起業と経営

跡継ぎがいない会社を持つ経営者へ。

 跡継ぎがいない会社って実は多いと思うんですよ。私は経営者なので、やはり「経営者の人」が周りにも多い。

そうすると、よく、「会社はどうしようかな」みたいな話を聞くんですよね。

60歳くらいになると、考えるんです。「この先もずっと頑張れるほどの体力とか気力はないし、どうしていこうかな?」と。

悩むのですが、相談することもできず、結果的にストレスだけが溜まってきたりするんですよね……。

後継ぎがいない会社を持つのって大変なんですよ。

後継ぎがいない理由

面倒だからやりたくない

跡継ぎがいない会社を見ると、「え?なんで?」と思ったりするじゃないですか。

でも、違うんですよ。最近だと、「経営者になるのは面倒」と考える人もいるのです。

経営者になってしまうと、責任が重たくのしかかってきます。それよりも、「取締役とか部長」みたいなクラスにいた方が楽だ、と考えるのです。

従業員だと普通にそう考えるし、息子がいたとしても、「社長なんて別に興味ないや」となる場合が多いと思う。

昔は違ったんですけどね。「将来の夢は社長です」みたいな人もいたのだけど、今は時代が違うのかな。お金持ちになりたい、みたいな豪快な感じの人も少ないんですよね……。

株式への税金

株式への税金もかかってくるんですよね。普通に相続するとなると、株式に対して税金がかかってくるんですよ。

これが意外と大きかったりする。特に中小企業の株式なんて、公開株ではないから、市場で売れるわけでもない。

そうなってくると、「換金できない株券」のために相続税を払うことになるんですよね……。

だからこそ、相続する息子等が「会社なんていらない」となるわけです。結果的に、後継ぎがいない会社になってしまうんですよね。

子供がいない

子供がいない場合はやっぱり厳しくなりますね。従業員から探すこともできますが、「社長になりたい」と最初から思っている人であれば、

もう自分で会社を作って経営しているはずなんですよ。

ええ。

跡継ぎがいない会社は「息子や娘がいない」というケースもあるんです。このパターンは経営者として1番難しいところですね。

従業員を代表にするとしたら、株式に関しては従業員に相続した方が良いわけです。そうなってくると、数十年単位で贈与したり、売買する必要がある。

でも、その間に、「やっぱりこの会社を辞めます」みたいなことになったりするわけです。そうなると大事件ですよね。

ああ、会社経営って面倒ね……。

先がない商売

これは知り合いの件ですね。先がない商売の場合には「跡を継ぎたい」という人が現れない可能性があります。

私の知り合いがとあるメーカーをやっていたのですが、そのメーカーは時代的に今後斜陽な産業になることが予想されたため、継がなかったんですよね。

ただ、彼の結婚相手の実家がチェーンのパン屋をやっていたので、そっちを継いで、今は売り上げ規模がかなり大きくなっていました。

うーん、何が正解なのかわからないよね。

関連記事:家族経営がストレスに感じるなら辞めれば良い。でも、家族経営者だから思うこともあるし、ワンマンではない会社もある。

社長は何をするべきだろうか?

会社を売却する

跡継ぎのいない会社を見て、「どうすれば良いのだろう?」と思っているのであれば、まず考えてみるべき「会社の売却」かと思います。

まあ、これも難しいですよね。「会社が売られる」と分かれば、辞めてしまう社員もいますし、まあ割と大変な作業だったりします。

M&Aに強い人が顧問弁護士だったりすると楽なんですけどね。

あそこの企業が興味ありそうだから、聞いてみましょうか?」みたいになるわけよ。

跡継ぎがいない会社の場合は、

  • 顧問弁護士に相談
  • M&Aセミナーに参加

あたりから始めてみると良いかもです。ただ、売却すると、特に売却主が創業者の場合は社員の士気が低下しやすいです。

知人も会社を売却しましたが、その後は会社の雰囲気がどんよりとしていて、

私が行っても、お茶さえ出てこないなんてこともありました。驚きの士気低下……。

後継者を育てる

後継者を数年単位で育てていくというのもありますね。

まず、財務を分析することができないと、話になりません。だから、まずはそこらへんからですからね。

後は、「リスクとリターン」みたいなことも、抽象的な話になりますけど大事ですね。

例えばさ、社長を誰かに譲ったとしても、自分は役員では残るパターンが多いと思うんですね。

で、役員報酬はきっちりもらいたい、と。

でも、社長には頑張ってもらわないといけないから、「利益に応じて役員報酬を増やすね」なんてことを言ったりする。

ただ、そうなってくると、「どこまでもリスクを取った方が自分の取り分が増える」という構造になってしまい、結果的にリスクの高い行動を取る可能性があるんです。

投資銀行のトレーダーみたいな感じよね。

そこらへんの仕組みを考えないといけないけど、まあ、後継者を育てるのは「跡継ぎがいない会社」で困っているのであれば、有効だと思います。

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数年から10年くらいのスパンで考えよう

 

まあ、うちのケースみたいに「社長が突然死」みたいなことになれば別だけど、基本的には数年から10年くらいは見積もっておいた方が良いと思います。

例えば、会社を売却するにしても、

  • いくらで売るのか
  • 売却後の待遇はどうするのか
  • いつにするのか

と決めるべきことが山ほどあります。

後継者を育てる場合でも、やはり数年間は必要ですね。

そもそも、「優秀なサラリーマン」が「優秀な経営者」になれるわけでもありません。

なので、まあ経営者としての教育をしつつ、どうにか育てていくしかないんじゃないかな、と思います。

跡継ぎがいない会社でも、自分が作った会社であれば、少しは頑張れるでしょう?まあ、社員を路頭に迷わすわけにもいかないから、何とかしようとは思っているはずです。

だからね、「今すぐにどうにかしよう」と考えるのではなく、数年から10年くらいのスパンで考えよう。

いや、本当にね、面倒なことも多いよね。会社をやっていると、「もう辞めたい」と何度も思うんじゃないかな。

でも、それ以上に楽しいこととか面白いことが詰まっているのが経営でもある。少しだけ頑張ってみて欲しい。

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水瀬まりも
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