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江戸時代の遊郭「吉原」の現在を見てきたよ。

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江戸時代には遊郭があった場所として有名だった吉原。実は行ったことがなかったんですよね。

吉原の歴史を見ると、風俗的な文化が昔からあったのだな、ということがよくわかる。遊郭で働く遊女は10年間は遊郭から出ることができない。

お客の相手をし、歳を取って来たら、新人の遊女を教える立場に変わる。

そんな時代があったのか、と思ったけど、吉原の遊郭の現在もそんなに変わらないんじゃないの?と思ったんですよ。

今回は久しぶりに散策した時のことを書いてみるよ。

三ノ輪駅から徒歩で吉原へ

三ノ輪駅に降りて、徒歩で吉原に行くことになります。三ノ輪駅は南千住の隣。日比谷線でございまっする。

さくらトラムの終着駅も三ノ輪にあるよw

吉原はね、駅から遠いんですよ。そりゃそうですよね。

駅からすぐのところに夜のお店があるような場所なんて東京でもまあないよね。五反田くらいかな……。

三ノ輪駅の改札の雰囲気

これが三ノ輪駅の改札です。ああ、ここから冒険が始まる……。

とりあえず改札から出てみるも、なんか三ノ輪駅って圧迫感がすごい。天井がめちゃくちゃ低いからだろうなぁ。

ちょっと天井が低い気がするよ

でも、遠いんですよね。Google先生に頼っていたのだけど、15分はかかるような感じでした。

いや、実際もう少しかかったかもしれない。だって場所がわからないのだから……。

歩いてみるとね、割と突然吉原が現れてくる感じなんですよ。もちろん、門はあるんですけどね。

新築っぽいマンションも普通にあります

新築っぽいマンションもあるのに、ここらへんには吉原があるんですよね。正直、この時点では「本当に大遊戯場歌舞伎町みたいなものがあるのか?」と疑問に思っていました。

だって、普通に綺麗だから。

ただ、駅前にはちゃんと「アコム」様がいらっしゃいました。僕らの希望、アコム。誰にでもすぐにお金を貸してくれるという救世主。(おっと、これ以上褒めるのはやめましょう)

アコムが駅前にあるのは赤羽と同じだ

さてさて、そんなこんなでとりあえずここらへんを散策してみたのだけど、中々に交通量が多くてビビる。

交通量がすごい

うむ。なんか良い風景だなぁ。

関連記事:あいりん地区、西成の治安について書いてみる。

吉原神社に参拝しますよ

とりあえず吉原に行く前に参拝した方が良いのでは?との考えから「吉原神社」に向かった。この近くに石鹸街もありますからね。吉原の現在はもうすぐそこです。

妓楼に閉じ込められていた遊女たちが参拝していたのだろうか。いや、禿(かむろ)でさえも参拝に連れてこられていたのかな。現在でも、吉原で働く人たちが参拝に来るらしい。

複雑ですね。江戸から時代が変わっても、いまだに残っているのですから……。遊女は農村などで売られた女性ですからね。そりゃつらかったんじゃないかな。

お金がない親が娘を女衒(ぜげん:遊女の仲介屋)に売り、もう出会うことはない。遊女となった娘はお金持ちの男から買い取られない限りは、10年間、いや修行期間もいれると20年間程度は吉原に閉じ込められる。

当時の遊女たちの気持ちを考えると、少しだけ悲しくなってきてしまう。

関連記事:沖縄「真栄原社交街」は壊滅したのか?今は違う意味で闇深い場所。

吉原は今でも遊郭だったよ

さて、吉原の現在を見ていくわけだけど、やっぱり今でも吉原は遊郭だったんですよ。いや、飛田新地みたいに2階に上がっていく赤線地帯時代の「ちょんの間」みたいなものではない。

ただのお風呂屋(という設定)に変わっているのだけど、やはり中で行われていることは当時と変わっていない。

京町二丁目(裏側から入った感じ)

昔は入り口って1つだったらしいのですが、今ではどこからでも入ることができるからね。適当に入ってみました。

昔からの入口は……

これが正面入口

こちらです。もう少し近づいてみると……カーブになっているのがわかるだろうか?

