に物をくれたとか、そういう類のものは全然ないんですよね。驚くほどに。
でも、信頼できる友達だったりする。まあ、別に誕生日プレゼントとかね、くれるんだったらどうぞ送ってください、という感じなんだけど。笑
中学生とか高校生の頃には何とも思わなかったし、別に「信頼できる友達」みたいなものの必要性は感じなかった。
むしろ、「俺は強いから人なんていらない」くらいに思っていました。本当はそんなこともなかったのにね。
何なら1番必要としているのが私だったりしたかも。
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ボロボロになった時に隣にいてくれる存在
それが「恋人」だったとしても良いと思うんですよ。とにかく友達でも恋人でも家族でも良いから「ボロボロになった時に隣にいてくれる存在」がいたら、幸せだよね、って思った。
調子の良い時には誰とでも仲良くなれる。いや、何なら向こうから寄ってきたりするじゃないですか。
特にお金なんて稼いだ次の日には、もう友達みたいなものがどんどん増えていく。YouTuberとして有名になったりした時も、きっと増えていくだろうね。
でも、自分がギリギリの状態になると、周りから人がいなくなって、まあ寂しい状態になるんよね。
あれ?みんなどこ行ったの?と不思議に思うくらい、消えていってしまう。これはね、経験した人にしかわからないと思う。
そんな、ボロボロの状態で転がっている私の隣に、まあふわっと座っていてくれる人がいたら、それはそれは嬉しいことよね。
信頼できる友達ってさ、こんなこと言うのは恥ずかしいけど、どんな時でもいてくれた人なんですよね。
例えば、私なんて、独立した当初とか、父親が亡くなった当時なんて、まあトゲトゲしていたと思うんですよ。尖ることによって自分を守っていたんだろうね。
とにかく尖りまくっていたと思います。今だから思うけど、当時は何とも思っていませんでした。
むしろ、周りの人たちに対して「あいつらのがおかしいわw」くらいに思っていました。
でも、そんなこんなあっても、一緒にいてくれる人はいてくれるわけですよ。
そういう人はさ、やっぱり信頼できる友達なんだろうな、って。どんな状態の時でも、一緒にいてくれたからね。本当に感謝の気持ちしかありません。
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人生捨てたもんじゃないよなあ
何かを失くしてしまった日に、人間は絶望する。私だって父親が目の前からいなくなってしまった水曜日の「あの日」のことは一生忘れないと思う。
当時付き合っていた彼女とみたま祭りに行ってみても、何か楽しくなくて、何ならお祭りの灯を見ながら、「この灯の中に魂が……」みたいな変なことも考えていました。
本当にあの頃は何もかもがなくて、何も持っていなくて、希望がなかったわけじゃないけど、「これで人生は終わり」という感じがすごくしていた。
それくらい身近な人が消えてしまうということは、大きな意味があるのです。
でもね、人生捨てたもんじゃないなあ、って。最近は思う。信頼できる友達がいて、どんな時でも笑ってくれて、「家族みたいな存在だ」と言ってくれる人がいて。
今日まで生きてきて良かったな〜、と思ったんです。こんな風に思える日がやってくるなんて思っていませんでした。10年、20年があっという間に過ぎていって、いつの間にか死んでしまうんだろうな。
そう考えていました。でも、違ったよね。今は本当にね、人生という名のお菓子を大切に1切れ1切れ味わっているような感覚で生きています。
だって、それくらい楽しいんだもん。それくらいこの世界が好きなんだもん。
信頼できる友達がいる。それだけで人生って変わってくるよ。人生捨てたもんじゃないなあ、って、この年齢にして思いました。
あ〜、何か良い日だなあ。