日本の離婚率って知っていますか?
日本は1000人中の婚姻率が5.2件うち1.77件が離婚しているんです。
つまり約3組に1組が離婚する計算ですね。
「多いな」と思いません?
私の周りにも離婚している人、結構います。
実は自分、まんぼうの両親も離婚しています。
ちなみに世界的に見ても日本の離婚率は上位なのです。
「食事が美味しい国」なら良いのにね。よりによって離婚率ですよ。
日本が世界6位。ちなみに1位はロシアでこちらは2組に1組という離婚率。
え、半分じゃないですか……。
離婚の原因は?
結婚の良質なモデルケースが少ない
すごく感じるんですが、自分の家庭でも、周りの家庭を見ていても
こんな夫婦になりたい!っていうモデルケースが本当に少ないんですよね。
少なくとも私の周りには。
奥さん同士は集まったらみんなで旦那の悪口言いだすし、
夫と喧嘩中、みたいな話もよく聞くし、
そもそもそんなストレスを抱えながら結婚する意味があるのか?と。
だから結婚に夢が抱けない。
ビジョンが思い浮かばない。
もっともっと「こんなご夫婦素敵だなぁ〜、こうなりたいなぁ〜」っていう人たちが増えてくれるといいなぁと思うのです。
良質なモデルケースがないと、結婚に夢を描けないという事ってあると思いますし、どうやって良好な夫婦関係を築いたら良いのか?という事だってわからなくなってしまうわけなんですよね。
こういった負のスパイラルに陥ってしまうからこそ、日本の離婚率って上がっていると思うのです。
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女性が社会的地位を手に入れた
女性が社会でバリバリ働けるようになった、というのは大きな理由の一つだと思います。
いまや社長さんも女の人が増えたし、イメージ的に男性、っていう職種でも女性を見かけること多くなりましたよね。
それとともになんだか最近では女性の方が精神的に強いというか、タフなイメージがあります。
そしてそれが中性的な男性がモテるようになった原因でもあるのかと思います。
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女性が一人の人間として働けるようになったことで
経済的にはもちろん、精神的にも自信と余裕が生まれてきたのではないでしょうか。
私自身、(自分の好きな分野で)働くことや考えることが好きなので結婚して仕事辞めたいとかありえないですし。
もちろん子供ができたら話は別ですが。
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今は主婦でも稼げるようになった時代ですから、主婦になったって仕事ができます。
仕事ってなんだかんだやっていたいものな気がします。
でも自分でお金を融通できるようになると自分の自由が広がりますよね。
男性が働いてお金を稼いで、女性が家を守る、なんていうのはもう埃をかぶった考え方です。
だからこそ熟年離婚っていうのが流行ったんでしょうね。
以前の夫婦の形から時代とともにその形が変容して行ったのだと思います。これは良い側面もあるのですが、
離婚率的にはあまり良い影響がない事だってあるんですよね。女性が社会的地位を手に入れたという事は、同じ女性として素晴らしい事だと思います。
ただ、それが日本の離婚率にも繋がってきているのです。
結婚する理由が変わった
結婚の理由も時代とともに大きく変わってきたのではないでしょうか。
昔は家の理由でお見合いも多かったし、いまよりずっと初婚年齢も若かったです。
ここ10年20年でもかなり変わってきてるんですよ。
平均初婚年齢の年次推移
夫 妻 歳 歳 平成5年 28.4 26.1 10 28.6 26.7 15 29.4 27.6 20 30.2 28.5 21 30.4 28.6 22 30.5 28.8 23 30.7 29.0 http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai11/kekka04.htmlより引用
経済的な理由だとか、政治的な理由だとか、体裁だとか、いろんな自分の意思と関係のない理由で結婚をしなきゃいけなかった時代から、
ほぼ自分の意思で結婚を決められる時代へと変わってきているわけです。
だからこそ今まで自分の意思で結婚できなかった人たちが熟年離婚という選択肢にたどり着いたのではないでしょうか?
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離婚率はこれから下がる
ある程度離婚率が上がりきったらそこから離婚率はどんどん下がっていくんじゃないかなと思います。
近年の女性の「数ある選択肢の中から選び決断された結婚」ならば離婚率は下がると思うのです。
つまり、現在の離婚率をあげているのは自分の意志でないところから何らかの圧力があって結婚することとなった人たちだと思うんですね。
その人たちが離婚しきったら、
あとは働けるし、自由に自分の好きな事やってる上で結婚してる人が結婚している人の中での大きな割合を占めてくるようになると思うんです。
そうしたら離婚率はさがっていくんじゃないかなぁと。願望も入ってますけど。
また、最近は婚活サイトも充実してきて、男女のミスマッチングが減って来たという事も離婚率が減って行く要因になると思うんですよね。
楽天オーネットとかでも、結婚チャンステスト等のツールを作成して、婚活時のミスマッチを減らす努力をしているじゃないですか。
将来はAIがもっと導入されるのかな。
AIが完璧に人間の趣味嗜好を把握したら、ミスマッチとかもなくなるのかもね。便利な世界だけれど、何か怖さもある。でも、仕組みとしては素敵ですよね。
なので、長期的に考えると結構離婚自体は減っていくんじゃないかなと思っています。
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子供にとって離婚は悪いことじゃない
ただ、私は結局、離婚否定派というわけではないのですよ。
離婚しようかな、ってものすごーーく悩んでる人、何人も見てきましたし。
子供がいるから…って言って我慢する人もいるそうなんですが、そうやって我慢して苦しんでいる親をずっとそばで見てるのと離婚してそれぞれがそれぞれの生活になるのと、
子供にとってどちらが幸せなんですかね?
私は、我慢される方が嫌でした。
うちは母と仲がいい家庭なのですが、母が父のとの関係に悩んで暗い顔をしているのがとても辛かったんです。
学費とか将来のお金とかいろいろあったけど「早く離婚しなよ!」って言いました。
大学は奨学金を借りてなんとかなりました。
まだ借金もありますが。
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でも毎日自由に晴れやかに生きている母を見ていて私はとても嬉しいです。
お金なんてなんとかなるもんです。
その前に心が壊れてしまう方がよっぽど大変です。
余談ですが、私の周りの素敵な作品を作る表現者たちは結構な確率で家庭環境があまりよくないです。
何かそういったモノ作りの原動力みたいなものに家庭環境ってなり得るのかも。
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離婚をする人は当たり前にいるんですよね
離婚率一位の国ロシアなんて何度も結婚して離婚して、というのが結構普通のようですし。
男も女も関係なく、一人の人間としての生き方がもっともっと自由に確立することができる社会になれば離婚は少なくなると思うんですよね。
男でも女でもなく、一人の人間として自由に生きることができる人同士があえて結婚という選択肢を選べるようになるなら、結婚って素晴らしいことだと思うんです。
お互いに依存するのではなく、共存になる、そう思うんです。
自分がまず、幸せになることが家族の幸せにつながると思うんです。日本の離婚率について語る時って、単純な問題提起では不十分な側面がもちろんあるのですが、
根本的には、自分が一人でも幸せになれるような基盤を作り、その上で結婚という選択肢を選ぶ事が出来るのであれば、
また変わってくると思うんですよね。
では今日はこの辺りで。
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