一生懸命な人を笑う人って多くないですか。なぜだろう。一生懸命頑張っている人がいたりすると、
「どうせダメなのに」とか「馬鹿だよね」なんて言う。でも、私はそんなことは思わない。
一生懸命な人を笑う人が凄く嫌いです。別に頑張るのか、頑張らないのか、そんなことは個人の選択の問題。
だから、別に好きにすれば良いじゃないですか。
でも、他人が一生懸命、死ぬ気で頑張っている姿を見て、笑ったり、足を引っ張ろうとするのは違うと思うんだ。
勝手に頑張る人と勝手に頑張らない人。それだけで良い。
自分の方が賢そうな顔をして笑う
一生懸命な人を笑う人たちは、自分たちのことを「賢い」と思っている。夢を追って、馬鹿みたいに頑張っている人がいると、
「愚かだ」と、と思うわけですよ。確かにさ、夢を追うということ、一生懸命になることにはリスクもある。
例えば、「歌手になりたい」と思っている人が40歳になって、「やっぱり就職したい」と思っても、なかなか就職先は見つからないと思う。
「ただ貧乏な人」で終わってしまうかもしれない。ステージの上でキラキラした表情で歌っているはずだったのに、悲惨な状況になるかもしれない。
そんなことはわかっている。でもさ、だからといって、一生懸命な人を笑うのはどうなのだろうか、と思ってしまう。
その人が頑張らないならそれで良い。世の中には夢を持っていない人だっている。平凡な暮らしをして、普通の幸せを手に入れたい人だっている。それはそれで幸せなことだと思うから、否定するつもりはないよ。
でも、他人の頑張っている姿を見て、その人の足を引っ張ったり、馬鹿にしたりするのは違うじゃないですか。
自分の方が賢いと思うならそれで良い。「ああ、俺の方が利口だ」と思うなら、心の中で思っていれば良い。足を引っ張る理由にはならないのです。
一生懸命頑張っている人が普通に生きられる時代になって欲しいだけ。それだけなんですよ。
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本当は何かに挑戦したい人もきっといると思うんだ
「あいつって馬鹿だよなあ」なんて言っているけど、心の中では「俺も本当はやりたいことがあるんだ」なんて思っていたりする。
そんな人もきっといると思う。でも、家族がいたりとか、自信がなかったりして、やっぱり夢を追うことができない。一生懸命になってリスクを取った結果、失敗してしまうのはもっと怖い。
他人に馬鹿にされたり、頑張った結果として「出来ない自分」に出会うのも怖い。
だから、挑戦せずに、一生懸命な人を笑うだけで何とか自分のメンタルを保つ。そういう人だっていると思うんです。
でもさ、こういう人こそ、頑張ってみれば良いと思う。「あの人みたいになってみたいな」なんて思う人が1人でもいるなら、頑張ってみれば良い。
自分が馬鹿にしていた「一生懸命な人」に自分がなるのは怖いかもしれない。だって、ついこの前まで馬鹿にしていた人だからね。
周りも、「あれ?お前までそんなことするの?」なんて笑われるかもしれない。でも、それで良いじゃない?
本当は何かに挑戦したい人だっているはずです。もしかしすると、叶うかもしれないじゃないですか。一生懸命頑張ってみて、夢を叶えられるかもしれない。
うん。そう思うんです。他人の足を引っ張ったり、笑ったりしたところで、自分には何のメリットもない。
「俺の方が賢いんだ」と思うことができれば、自分のメンタルの安寧を保つことができるかもしれないけれど、だったら、挑戦した方が良い。
やってみれば良いじゃないか、と思う。
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一生懸命生きてみたら人生って最高に楽しい祭りなのだと気がついた
私はね、高校生くらい、いや、大学生の前半までは「一生懸命生きる」ということの本当の意味を理解していなかったのかな、と思う。
一生懸命な人を笑うことはなかったけど、自分が命がけで目指しているものもなかったような気がした。
歌手になりたい、と本気で思っていたけど、受験勉強をしていたし、なんか中途半端だった。
でも、今は違う。一生懸命、毎日を生きています。笑えるほどムカつく日もあるけど、本気で生きているよ。
そしたら、最高に楽しい毎日が待っていた。
一生懸命生きることが格好悪いことのように思える時だってある。何もかもに充実していなかったあの頃、私はどこからどう見ても中途半端な人間だった。
何かに突出した人間ではなかった。
でも、一生懸命生きてみたら、違う世界が見えたんです。うん。
一生懸命な人を笑う人は笑っていれば良いよ。君はずっと一生懸命な人を笑って、挑戦しない人生を送れば良い。
誰かのことを下げて、笑っていれば良いんだ。
私はそんな風に生きていたくない。私は強くはないけれど、一生懸命生きたいんだ。明日がどんなにつらい日だったとしても、変わらず走り続けるよ。
だって、その方が人生って楽しいんだもん。