正面から見えないためにあえてこういう道になっていたとか。で、入口はかつてここだけだったので、

遊郭を楽しんだ男性が「遊郭の方を振り返って見ていた」ということで、見返り柳と呼ばれていたそうな。

随分と古い

まあ、正面の方は良い。今回は裏口入学でございますw

新富士」なんて店名がありますね。これ、なぜだろう、どこの地方の赤線地帯でも見る名前な気がする。

裏道はこんな感じです。

こんな感じで普通に夜のお店があるんですよ。吉原の現在は全然昔と変わっていませんでした。

高いような安いような……。金額によってランクが違うみたいで、安いお店もあるみたいです。

他にも大きな通りにたくさんのお店があり、「おにいさん!どうですかい!良い女の子いるよ!NSだよ!」と言われるんですよ。

もうね、長い距離ずっと勧誘を受ける感じだからつらくて仕方がない。私はこの記事を書くためだけに来ているからね。

申し訳ないけど、すごい冷たい感じでスルーしていきました。

ここらへんにはもちろん、石鹸店として有名な「角えび本店」なんかもあります。(世間を賑わせたあれですw)

なんか江戸時代みたいな建築

で、まあ吉原を歩いているとポン引きの怖いお兄さんたちに疲れると思うので、そんな人はぜひ「吉原公園」という区立公園へどーぞ。(まじで近くにある)

便器が壊れていたやたらと汚い

トイレはその土地の治安を表しますが、なかなかに汚い。

ちなみにこういう夜のお店だけじゃなくて、最近は「遊郭専門書店」なるちょっとファンキーな書店まで登場しておりますw

カストリ書房

関連記事:京都の太秦映画村に行ってみた。

吉原と不思議なお店

とまあ、こんな感じで進んでいきました。

もうね、そこら中にお店があるような状態ですよ。土地の歴史によって土地の用途は変わってきてしまうものなんだなあ。

両側にそういうお店がたくさんあります。中には反社会的勢力っぽい方もいたので、撮影しにくかったのですが、

ワゴン車が多かったですね。ワゴン車で日暮里とか鶯谷から送迎してくれるとか。大型の車が多いと、何となく怖く感じてしまう……。

普通ぽい感じでもあるんですけどね。吉原の現在と昔ではちょっと雰囲気は違うのかもしれない。

喫茶店のようで喫茶店ではない星の王女様という店

星の王女様という喫茶店があるのだけど、どう考えても怪しかったんですよね。調べてみると、食べログに出て来る。

ホットペッパーもあったかな。でも、星がないし、コメントもない。え

まりも

え?じゃあ何をするための場所なん!?

とチビっ子たちは思うはず。(この記事見ている時点でチビっ子じゃないよなw)

これね、実は案内所なんですよ……。こういうのも全部案内所でございますw

チェックボックスってなんやねんw
喫茶ペガサス(無駄に夢がある)

あまり詳しくは書きませんが、簡単に言えば「案内所」的なものでここで色々教えてもらって訪問する的な。

吉原の風習みたいな感じですね。

関連記事:仙台から平泉の中尊寺金色堂に観光で行ってみた!

吉原の現在をみんなも見てきてください

みんなも吉原の現在を見てきてください。日本の歴史って実はそんなに綺麗なものではないんですよ。

人身売買をしている国だって思わなかったでしょ?でも、実際にはそういう歴史もあったんですよね。

だってさ?昔はお金持ちがやってきて、「この遊女を買います!」って言わなきゃ、女性は遊郭から逃げられなかったんだから。大変だよな。

しかも、この「お歯黒どぶ」と呼ばれる遊郭をぐるっと1周するどぶで逃げられなかったんだもん。

お歯黒どぶの石垣(あとは全部地中に埋まった)
見つけづらいけど観光する時はぜひ

飛田新地に関しても知らない人は知らないし、渡鹿野島とかも知らない人がいるよね。でも、実は日本の歴史の中にはダークネスな部分があるんです。

女性専用のクリニックなんかもあったりする

吉原にはこうやって女性専用の性病感染病院もあるんだな。もう、これだけ証拠があれば、普通は吉原なんて残らないと思うのに、なぜか現在も残っている。

やはり、必要なものなのかな、と思った。

みんなも行ってみてね。

ちなみに吉原には色々と面白そうな店があります。

らーめんランド(かつては多店舗展開していたらしいw)
見たことないコンビニ

うん。なんか面白い街だよね。

ちなみに時期によっては「いろは会商店街」という吉原近くの商店街でお祭りがやっていたりもします。

この日はエゴラッピンのギタリストが来ていた
なぜか汽車ぽっぽ〜

てかさ、なんでこの地域の自動販売機ってこんなに安いのだろうか。

あ、吉原もちょっとだけ撮影した動画も出しています。友人の「EBIHARAくん」と一緒に山谷(吉原近く)を中心をまわっています。チャンネル登録もよろしくねん!

ではでは、

関連記事:ジョホールバルの治安は!?女子二人で観光してみた!

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まりも
まりも(o'ー'o)ワーキングホリデービザでウィーンに住んでいました。