不器用に生きることしかできない人間はつらいよ。私も最近、「あれ、自分って結構不器用にしか生きることができないタイプなんじゃないかな」と思ったきたんですよね。
器用な人だったら、社会に馴染むことができるし、何でもできる。でも、私にはそういう能力はないんですよね。
不器用な人間です。不器用な存在です。
でも、それでも良いじゃないですか。そんな私でも、こうやって何とか生きてきてさ、楽しく笑えてさ、最高に楽しい毎日を送っている。
不器用に生きる私やあなたみたいな人は器用に生きている人たちから見れば、不恰好で形容しがたい生物だと思う。
思うけど、でも、不器用に生きる人生を私はまっすぐに走っていきたいんです。そんなバカでありたい。
涼しい顔して笑っている人が大嫌いだ
器用な人たちはいつでも笑っている。涼しい顔をして、何でもやってしまう。「まあ、何でもできるけどね」みたいな顔をしている。
でも、不器用に生きることしかできない人間はどうだろうか。
私なんて就職をしても、社会に馴染めなくて、自分の会社を経営するようになった。父親が亡くなって、大きな借金を背負った。
何だか小さな小石に躓いてばかりで、私の人生は何周も遅れているような気がする。
「校庭を3周するのよ〜」と言われて、同じように走っていたつもりだったのに、自分だけいつの間にか遅れているような気分です。
そうなんですよ。不器用に生きることしかできない人間ってそうやって鈍臭く、泥臭く生きているような気がするんです。
綺麗に生きることができる人。人生をそつなくこなしていくことができる人は良いよね。憧れる。でも、私はそんな人にはなれなくて、やっぱり泥臭くて、どうしようもない存在だったんです。
涼しい顔をして、不器用に生きることを否定する人たちが好きではない。いや、嫌いだ。
「俺は何でもできるし、努力なんて格好悪いね」と言わんばかりの人がたくさんいるんです。そんな人生にも意味はあって、楽しいのかもしれない。
でも、私は好きになれない。不器用に生きることしかできないけど、不器用に生きた方が私の人生は楽しくなると思うから。
どっかの百貨店に綺麗に並んだ「こちら当店1番の商品です」と言われるような綺麗な人生ではないかもしれない。
「えー?なんか好きになれないなぁ」と思うような人生かもしれない。それで良いんだよ。
私の人生は。
関連記事:正直に生きるとつらいこともあるけど、私はまっすぐでありたい。
普通の人生を歩まなくても良いんだよ
みんなはさ、「普通」になりたいんじゃないかな。
みんなと同じ道に進むことが正しいことで、レールから外れた人間は生きていくことができない。そんな人生は良くないものだ、と思っているかもしれない。
でも、「見えない檻」みたいなもののせいで、随分と生きづらくなっているのではないだろうか。
本当はサラリーマンが性に合っていない私のような人間だっているし、他人と普通に接することができない人だっている。
そんな自分を顧みると、なんか虚しくなってきたりして。
うん。そんな人が世の中にはたくさんいると思うんです。本当は様々な種類の人間がいるのに、画一的なシステムの中で「普通」になろうとするから消耗してしまっているのです。
不器用に生きることしかできないのに、「普通」になろうと努力するから苦しんでしまう人がきっとたくさんいると思うんです。
そういう人たちは「普通の人」に擬態しているから、「普通の人の中」に隠れてしまうと、「あれ?どこ行ったの?」という感じでわからない。
でもさ、たしかに心の中ではモヤモヤした気持ちがあって、日々自分の心と格闘している人だっているよね。
だからね、もっとありのままの姿で生きた方が良いと思う。不器用に生きることしかできないと、私みたいに苦労することもある。
ただね、苦労はするかもしれないけど、自分の心は穏やかになる。そんな気がするんです。
不器用に生きることは間違った行動ではないんだ。
関連記事:生きたいように生きるという束縛。
一緒に生きていこう
ね。このブログを読んでくれている人の中には「不器用だな」と思いながら生きている人もいるんじゃないかな、と思う。
時々、不器用に生きる自分に嫌気がさしてしまう人だっていると思う。でも、そんな人たちがおしくらまんじゅうをしながら生きていったら、楽しいんじゃないかな、と思う。
1人だったら生きることが大変かもしれない。でも、このブログには私がいるし、そんな人たちがここに集まってきている、と思ったら、何だか嬉しくて、生きていくことができるんじゃないかな。
私は不器用に生きることしかできない人間です。誰かと同じような道を歩むことはできないし、他人に劣っている部分もたくさんある。
でもさ、そんな私でも生きているし、楽しく毎日を過ごしているのだから、そう思ったらこれを見ているみんなも生きていけるんじゃないかな、と思うよ。
一緒に生きていこうよ。不器用にさ。不器用に生きることしかできない人は損をするかもしれないよ。でも、生きていこうよ。
ここにもいるからさ。どうしようもない人間が……。一緒に生きていけば、何とか楽しく生きていけるんじゃないかな、と思う。
誰かの居場所になったら良いな。そう思いながら、今日も私は記事を書いているよ。
関連記事:高校に行きたくないって悪い事じゃない。でも、居場所は作ろう。