今日が人生最後の日だったら、みんなどうするのだろうか。私たち人間はいつのまにか生まれてきて、ある日、死んでしまう。
それなのに、誰かを好きになったり、誰かと一緒に遊んだり、何だかよくわからない世界で、よくわからないまま生きていると思うんです。
でもさ、忘れちゃうでしょう?いつか「終わり」が来ることを。背筋が凍るくらい嫌な「終わり」がやってきてしまうことを。
私も死にたくない。いや、現代のテクノロジーがあれば、生き残るのかもしれない。
ただね、私は「今日が人生最後の日」と思って生きているよ。
今日が人生最後の日だと思うとできることがある
未来を恐れない
今日が最後の日だと思うと、未来を恐れなくなるんですよ。例えばね、私が「会社を辞める」と思った時も、別に勝算なんて何もなかったんです。
でも、「今日が人生最後の日でも後悔しないのかな」と思ったら、何もせずにはいられなかった。
私たちはさ、元々は臆病な生物なんですよ。「こうなったらどうしよう」とか「良くないことが起こるかもしれない」と思ってしまうもの。
それは生物として当然よ。種を残すためには、自分が長く生きていく必要がありますから。でも、時に邪魔をするわけよ。
「危ないよ、本当に良いの?」という心の声が邪魔をして、新しいことに挑戦する時の怖さに打ち勝てない時がある。
だからこそ、「今日が人生最後の日だ」と思うことが大切だったりする。もしも最後の日で、地球が滅亡して、自分も死んでしまうのであれば、何も怖いものはない。
だって、死んでしまうのだから。ゼロになるなら、好きなように生きていける。
夢を先延ばししない
なぜだろう。私たちは多くの夢を先延ばしにしてしまうものです。「夢を叶えたいけど、今じゃなくても良いか」となってしまうものなのです。
でも、そうやって死んでいくんですよね。80歳くらいまでは生き残れると思っている?わからないじゃない?20歳で死ぬかもしれないし、30歳で交通事故に遭うかもしれない。
44歳の誕生日に不倫相手に殺されるかもしれない。そう思うと、やっぱり夢は若い時に叶えた方が良いんです。
今日が人生最後の日と思うことができれば、何も先延ばしにしなくなるよ。
夢を先延ばしにすることで幸福度が上がるなら、別にそれでも良いさ。「夢を叶えない人生」にも幸せはあったりするからね。
でも、できれば叶えた方が良いじゃない?雑貨屋を開業したいなら開業すれば良いし、歌手になりたいなら挑戦してみれば良い。
「後でやろう」と思っていることを今すぐ実行できるようになるのは大きなことじゃないかな、と思う。
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いつのまにかおじさんになっていくよ
いつのまにかおじさんになってしまうんですよね。女性ならおばさんになっていく。それは別に悲しいことではない。
でも、できるなら夢は早い段階で追った方が良いんです。今日が人生最後の日かもしれないのだから。
私なんて大学生の頃からだから、20代前半の頃から自営業として頑張っています。ただ、普通の人であれば、「何かやろう」と思った時は30代になっていたりするじゃないですか。
しかも、迷ってしまったりして、40代、50代と年齢を重ねていってしまう。こういう人が非常に多い。
いつのまにかおじさんになってしまって、テストステロン(挑戦心を左右するホルモンで年齢と共に減るもの)も減っていく。
そうなってくると、おじさんになった時には、「これくらいの人生で良いか」となるんですよ。テレビで活躍していたり、ニュースに出てくるような人たちに憧れた時代もあったのに、
いつのまにか何もせずに生きてきてしまうのです。それで良いの?と思ってしまうよ。
「今日が人生最後の日かもしれない」と思うことができれば、きっと変わっているのに。
いつまでも生きることができて、いつまでも若い自分でいられると思っているから、いつしか気がつかない内に年を取ってしまうのです。
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「あ、今日も生きていた」の連続
私は毎朝、こう思う。
「あ、今日も生きていたのか」と。私は今日が人生最後の日だと思っています。寝ている時の記憶なんてないから、寝ている間に死んでしまうかもしれないでしょう?
だから、寝る前に考えるんです。「今日死んでも良かったのかな?」と。で、何となく死んでいくようなつもりで眠りにつく。
でも、割と毎朝起きてしまうんですよね。いや、今までは眠ったままのことはなかった。だって、生きているんだもん。
それくらい、私は必死になって今という時間を生きているのです。今日が人生最後の日だとしたら、多少のつらさも、何かの悲しみも忘れられると思わない?
今日という日はもしかしたら人生最後の日になるかもしれないんです。ニューヨークの夜を見られるのも、イースター島のモアイ像を見られるのも最後かもしれない。
そう思ったら、「今やるしかないじゃん」と思わない?私はそうやって、世界を旅しているし、会社を経営しているよ。
「あ、今日も生きていた」という朝を何度も迎えようよ。今日という日は残された最後の1日かもしれないよ。
さあ、全ての恐怖心を捨てて、全ての体力を使う気持ちで、全力で生きてみよう。明日は来ないかもしれないのだから。
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