最近「実際に会って相談したいことがあるんですけど」という質問を何人かからいただきました。
うん。最近だけじゃないね。前々からそういう質問は定期的に来ていました。
気持ちはわかるんですよね。私も昔は「会ってください!」みたいなことを真っ白な気持ちで言っていたから。
でも、「実際に会って相談したい」というリクエストには答えていないのです。ごめんなさい。
そんなリクエストをいただくことが増えたのですが、返答することができなかったので、今回は記事で書いておこうかな、と思います。
自分で解決した方が幸せになると思う
他人に相談すれば、「ああ、そうか」と自分の気持ちに気がつくかもしれない。それはわかる。相談することは大切だったりもするよね。
でも、それは周りの友人にしてみて欲しい。私ではなく。
全くの他人である私が実際に会って相談を受けても、それで解決になるのか?というと、そういうわけではありません。
きっと、私の意見に従って動いた結果、失敗してしまったら、「あの時はあいつのせいで……」と思うはずです。そういうものです。人間ってのは理不尽ですから。
人間ってね、相談はするけど、結局は自分の意思というものがあるから、自分で決断しないと、納得しないものなんですよ。
だからね、悩みがあるなら、自分の頭で考えて、解決した方が良いと思う。その方がきっとどちらも幸せになれると思うから。
悩み相談をして、発散するのは良いことです。でも、悩み相談をしたからといって、物事が良い方向に行くわけではないんですよね。結局は自分の頭で考えることになる。
悩んで、悩んで、「これかもしれない」と少しだけ希望が見えて、進んでいくような感じだと思うんですよね。
明確な答えなんて、どこにもないものです。自分で探すしかない。
だから、相談って本質的には意味がないんです。自分のことは自分しかわからないし、それが当たり前なんですよ。
私が誰かの相談に乗ったとしても、きっとその人のためにはならない。実際に会って相談している時間で行動できるじゃないですか。
「歌手になりたいんですけど」という悩みを持っているなら、悩み相談をするより、歌の練習をした方が良いじゃないですか。
関連記事:人生に悩みがある時に私が考える事。
もう答えは出ているんですよ、だいたい
実際に会って相談したい、という声があるけど、だいたいの場合はもう答えが出ているんですよね。
それを後押しして欲しい、というだけだったりするんです。
自分の心の中では「これでいこう」と決まっているけど、1人で決断するのは怖いから相談する。こういう流れじゃないかな、と思う。
だからね、実際に会って相談を受けても、お互いにとってあまり良い結果にはならないのです。
実際に会って話す、ということは2人分の時間を消費している、ということです。1時間話したとすれば、2人で2時間分の時間を消費することになってしまう。
そう考えると、短い人生において、大きな損失になってしまうのではないか、と思うのです。お互いね。
実際に会って話がしたい、という場合でもね、
もう決まっているんじゃないかな。結局。1人1人の個性って実は強いものだと思うんです。
「この人は自分がない人だなあ」と思っていても、実際には個性って存在していて、自分で納得できる答えを出さないと、結果に責任が持てないんですよね……。
もう答えは出ているはずです。YESなのかNOなのか、自分でわかっていると思うんですよ。
また何かがあった時に、また相談するのかい?
実際に会って相談したい、と思っている人はさ、また何かがあった時に、また相談しないといけない身体になってしまうと思う。
違うかな。生きているとさ、大変なことってたくさんあるじゃないですか。私なんて借金が数億とか、数千万円とかね、あったからね。
突然降りかかってきたから。
そんな時に、いつでも誰かがいてくれるわけではないんですよ。私たち人間は1人ではないけど、1人で決断しなければいけない時はあるものです。
だから、1人で決断する「癖」みたいなものは身につけておいた方が良いんじゃないのかな、と思うわけ。
いつもいつも寄り添っている家族みたいな存在がいたら別なのかもしれない。でも、私は私がつらかった時に、相談することはなかったし、自分で決断してきた。
そして、それは人生において概ね良い作用を起こしてきたと思うんです。何かがあった時に誰かに相談しないと決められないのは大変ですよ。
自分で何でも決めることができなくても良いけど、そういう練習はした方が良いんじゃないかな。
答えたい気持ちはあるけど、やっぱりお互いのためにならないと思ったのです。理解していただけると嬉しいです。
いつも読んでくれてありがとうございます。
関連記事:仕事を変えたいと思ったらすぐに行動しよう