これ凄く思うんですよね。大学にいってみて凄く思った事がこれ。
『いつか起業したい!』
本当にこの言葉をよく聞くようになりました。
世の中的にサラリーマンのが安定してるから良い企業にはいって良い給料をもらうということが憧れだった時期がありました。もちろんそれはいま現在でも残っています。
ではなぜこういう『起業したい!』みたいな人が多くなって来てるんですかね?
私は主にこの3つではないかと思います。
- 起業家がより身近になった
- 大企業でも潰れると気付いた
- 夢を追いたい
起業するということ
起業家がより身近になったというのは堀江貴文さんからではないかと思います。
堀江さんがメディアに多くでた結果、
起業家とはどんなものなのか?という想像がある程度固まったのではないでしょうか?
より起業家というものが身近に、リアルになったということですよね!(社長の鞄持ちとかの企画をテレビでやっていたようにきっとその実体を掴む時期だったのでしょう。)
だからこそ、起業したい!という人が多く現れるようになったのではないでしょうか?
そして2つ目は大企業でも潰れるとわかったって事ですよね。
ひと昔前までは大手にはいっていれば一生安定した生活ができると考えられてきました。
しかし、ソニー等に代表されるように大企業であっても潰れてしまうのです。
ソニーが潰れるなんてことを考えるひとは一昔前まではまったくいなかったかと思います。
だってそれほど、世間からの信頼はアツかったし、日本を代表する企業のひとつでしたからね。
確かにどうせ潰れるかもしれないなら起業したい!って人も増えますよね。
3つ目に関しては単純に夢を追うということをやってみたいという感情が生まれるからじゃないですかね。大学とかいっても楽だしなんとなく物足りない感じってあると思うんですよ。
つまり、自己充足感が足りない状態で生活をしているのが、大学だと思うのです。
そうすると起業といういかにもキラキラしてそうなことをやってみたくなるものなんですよ。いまの時代誰が成功するかなんてわかりませんからね。
人脈だけの時代ではもうありません。一人の学生技術者が世界を変えてしまう可能性だって充分にあるわけなんですよ。
しかしながら、
実際に起業するひとって全然いないなって思いませんか?
少なくとも私はとてもそれを感じます。
それはこの『起業したい!』ってワードからも推測できる部分があると私は凄く思います。
起業したい人に私はよく『どんなことで?』ってきくんですけど、ほとんど場合その答えがかえってきたことはありません。
起業したい!っていうだけで実際の中身がない場合がほとんどなんですよ。
とりあえずなんとなく起業したらかっこよさそうだからという理由なんでしょうかね。
起業するということは本当はやりたいことをやるための器を作るということなのにそれを勘違いしていることが多いような気がします。
だって社長なんて登記費用さえ払えば誰でもなれますからね。
起業したい!社長になりたい!と思えば、2週間もあれば登記が完了し社長になる事は出来るのです。
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起業がしたいだけ
そもそも起業したいって『サラリーマンになりたい!』っていっているのとあんまり変わらないような気がしてしまうんです。
何か着地点を失ってしまったパイロットみたいに思えてきてしまう。
つまり、起業が目的になってしまっているひとがとても多いような気がどうしてもしてしまうのです。
例えば新興国が幸せになるようなフェアトレード行う会社を経営したい!ということならわかります。
目的が最初にきていますからね。
短期的に見ればもしかしたら起業したい願望先行であることで成功することもあるでしょう。
でも結局それだけではきっと飽きてしまいます。
最終的にお金って幸せの要ではありませんからね。私は色んな人をみてきて本当にそうおもいます。
本当に大切な事は自分が作った会社でどんな事を成し遂げたいのか?ということなのです。
お金を目的にした会社はそこに集まってくるひともお金を目的としたひとです。
しかし、本当に大切なことは世の中に新しい価値を提供していく事だと私は思うんですよね。
少なくともこの時代に生まれた私たちが起業してなにかを果たすならばそれが一番大切なことなんじゃないかと思います。
お金がいくらあってもそこには自分の幸せってなかなかありません。
お金で繋がっているひとたちはあなたがお金をなくした途端にいなくなってしまうでしょう。
起業したい願望が先ではなくて本当は「自分がなにをやりたいか?」ということが先にきているべきなんです。
起業したいという気持ちがあるのであれば、具体的なプランを考えて、資金調達方法を考えて、
数年後にどんな会社にしたいのか?という事を考えましょう。
そうする事によって、今まで夢の夢だと思っていた事が少しずつ現実になっていくんです。
そんなこんなで今日の記事はここまで。
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