投資家のお金論

資産運用はローリスク・ローリターンを狙っても良いんじゃない?

資産運用に挑戦してみたいけどローリスクローリターンで良いんだよな、という人って実は多いと思う。

株価が2倍にも3倍にもなるような株を買いたい、という人だっていると思うけど、

リスク」を怖がる人だっていると思う。

  • 資産が大きく減ったら困る
  • 運用額が大きい

こういう人にとっては資産運用は「ローリスク・ローリターン」が適しているのです。

 

私も大きく資産を減らした時期がありました

 

私は小学生くらいの頃から株式投資をしていました。

父親が「投資家」だったこともあったので、小さい頃から「運用しろ」と教えられてきたのです。

しかし、そんな私も最初から「資産運用はローリスク・ローリターンが良いよね」と思っていたわけではない。

最初は成功してきた。豆腐の「篠崎屋」とか「タッパーウェア」とかを買っていました。

 

当時から「米国投資」をしていたのです。

その時には年で30%くらいかなあ?それくらいは上がったような気がする。

しかし、それからしばらく経ってくると、「もっと早く資産を増やしたい」と思うようになり、

ローリスク・ローリターンの金融商品」ではなく、仕手株などにも手を染めてしまったのですよ。

 

アドウェイズとかブロッコリーを買っていたかな。

しかし、その結果として「80万円」程度の損失を出しました。損切りをした方が良い、ともわかっていたのですが、難しいですね。

 

わかってはいても、実践することはできなかったのです。

80万円もあれば、5%の利回りで回して「年間4万円(源泉徴収後3.2万円)」も入ってくるのに…

お金が消えていってしまったのです。哀しきかな…

だからこそ、そこからは「資産運用はローリスク・ローリターンが正しいのでは」と思うようになりました。

 

自分の資産が消えていく感覚は何とも言えないものなんですよ。金融危機を経験していない人にとっては「歴史」かもしれないけれど、

 

私にとっては「つらい経験」だったのです。資産運用はローリスク・ローリターンを狙っていっても良いと思うのです。

関連記事:資産運用には安全で確実なモノなんてないけど。

 

ポートフォリオにおける債券

 

資産を減少させてしまった私は「債券」をポートフォリオに多く入れていかなければ安定しない、という結論に至りました。

たしかに株式は魅力がある。昔のアマゾンを買ったり、スタバを買ったり、セブンイレブンを買っていれば大金持ちになっていたでしょう。

しかし、株式は「暴落時に弱い」のです。

  • リーマンショック
  • アジア通貨危機
  • オイルショック

などの株式市場を揺るがすような事態が起こってしまうと、株式は非常に弱い。

第一次石油ショック時には市場が回復するのに91ヶ月という長い時間がかかりました。

リーマンショック時の下落率も「52%」なんですよ。

だからこそ、資産運用において「ローリスク・ローリターン」を目指すならば、「債券」の比率を高める必要がある。

 

景気が悪くなった時には株式が暴落する。だからこそ、資産が一瞬にして減少してしまうのです。

 

ポートフォリオに債券を入れることにより、投資資産全体の値動きがなめらかになる。暴落を経験してから、

 

債券をポートフォリオに組み入れることの重要性に気がついたのです。何も起こっていない時には良いですけどね、株式だけでも、

 

でも、それだとリスクが大きすぎると思う。資産運用はローリスク・ローリターンでも良いのですよ。

関連記事:ウェルスナビで資産が4%増えた【運用報告】

 

最近はAGG・BNDを買い増しています

 

AGGもBNDも「米国の優良債券を集めたETF」です。

私のポートフォリオにはこの2つのETFが入っていて、比率的にも高めです。

私は8棟以上の不動産投資もしているので、そちらもいれると、また比率は変わってくるんですけどね。

 

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ダウとAGGを比較してみると、こんな感じのグラフになります。AGGを比較対象としていますが、AGGもBNDもほとんど同じ動きをするので省略しました。

ダウはリーマンショックが起きた時には大きく値を下げていますが、AGGに関しては数ヶ月後には高値圏に達しています。

一瞬だけ暴落して、その後復活した、という感じですね。

 

下げたと言っても、株式に比べればそこまで大きな変化ではないのですが……。利回り的にはだいたい3%弱くらいです。

 

いまは2.5%程度の利回り。資産運用における「ローリスク・ローリターン」の代表格だと思う。

流動性も問題がないしね……。不動産は流動の部分で大きなデメリットがあります。だからこそ、流動性の高いETFを組み入れています。

 

最近だと、SCHZとかも気になっています。同じような内容ですが、信託報酬が低いんですよね……。

リスクテイクすることも大切なことだと思います。資産を大きく増やしためにはある程度株式の比率を増やした方が良いでしょう。

 

しかし、運用額が大きくなってくればくるほど、「リスク」が気になってくるのです。

 

初心者が資産運用をするなら、ローリスク・ローリターンを狙っていった方が無難じゃないかな?と思っています。

関連記事:人工知能による資産運用「ウェルスナビ」を徹底解説。

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まりも
まりもだよ(o'ー'o)ワーキングホリデービザでウィーン在住(2022年〜)の29歳。中高6年間男子校で生活。海外をふらふらしながらなんだかんだ生きています。応援は「アマゾン欲しいものリスト」からお願いします。