私には「誰にも頼れない」と思って、生きてきた時期があった。それは浪人の時からだろうか。
浪人の時から割と最近まで、「誰にも頼れない」と思って生きてきたのです。
「誰かに頼れば良いじゃないか」と誰かは言う。でも、それは頼る人がいれば、の話だと思うんです。
頼るべき人がいない人はどうしたら良い?そんな人は、1人で生きていくしかないんですよ。
私は当時、自分のことを「狼みたいだなあ」と思っていた。誰にも頼らず、何となくトボトボと外を歩いていた。
そんな時期もあったんです。
誰も助けてくれなかった
私には「誰も助けてくれなかった」という気持ちが強い。自分が本当につらい時、たしかに友人はいた。でも、家族は助けてくれなかったような気がする。
家族はきっと私より弱い。私より弱い存在だと思う。だから、私のことを助けることなんてできなくて、自分のことで精一杯なんですよ。
「ごめんね!助けてあげたいけど、私のことで精一杯なんだ」と言われているような気分です。
親だって人間です。親戚だって人間です。だから、弱い人間と強い人間がいるんですよ。
私は誰にも頼れなかった。誰かに頼ってみたい、という気持ちはあったけど、そんなことはできない。
いや、1度だけ頼ってみたことが実はあるんだけど、相談したら、相談されたことに相手がストレスを感じて、かえって私のストレスになった。
それがきっかけかな。
「もう2度と相談なんてするもんか」と思った。この時はね、実は結構恨みました。かなり自分と葛藤していた時期でもあったと思う。
その当時の日記には「恨んではいけない」とお経みたいに書いていた。それだけ悲しかったんだろうな……。
まあ、いまも頼れないんだけどね。
人間、本当につらい時に助けてもらえないと、傷つくものなんですよ。余裕がある時に楽しく過ごすことなんて小学生でもできる。
重要なのはそこじゃない。「つらい時にどう接してくれるのか?」なんです。いまは家族に対してはだいぶ冷めた気持ちを持っている。
「どうせ……」という気持ちがある。これは正直なところだ。
でも、それで良いのかな、と思うよ。
この世界にたった1人で生きているような気がしていた
私はこの世界、1人で生きているような気がしていたんです。たった1人で歩いて、たった1人で考えているような気がしていた。
普通に誰かと会ったり、普通に楽しく過ごしたりもした。でも、誰にも頼れない状態ではあった。
友人はいたけどね。何よりも家族に頼れない状況が当時の私にはどうしようもなくつらかったのです。
たしかに父親が亡くなってからは大変な日々でした。たくさんの借金と従業員がいる。だから、どうしようもなくつらかったんです。
それはわかる。でも、やっぱり、まだその当時の私は子供で、誰かに「助けてよ」と言いたかったのかもしれない。格好悪いけどね。そう思っていた。
やっぱり誰にも頼れない日々が続いて、街を1人で歩いている時だけが、なぜか私にとって安心する時間だったように思う。
家に帰っても、会社に行っても、私のことを心配してくれる人はいない。私のことを守ってくれる人はいない。
そんな状態だった。
だからね、あの当時は孤独だったなあ、と。街を歩いて、自分と向き合う。自分のストレスを自分で処理して、また元通りの生活に戻る。
そんな日々の繰り返しだったんです。誰かのブログを読んだり、音楽を聞いたりして、自分の居場所みたいなものをずっと探していた。
歩いていると、コージーコーナーみたいなケーキ屋さんがあったりしてさ、そこに並んでいる人を見て、無性に悲しくなってくる時があった。
だから、逆に私はいまブログをやっているのかもしれない。誰にも頼れない、と思っていたあの時、私には居場所がなかった。
「どうせ1人だろうが」と思っていた。つらいこともなく、親も生きていて、どん底を経験したことがない、孤独でもない誰かを、私は馬鹿にしていた。
でも、やっぱり寂しくて、どこかで人を求めていた。
そんなあの時のつらい経験があるから、ブログを書き続けているんだろうな。
誰にも頼れない人に寄り添えるブログだったら良いな
私はあの当時誰に頼れない生活を送っていた。ここではまだ言えない理由もあったしね。うん。
本当にあの当時はただただ孤独で、社会なんてものは全てが嫌いで、私はただがむしゃらに生きているだけでした。
でも、いまは少しだけ違うかな。いまは違う。だから、今度は私のブログが誰にも頼れない人に寄り添えるブログだったら良いな、と思ったのです。
なんかさ、時々「ああ、この世界には俺しかいないんじゃないかな」と思うことってない?
そんな時にさ、私たちには「居場所」が必要でさ、居場所があれば、きっと少しは気持ちが楽になるんじゃないかな、と思ったんです。
だから、ブログだけじゃなく、ゲーム配信とかもしているんですよね。Live配信とかもして、「ああ、1人だな」と思った時に帰ってくる場所を作っているのです。
わかるよ。少しはわかる。誰にも頼れない時の孤独とか、寂しさとかね。理解することができると思う。
絶望の中で生きている人、自暴自棄になっている人の気持ちも、つらい時期を過ごした私だったら、少しだけ理解できると思うんだ。
「テトラエトラ」が少しでもみんなの居場所になれば嬉しい。そう思っているよ。
いつも読んでくれてありがとう。
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