私、昔から「サラリーマンになりたくない」という気持ちが強い子供だったようが気がするんですよね。
子供の時にはなんとなく「サラリーマン」というものが想像できなかった。
なぜならいまはもう亡くなってしまった父は起業家だったし、おじさんも起業家だったし、という感じで
周りに「これぞサラリーマン生活です」というロールモデルがなかったから。
それに、私は「歌手になりたい」なんて漠然と思っていました。
だからサラリーマンには絶対になりたくない。なれないと思っていたんですよね。
あの頃のことを思い出したから書いてみようかな?なんて。
父というお手本が狂っていた
子供というものは親に大きな影響を受けるものです。
親が学校の先生をやっていると、子供の時には「先生なんて嫌だ」と思っていても、なぜか大人になった時には教壇の上に立つバリバリの先生になっていたりする。
親って不思議なほど子供のお手本になる人なのです。
私の場合、父は起業家でした。父が起業した当時は「資本金0円」が不可能な時代です。
つまり、たしか1000万円程度は現金or資産で出資しなければいけなかったと記憶しています。
いまと違って「起業」というもののハードルが高く、「絶対に成功するぞ!」と鼻息の荒い人たちが起業していたわけです。
そんな父の下で育てば、私が「サラリーマンになりたくない」と思うのは時間の問題。
だってさ、父親が喜んでいる時は
- 会社の業績が上向いた時
- 社員が仕事をきちんとこなした時
とかなんですよ。
そういった姿を見ていると、「起業する」とか「自分で何かやる」という意識しか生まれないのです。
夜は25時くらいに帰宅して、朝の6時とかに出て行くようなイメージ。
激務ですよ。
そんな父親を見ていると、キラキラしながら頑張っている父を見ていると、
「サラリーマンにはなりたくないな」と思ってしまうのです。
父の影響があったからこそ、私はサラリーマンにはなりたくない、という気持ちがあるのですよ。
やっぱり親の影響は大きいものです。
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言い訳をしてサラリーマンの道に進んだ
私は「起業するぞ」と思っていました。サラリーマンになりたくない私は「サラリーマン」という選択肢が頭になかった。
まるでなかったのですよ。でも、実際に就活の時期になると、周りも就活をするようになって、
「ほら!就活がはじまるぞ!」という雰囲気にいよいよなってきた。そんな時に私は、「サラリーマンになりたくない自分」を倒すことができなかった。
サラリーマンになりたくない、と思っていたものの、何となく勇気がでなかったり、自分のビジネスプランを考えることができなかった。
だから、就職活動をして、東京の会社に就職したんですよね。自分でも情けないけど、その時の自分には「就職」という選択肢しか選ぶことができなかったのだと思う。
サラリーマンになりたくない、という気持ちがあったとしても、具体的に行動しなければ何も変わらないからね。
最近は高校生の間でも、「起業」というものが1つのテーマになっていると思う。「起業するのはクールだよね」という価値観を共有していると思うんだ。
でも、何かしたらの行動を取らないといけないわけですよ。サラリーマンになりたくない、と思ったら、具体的な行動を起こさなければならない。
「あの頃、サラリーマンにならずに起業しておけばよかった」とは思ってしまう。ただ、あの頃の経験があるから今があったりもする。
だから、まあこれからを頑張るしかないよね。サラリーマンになりたくないと思っていたけど、サラリーマンになってしまった。
でも、だからこそわかることもある。
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迷いながら進めば良いよ
サラリーマンになりたくない、と思っていたあの頃、私は結局サラリーマンとして働くことになった。
サラリーマン時代は、つらくて、何をするにも気力がなかったような気がする。
でもさ、迷いながらでも進むことはできるんですよね。サラリーマンになりたくない、という気持ちを持っていたとしても、
「実際には何をすれば良いの?」なんて悩んでいる人も多いんじゃないかな……。いつのまにか日常がすぎていって、
「就活どうしよう?」なんて悩むこともあるでしょう。でも、それが普通なんですよ。きっと。
だから、迷いながらも進んでいけば良いと思うんだ。サラリーマンになりたくない、という気持ちを持ったのであれば、
「具体的に何をすれば良いのか?」を長い時間がかかっても良いから考えてみると良い。
飲食店を出したいなら、
- 原価率
- 出店費用
- 地域
- コンセプト
これらをあらかじめ調べてみると良い。
迷いながらでも良いから、具体的に考えてみることが大切だと思う。ブログで生きていきたいなら、
- どのくらいのPVが必要なのか?
- どうやってお金にするのか?
を考えれば良い。
サラリーマンになりたくない、と思うなら、思った瞬間から動き出せば良いのです。
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