人生に悩む君へ

生まれた街が少年を大人に育てる

生まれた街ってみんなにもきっとあると思うのね。まあ転々とする人も中にはいる。

親が離婚したり、転勤になったりしてね。

でも、基本的には1つの街で少年時代を過ごすと思うのよ。

生まれた街で育って、生まれた街で大人になっていく。そんなの当たり前だし、当然のことなの。

それは分かっているのだけど、何だか不思議と語りたくなったんだよね。

」と「自分」なんてテーマで話ができるほどの年齢じゃないけどさ、話したいトピックの1つだったから。

私の時代と私の街

 

私は東京都内にある何でもない場所で育った。子供の頃からずっとそこにいて、育ってきた。

私の時代は「ヤンキー」みたいなものが流行っていて、家の近くにあるコンビニに行ってみるとブルーライトに改造した原付を横に置いて不良たちがたむろしていた。

ギラギラにというか、怪しく光った青い光が今でも怖い。バイクにも乗れない年齢なのに、原付は改造するという訳のわからなさよね。

まあだいたいそういう人たちは友達とどこかで繋がっていたりもするし、何なら見たことがある人だったりするから危害を加えられることはない。

でも、私はそこで育ってきたわけですよね。

改めて思うと、面白い環境だったな、と。生まれた街が少年を大人にする。

そう言うと、何だか高尚なことのように聞こえてしまうけど、そうではない。

ぐちゃぐちゃとした時代とか、いじめやリンチがたくさんあったどうしようもない時代を何とか生きたからこそ、今の自分があるという悲しさよね。

そうそう。昔なんてね、近くのドラッグストアに自転車で夜の11時くらいに行くじゃないですか。で、自転車で帰ろうとする。

そうすると、石を投げてくる人までいたのですよ。怖くない?知らない人よ?そんな時代、そんな街だったのです。

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自分の街を改めて散策してみた

 

自分の生まれた街をじっくりと、改めて散策することなんてないよね。

例えば私の知人には歌舞伎町付近で生まれた人がいるのだけど、その人だって今の年齢になってから「歌舞伎町を見て回ろうか」とはならない。

まあどこに住んでいても同じだよね。働いてからも実家で暮らしていたとしよう。

たぶんそれでも「自分の生まれた街」として住むわけじゃなくて、「ただ帰る場所」として住んでいるわけです。

微妙な違いだけど、「場所」としての認識であって「居場所」という認識ではないような、そんな感じだよ。

でもたまには良いかな?と思って自分の生まれた街を散策してみたんです。

私の生まれた街なんて別に何てことのない土地で、むしろヤンキーの巣窟だったりもするから良い場所ではないのよね。

チーマー経験のあるヤンキー事情に詳しい人と話すと、「ああ、そこらへんマヂ危険地帯っすよ」と言われる感じ。

まあ今は全然そんなことはないけれど。

歩いてみると、子供の頃は大きかった建物が小さく見えたり、子供の頃に挨拶していた警察官の人が常駐していた交番が当時のまま残っていたり。

そんな「残っているもの」と「変わったように見えるもの」が何だか不思議と私の心を安心させた。

そして、同時に「そうか、大人になったんだなぁ」と実感したような気がする。大人になるって不思議なことだよね。

同じように見える街なのに、少しずつ変わっていって私も少年から大人になって。

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私はこの街が大好きだ

 

私は東京生まれの東京育ちだから「郷土愛」みたいなものは薄いです。

東京は素敵なところだし、夢があるところだし、世界の中心地でもある。ニューヨークにも負けない。

ただ、別に「東京の良いところ」をどこかで語るほどの郷土愛はない。

でもさ、なぜだから自分の育った街には愛着があったりする。

生まれた街で育ってきて、悩んできて、死にそうになって。何ならそこで父親が死んで、父親が燃えて。

憎悪の気持ちや後悔の念、そして希望、挫折。色々な味の「社会ジュース」みたいなものを味わった。

その全てが私にとって「良い思い出」であるわけじゃない。

例えば、私が他校の先輩2人にボコボコにリンチされたあの公園での1日は忘れられない。「おいおい、両親にせっかく買ってもらった自転車まで投げ飛ばすんじゃねぇよ」と思った記憶がある。

笑ってしまうほど惨めな思いもした。男なのに1人で泣いてしまうほど孤独な夜も過ごした。

自転車を1時間以上漕いで、お気に入りの河原にいく。そこで星空を見ながら、「どうやって生きていこうかなぁ」なんて考えた日だって何日もあった。

そんな街なんですよね。でも、そんな生まれた街に育てられて、あの頃の幼かった私が大人になってわけですよ。

タバコも吸える、セックスもできる、仕事もできる、ブログもできる大人になった。

 

そんな街が私は大好きなんです。生まれた街が育ててくれた。そう思っている。

みんなにもきっとあると思う。生まれた街が。そして、その場所への小さな思いが。そんなものを大切にして欲しいな。

大人になればなるほど、生まれた街のことなんて忘れてしまうけど、きっと本当の自分を知るための重要な手がかりなんだ。

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まりも
まりもだよ(o'ー'o)「ぼくのとらべる。」というYouTube旅チャンネルやったりブログ書いたり。のんびりびりびり。チョコとヨーグルトが好きです。