起業と経営

社長を辞めたい、と思うくらい経営するのは大変だったりするのよね。

社長を辞めたい、と考える人なんていないでしょう?と思うかもしれない。社長は強い人間だと思われているだろうし、

社長になったら、お金持ちになることができる。だから、「社長になったら良いことしかないじゃんか」と思うはず。

 

でも、社長を辞めたい人だっているものなんですよ。

社長だってつらいものなんですよ。会社を持って経営をしている。この文脈においては「夢を追っている」という側面だけが切り取られるわけですよ。

夢を追っていて、何もつらいことはない。そう見られるし、そう語るでしょうね。

 

ただね、考えてみてよ。社長だって人間なんですよ。だから、つらい時だってあるし、何もかもが嫌になってしまう時があるのです。

 

社長が社長を辞めたい時だってあるんですよ。

誰にも相談できないのが社長なんですよ

 

社員として、サラリーマンとして働いているのであれば、上司や同期の人間に相談することができますよね。

でも、社長だとどうでしょう。誰にも相談することができないんですよね。

たとえば、取引先が倒産してしまったとしよう。そんな時、社長は誰に相談すれば良いのでしょうか。

 

どこにも吐き出しどころがないんですよね……。

社長辞めたいんだけど……」と主張するような場所だってないでしょう。家族くらいですよね。そんなことを言えるのは。

 

基本的には会社内において、自分の心が休まる場所ってないと思っているのです。

ほら、最近さ、家入さんも「エスコート」という起業家のメンタルケアサービスを立ち上げましたよね。

 

それくらい、世の中の起業家は「病んでいる」のかもしれない。だって、誰にも相談できないからね。

 

社長は強い人間だと思っているだろうし、社長は逃げない人間だと思っているでしょう?

 

まさか、「社長を辞めたい」なんて思っているとは夢にも思わないでしょう。だから大変なんですよ。社長は。

 

社長でも暗くなってしまう時はある。社長でも死にたくなる時はある。だって人間だからね。

 

当然のことなんですよ。それでも、なかなか世の中の人には理解されないと思うんですけどね……。

 

社員の福利厚生とか、労働環境については話題になるけど、社長のメンタルとか労働環境については全く話題に上がらないのです。

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私が経営していて大変だったことを語ってみるね

 

社員から愚痴

 

社員から愚痴を言われるのが経営者なんですよね。社員から「あいつになったからダメなんだ」とか「あの人とは合わない」と言われる。

 

これは仕方のないことですよ。だって、社長、経営者というものは標的になりがちだから。役員とかもそうですよね。

でもね、社長や役員も人間ですから、つらいんですよ。やっぱり。

 

社長を辞めたい、と思ってしまうのは当然のことだったりすると思う。社員からの愚痴に耐えることができるほど強い人間なら良いけど、

 

他の多くの人間と同じように、やっぱりつらくて、社長を辞めたい、と思ってしまうものなんです。

好き勝手なことを言われる

 

実際に経営をしたことはない人たちが、「もっとこうした方が良いよ」とか「こうすればうまくいく」と助言してくることがあるんですよね。

それは社員の声であることもあるし、社外からの声の時もある。

 

でも、そう言われても、「いや、長期的に考えればそれはリスクがあるんだ」と思ってしまったりもするんですよ。

 

たとえばね、売上高が上がったとしましょう。新しい仕事が入ってきて、「給料を上げましょう」と言ってくる。

 

でも、経営者サイドからすると、「高い給料」はリスクにもなるんですよね。

こういう好き勝手なことをずっと言われる経営者の立場って大変ですよねえ……。社長を辞めたい、と思う人がいても、おかしくないと思うのです。ええ。

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プライベートカンパニーが最強説を感じている

 

結局ね、社長を辞めたい、と思った経験がある人には理解してもらえると思うけど、「プライベートカンパニー」が最強だと思うんですよね。

社員がいる、ということはレバレッジを効かせることができる、ということです。自分以外の社員に働いてもらえるわけですからね……。

 

ただ、社長を辞めたい、と思うような面倒なことが起こるのも経営者の仕事なんですよ。だから、結局は「プライベートカンパニー」が良かったりするのです。

 

プライベートカンパニーだったら、税制上法人の方が有利な部分を利用することができるし、面倒な社員も存在しない。

そう考えると、プライベートカンパニーが最も良かったりすると思うんですよね……。

 

社長を辞めたい、と思う人がいるのは当然のことなんですよ。社長という仕事は大変なんですよ。

 

誰からも褒められないし、誰も助けてくれない……。そんな状況になってしまうのが社長なんです。

 

だからね、「個人の時代」であるいまは、プライベートカンパニーを作ってやっていくのが良いんじゃないかな?と思いますよ。

 

フリーランスではなく、会社登記はするべきですけどね……。

社長を辞めたい、という社長はたくさんいると思うよ。

 

もっと社長の心情みたいなものを発信していく人がいれば良いんですけどね。これからの時代はもっと増えると良いな。

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ABOUT ME
まりも
まりもだよ(o'ー'o)ワーキングホリデービザでウィーン在住(2022年〜)の29歳。中高6年間男子校で生活。海外をふらふらしながらなんだかんだ生きています。応援は「アマゾン欲しいものリスト」からお願いします。