くだらないことで笑い合える友達っていますか?友達ってさ、不思議な立ち位置じゃないですか。
一緒に仕事をする仲間ではないし、家族とも違うでしょう?でも、なぜか一緒にいたりするじゃないですか。
でもね、私は何だかそういうくだらないことで笑い合える友達って大切だな、と思うわけですよ。
別にそんな友達から利益が出てくるわけではない。一緒にいる合理的な理由なんて全然ないと思うんですよ。
それでも一緒にいて、一緒に遊んで、くだらないことで笑い合って。そんな仲間の存在って最高に大切なんですよ。
くだらないことで笑える友達なんていらない、と思っていた
友達なんていても意味がない
私は中学生くらいの頃は友達のことなんてどうでも良いと思っていました。仲の良い人はいたけど、だからといって友達に感謝しているわけではありません。
「別にこの人がいなくなったからといって何も変わらないし、他の人と一緒にいるようになるだけじゃん」なんて思っていたんですよね。
ほら、普通に考えたらさ、友達なんて無限にいるじゃないですか。田中くんという友達がいなくなってしまったら、佐藤くんという友達と一緒にいれば良い。それだけの話じゃないですか。
当時は本当にドライに考えていたのです。友達なんてクラスが入れ替われば、その時に応じて変わってしまったりするじゃないですか。だから、その時その時で友達なんて変えていけば良いだけで、友達に執着することだってなかった。
だから、部活を辞める時も、「自分の居場所がなくなるな」とは1mmも思いませんでした。
助けられることなんてないだろう
中学生くらいの時かな。若い頃はメンタルが強かったというか、特別、「生きていてつらいなあ」なんて思ったことがなかったんですよね。
だから、「助けられることなんてないだろう」と思っていました。私が助けることはあっても、私が助けられることはないだろう、と思っていたんですよね。
くだらないことで笑い合える、心から信頼できる友達がいたところで、私には何もメリットもない、と思っていました。でも、違ったんですよね……。
父親が亡くなったり、浪人をしたり、まあ色々他にもあったのだけど、そんな時に助けてくれたのは私が邪険に扱っていた友達だったんですよ。
「別に助けられることなんてないわw」くらいに思っていたのに、友達に助けられた。本当に不思議でした。
くだらないことで笑い合える友達がいても、何の意味もない。そう思っていたけど、馬鹿だったよね。そんなことはない。
お金より、名誉より、最後隣にいてくれるのはくだらないことで笑い合える友達だったりする。
関連記事:人生は悲しいことばかりだ、と思っていた当時の私からどこかのあなたへ。
切磋琢磨できる友達も大切だけど
切磋琢磨できる友達ってのもそれはそれで大切だよね。例えば、私は最近YouTubeに力を入れているのだけど、YouTubeを更新している人が周りにいれば、やっぱりやる気がでるじゃないですか。
そういう人が一緒にいてくれれば、力が出て、頑張ってしまう。でも、それよりも結局はくだらないことで笑い合える友達がそばにいてくれた方が嬉しいわけですよ。
この前もさ、高校の友達と4人でルノアールに行っていたのよ。歌舞伎町じゃなくて、えっと、あれは、新宿3丁目の方のルノアールか。笑
その時も、まあくだらない話をするのよね。
中学校の時に誰々先生がこんなことを言ってきたとか、塾での恋愛話とか、まあ本当にどうでも良い話で笑っているわけですよ。
私がサッカー部の顧問の情熱的な演説の最中に寝てしまったこととかね。
たまに話さない時間とかも普通にあったりして、何かその空間自体が好きだったな、と思った。
くだらないことで笑い合えるって素敵なことよね。
昔は全然そんな風に思えなかった。くだらない話をする時間がない、と思っていたし、そんな友達がいても無駄なだけだな、くらいに思っていたと思う。
まあ、とは言いつつもくだらないことをたくさんやっていたんですけどねw
でも、今は心から思う。くだらないことで笑い合える友達って大切なんだな、って。そういう余白にこそ生きている価値があるんだな、って思うのよ。
関連記事:高校時代の友達と飲んでみた
一生のほとんどは誰かとのコミュニケーション
人生には目的がある。そう思いたいものよね。でもさ、普通に考えて人生が100年とかあったら、その多くの時間は誰かとコミュニケーションを取っていると思うのよ。
私みたいにパソコンの前に座って、かちゃかちゃと1人で作業している人もいる。でも、そんな私だって、やっぱり一生で考えればコミュニケーションを物凄く多く取っているような気がするんですよね。
だから、結局、人間が大事にするべきものってコミュニケーションなんですよ。
「くだらないことで笑い合える」ってね、実は素敵なことよ。例えば、あなたが一国の大統領だったとしよう。大統領をやっていれば、多くの人が自分のもとに集まってくる。
でも、もしも大統領じゃなくなれば、どうだろう。どうなってしまうのだろうか?多くの人が離れていき、虚しい人生になる。
くだらないことで笑い合える友達ってさ、いつ何時も一緒にいてくれる人なのよ。そういう人たちって自分が仕事で忙しい時とか、成功している時にはどうでも良いものに思えてしまう。
私だって、実際そうだった。「どうでも良いわ、こんな人たち」くらいに思ったこともあるよ。ぶっちゃけ。笑
でも、そうじゃないんだよね。くだらないことで笑い合える友達って実は大切なんです。隣にいてくれるお馬鹿な友達に救われることだってある。
死にたくて、消えたくて、もう何もかもから解放されたくなった時に、黙って隣に座っていてくれる人がいれば、人間って生きていけるよ。
だから、大切にしような。そんなくだらないことで笑い合える友達をさ。
関連記事:一生懸命な人を笑うなんてダサくない?君はいつまでもそこにいればいいよ。