人生に悩む君へ

1人ぼっちの夜を知っているから人に優しくなれるんだ。

1人のぼっちの夜と言えば、何かおとぎ話のよう。でも、1人のぼっちの夜って実際にはつらいものなんですよね。

みんなはさ、本当の意味での「孤独」をどれくらい経験したのだろうか。きっと、多くの人はそこまで強い孤独を感じたことなんてないんじゃないかな。

若い時に親が亡くなってしまう、という経験をすることもないだろうし、未来に絶望し、隔絶された世界へ行きたい、と思ったことがある人もそんなに多くはない。

でも、私は経験してしまった。1人のぼっちの夜を経験してしまった。悲しいよね。つらいよね。

できれば経験したくないものです。孤独な夜、1人ぼっちの夜はやっぱり寂しいもん。

ただね、1人ぼっちの夜があったから、人の痛みとか、孤独とか、そういうものがわかるような気がするんです。

心の温度がわかる人間になったのは、孤独が私を苦しめたからなんだ。

 

自分の隣に寄り添ってくれる人がいなかったあの夜

 

私たちは普段、「寂しいな」と感じることが少ないのかな、と思う。社会人であれば、仕事で人と会うし、学生であれば、授業で友人に出会うでしょう。

だから、1人のぼっちの夜を経験することも実は少ないのかもしれない。何日も何日も、「孤独」を感じることはない。

でも、私にはあった。父が突然死した後は、とにかく1匹狼のような状態でした。まさに1人ぼっちの夜。

夜、1人になって考える。「これからどうなってしまうのだろうか」と。案の定、あまり良い生活にはならなかった。貧乏生活が始まった。

ただそれ以上につらかったのは、「1人のぼっちの夜」だったような気がする。私は母親の前では強い自分でいなければならなかったし、そうありたかった。

社員の前でも、取引先の前でも、「この先どうなるのかわからなくて不安なんですよね」みたいなことは言えない。

だから、私の居場所なんてどこにもなかったんですよ……。本当にどこにも、どこにもなかった。

唯一落ち着いたのは、赤坂にある「カラオケ館」だったような気がする。あそこで1人で歌っていました。ストレスを発散するためにね……。

でも、やっぱりそこでも1人でした。たった1人で、1人ぼっちの夜を歌って過ごしていた。

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人は孤独になれば、簡単に弱くなる

 

人間なんて、簡単に死ぬ。私は「死のう」とは思わなかった。でも、簡単に弱くなってしまうのが人間だと思うんです。

1人ぼっちの夜という言葉。別に聞いたところで、普通の人は何とも思わないのかもしれない。

 

でも、それはあなたが孤独ではないから。1人ぼっちの夜を過ごしていないからです。1日だけじゃなく、10日、1ヶ月、1年と長く、冷たい1人ぼっちの夜を過ごしてみたらわかる。

 

人は簡単に弱くなるよ。メンタルなんてすぐに弱る。死にたくなることだってある。

私は1人ぼっちの夜なんて知りたくなかった。中高一貫校で大学も良いところに入った。このまま普通の人生を歩めれば、それはそれで幸せだった。

 

孤独や痛みを知らないまま、生きていきたかった。でもね、1人ぼっちの夜を経験したから、私は誰かの心の声とか、痛みとか、そういう目に見えないものがわかるような気がするんです。

何も問題のない、普通の人生を歩んでいたら、きっと私は誰の痛みもわからない、誰のつらさもわからない人間になったんじゃないかな、と思う。

 

だからね、つらいことにも意味はあったんです。1人ぼっちの夜を経験して良かったな、って。

 

恋人にも振られた。「傷つけるってわかってるけど、別れたい」と言われた。まあ、そりゃそうですよね。

私はその当時で数千万円の借金を返している最中でしたから、物凄く忙しかった。だから、デートなんてできないし、会えるのも2ヶ月に1度くらい。

それも、1時間程度。振られて当然です。でもね、本当にいなくなってしまった。誰も。誰も。

まあ、ある意味、今の私がいるのはその時の体験があるからだから、それはそれで良いんだけどね。

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痛みを感じ、人に優しくなる

 

私の知っている限り、痛みを感じた人ほど、人に優しい。逆に何の痛みも、つらさも知らない人ほど、人に厳しかったりする。

だからね、痛みもプラスに変えて、人に優しくなれば良いと思うんです。

私も1人ぼっちの夜を過ごした。汚い赤坂の街をぶらぶらと歩いて、「このまま人生は終わっていくのかな」なんて悲観的になっていました。

街を歩く「普通のサラリーマン」たちが楽しそうに飲み会を開いていたり、楽しそうに歩いているのを見て、

あの人たちには俺の気持ちはわからないよなあ」と思っていました。どこに行っても、寂しくて、どこに行っても、虚しくて。

そんなどうしようもなく色のない日々だった。あるとしたら、灰色で、紫色で、決して楽しい色ではない日々だった。

でもね、そんな日々があるから、1人ぼっちの夜があるから、私は人に優しくすることができる。

 

つらい経験だって、意味のないものじゃないよ。つらい経験をしたからこそ、得られるものだってある。

私はこの運命線上に生まれて来れて良かったもん。

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水瀬まりも
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