この前ですね、高校の友達と飲んできたんですよ。
高校の友達と言っても中高一貫校だったので、中学高校の友達なんですけどね。
久しぶりに飲んだ友達とかもいて、なんだか新鮮だった。
大人になっても変わらない
就職をしてからお互いかなりの時間が経ちました。まあ、私の場合は社会に出ようとして出られなかったので、
「社会人の1人」として話すのはおこがましいのですが…
久々に会ってみると、やっぱりどこか緊張するものですね。
「社会人になってからどうなっているのだろうか?」みたいなことを考える。
高校時代の友達だから私の記憶では「高校時代の彼ら」なんですよ。
だから、不思議でした。保険の営業マンとしてちゃんと働いているのかなあ?とか、
メーカーのエンジニアとしてガリガリプログラミングしているのかなあ、なんて考える。
でも、実際に高校時代の友達と飲んでみると、学生時代から何も変わっていなかったんですよ。良い意味でね。
タバコを吸っていたり、お酒を飲むようになっていたり。
そんな違いはある。でも、変わらないんです。
当たり前のように学生時代と同じように話をして、学生時代と同じようにバカなことを言う。
そんな関係性も悪くないのかな?と思った。大人になっても、学生時代から男は変わらないものなんですよね……。
女性はもっと大人になるのかもしれないけれど、男性はそうじゃないんですよね。
男性は子供の頃から何も変わらない。高校時代の友達と会ってみても、体育の時間にバカをやっていたあの頃と何も変わらないんですよ。
ふざけたことをするし、性格だった変わっていないと思う。「高校時代の友達は成長していないから嫌いだ」みたいな人もいると思う。
有益な情報しかいらない、みたいな人もいるよね。でも、高校の友達との何でもない会話だって大事じゃないのかな、と思う。
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仕事をしているんだな、と不思議に思った
学生の頃は何も考えずにただ毎日を過ごしていたと思うんですよね。学校帰りにはプリクラを撮ったり、
あとは焼肉にも行っていたなあ。渋谷とかでも、当時「ジミーさん」と呼ばれる女子高生とか男子高生が集まるおじさんが有名だったり、
まあ、言ってみれば、何もすることがないわけですよ。学生時代なんて。
何もすることがないし、どうすれば暇を潰すことができるのか?ということが学生時代の命題だったと思う。
学校が終わったあとに、廊下でいつまでもしゃべっていたりね。暇すぎる時間を潰すために私たちは遊んでいたような気がする。
でもさ、いまはほとんどの人が仕事をしていたんですよね。高校時代の友達で集まったら、あの頃は学生として何も考えずに遊んでいた友達たちが、
保険会社とか、メーカーとかで働いていた。学生時代から一緒だった私からすると、それが不思議だったんですよね……。
いまは「年収っていくら?」みたいな話をするようになって、上司の話をするようになって、そういった変化は何となく不思議だった。
別に性格が変わったわけではない。状況が変わっただけ。多くの人は社会に出て、働くことになるわけですから、
別に珍しいことではない。
でも、不思議な感じがしたのです。
大人になっている、という自覚は私にもある。もう良い歳です。でも、どこかで子供のような気もしているんですよね。
私たちはいつ大人になるのでしょうか?成人式?結婚したら?
明確な証拠がないんです。いつ大人になったのか、わからない。
中学生の頃から一緒にいた高校時代の友達と飲んでみたら、いつのまにか大人の会話をするようになっていた。
いや、もちろん以前と変わらないこともたくさんあったよ。でも、それでも、仕事をしていて、結婚をしていて、
そんな話を聞いていると、「時の経過は不思議だな」と思ったのです。
それぞれ違う人生を歩む
学生時代って誰もが同じ道を歩むじゃないですか。同じような行事に参加して、部活に入って、学校生活を送る。
でも、社会人になると変わってくる。
それぞれが全く違う人生を歩むことになるのです。結婚する人もいるし、しない人もいる。働く人もいるし、働かない人もいる。
そういう事実がなんだか不思議なことだな、と思ったのです。
高校時代の友達と飲んでみてから初めて気がつくんですよね。自分がどんな道を歩んでいるのか?とか、
他人はどんな状況なのか?とかね。相対的に自分の立ち位置がわかるような気がする。
高校時代の友達と飲んでみる人なんて実はあまり多くはないんじゃないかな?と思う。でも、面白いよ。
たまには会ってみても良いんじゃないの?と思う。
それぞれ違う人生を歩むことになるけど、でもさ、変わらないものとかもあったりして……。
嬉しかったりもする。
面白いね、人生って。人間って面白いよ。
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